大晦日に羽黒山の山頂で行われる「松例祭(しょうれいさい)」では、ツツガムシを模った大松明が焚き上げられます。
その大松明は地元手向(とうげ)の若者たちが前日に造ります(詳しくは⇒こちら)。
きのう11月5日(土)には、手向の若者たちが上四町、下四町でそれぞれ集まり、この大松明を造る「練習」を行いました。
この行事はもとは各町ごとにやっていたのですが、若者の減少をうけ、下町では数年前から、上町では去年から四町合同で行うことになったものです。
上町では25名ほどの若者たちが朝から多聞館の駐車場で練習を行いました。
藁、縄、網、簾を使って、実物の数分の一の大きさの大松明を、同じ手順で造っていきます。
記憶の曖昧なところ、各町で微妙に違っているところを補い合い、すり合わせながら2時間ほどで完成させました。
完成した大松明(ツツガムシ)の前に灯明をともし、御神酒を供えて一同で松例祭の無事成功を祈願しました。
夕方からは一同が市内の温泉に集い、酒を酌み交わしながら親交を深める「付き合い(土洗い)」という行事も行われ、大いに盛り上がりました。
これから松例祭までは関連の行事・作業が目白押しで、あっという間に本番を迎えることでしょう。