5月4日未明から、手向地区の恒例の行事「春山代参」に参加し、月山~湯殿山、そして羽黒山を参拝してきました。
「御行様」と呼ばれる各集落を代表する行人達10名ほどに、地元の山岳救助隊の隊員達10名ほども訓練として同行しました。
例年よりも残雪が多く、除雪作業が遅れているため、登山道の3合目から上り始めることになりました。
天候は穏やかで上々の出だしでした。
雪が多いため、登山道に関係なく、雪の上をまっすぐに上っていくので、時間はかかりませんが、足には結構応えました。
途中、5合目あたりでご来光を拝み、6合目の避難小屋では小休止。
そこからは急坂が続き、いっぱいいっぱいの状態で7:00に8合目の参籠所に到着。
ここでは昨日から神社職員の方々が出迎えの準備をしていてくださいました。
中の宮を参拝後、御神酒と温かいお汁をいただきながらの朝食で、体力も回復して出発しました。
その後も雪の急坂を、弥陀ヶ原、一の岳、仏生池、大峰・・・と上り続けました。
9合目を過ぎた辺りから雲行きが怪しくなり、風が強まってきました。
顔には冷たいあられが吹き付けてきました。
視界も悪く、ときには立ち止まることもありましたが、11時過ぎには頂上に到着できました。
屋根だけが出ている月山本宮に灯明と酒を供え、行人一同でご祈祷しました。
(つづく)