(続)春山代参、坂迎え

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山頂から下り、鍛冶小屋跡で拝し、ちょうどお昼には牛首に至りました。

その頃には風も弱まり、時折青空ものぞく天気になり、同行者皆で弁当を広げての昼食となりました。

付近には、スキーヤーの方たちの姿も見受けられました。

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その後は最終目的地の湯殿山に向けての下りです。

山先達さんが判断したルートで山、谷を下っていきました。

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途中では今にも崩れそうな雪庇があったり、雪崩の痕が見受けられたり・・・

ハラハラドキドキしながらの谷下りになりました。

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慎重に最後の澤を渡り、開山準備に忙しそうな湯殿山に着いたのが午後2時。

ちょうど10時間の行程でした。

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 湯殿山本宮で登拝者全員でご祈祷し、参籠所にて御神酒をいただいて、出羽三山神社が用意してくださったバスで一路羽黒山へ。

羽黒山山頂では行者全員で記念撮影を行い、本日の参籠所である羽黒山斎館に到着しました。

翌朝、斎館でおにぎりを頂いた後、6時半には参籠者全員が三神合祭殿前に集まり、神官によるご祈祷を受けました。

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その後、行人一行は羽黒山の参道を下り、社務所で宮司さんの出迎えを受けたのち、氏子達が待つ各集落へと帰っていきました。

昔は、各集落で月山を望める高台(坂迎え場)で行われたのが「坂迎え」でしたが、今でもその伝統が続いているのは、ごくわずかな集落のようです。

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私の集落では、氏子さんたちと共に烏崎稲荷神社に集い、春山行の報告とご祈祷を行い、その後は「直会」となりました。

氏子皆が、無事に神を迎えたことを率直に喜んでいたようでした。

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各地で遅れ気味だった農作業も、ようやく本格的に始まってきたようです。

出羽三山の神々に見守られながら、豊かな収穫に恵まれますように祈念しております。

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