ときおりアラレが降る寒空の下、今年も「松の勧進」が始まりました。
「松の勧進」は、羽黒山の山伏達が、大晦日に羽黒山山頂で行われる「松例祭」の運営に当てる浄財を勧進して家々を回るものです(「松例祭」の詳細については⇒こちら)。
その先頭をいくのは、「冬の峰」と呼ばれる百日行に入っておられる「松聖」と、それに付き従う「小聖」と呼ばれる山伏の一行です。
松聖の一行は、今日は主に手向内のお宮などを回り、家々には他の山伏達が回って法螺を鳴らし、浄財を受け取り、お札を配っていきました。
この「松の勧進」は、大晦日の松例祭前日まで、庄内地方一円で行われ、庄内の初冬の風物詩ともなっています。