山形県は19日、県内231地点で実施したコメの放射性物質検査の結果、放射性セシウムが全地点で「不検出」だったと発表しました。
この検査結果を受けて、これまで出されていたコメの出荷自粛要請は県内全域で解除されました。
翌20日には、山形県に続き秋田県でも同様の検査結果が発表され、米の出荷自粛要請が全県で解除されたそうです。
検査の結果、基準値以上の放射性物質検査結果が出れば、対象となった生産農家だけでなく、その地域の米は全て出荷停止になるということでしたから、全ての生産農家、関係者の皆さんはほっとされたことでしょう。
山形県産ブランド米の「つや姫」などの晩生(おくて)品種についての検査はこれからですが、早生(わせ)と中生(なかて)品種ではひとまず安全が確認されたことで、23年度産新米の販売に勢いが付くことを期待したいです。
一部では米の買占めや買いだめが行われているとも聞きますが、米どころで次々と安全宣言が出されていますし、備蓄米も十分あることですから、そんな心配は無用でしょう。
それよりも、安全が確認された東北をはじめ東日本の米を根拠無く避けるような消費者心理の方が心配です。
丁寧な検査と情報公開、それをもとに的確な判断が出来る消費者の賢さが求められます。
10月中には新米に切り替わります。
お客様には安全で美味しい庄内米をたくさん召し上がっていただきたいと思います。