9月17日は地元のお稲荷様である「烏崎稲荷神社」の例大祭(秋祭り)でした。
この神社は、その昔出羽三山の開祖となる蜂子皇子がこの地で迷った際に現れて皇子を導いたとされる三本足の大烏に所縁があるとされています。
早朝に氏子総出で境内を掃除し、若者衆が幟(のぼり)を立てました。
神事は午後3時から瀧本宮司により執り行われ、その後は多聞館に移動しての「直会(なおらい)」です。
直会は毎年替わる4件の当屋によって運営されますが、今年はうちもその当屋に当たっています。
煮しめをはじめ、決められている料理の準備したり,赤飯を炊いたり・・・。
神社の中を掃除したりと大忙しです。
神社の例祭はこのあと、
・12月17日の御歳夜
・1月17日の初祈祷
・2月上旬の初午
・4月17日の春祭り・・・と続き、その都度当屋が準備に当たります。
そのほか、雪囲いの設置・撤去、雪下ろしや参道の除雪なども担います。
夜には幟を仕舞うために町内の若者衆が神社に集い、酒を酌み交わしました。
今回は季節柄、「庄内風芋煮」を食べながら、様々な話し合いや情報交換、とりわけもう足音が聞こえてきた今年の松例祭について語り合いました。
秋祭りが過ぎると羽黒の秋は駆け足で深まっていきます。