多聞館の駐車場の入口に町歩きの案内板が立ちました。
鶴岡市が、羽黒山の門前町手向(とうげ)の街中を散策されるお客様にむけて、手向地域内数箇所に立てた案内板のひとつです。
かつては「講中」とよばれる特定のお客様が、決まった宿坊を目指して手向の中を歩くことはあっても、一般のお客様が歩くことは少なかったと思われます。
その名残りか、町中を散策されるお客様が増えた近時にあっても、案内板などは極めて少なく、「観光地」としてはちょっと不親切の感が否めませんでした。
手向地域内では国の歴史的風致維持向上計画に基づく支援を受けながら、町並み景観の整備が行われています。羽黒山に訪れたお客様に、ぜひ、門前町の宿坊街を散策していただこうということで、宿坊や個人宅でも整備が行われています。
手向を訪れるお客様にはぜひ、手向の町歩きを通して、羽黒山・出羽三山とともに生きその信仰と文化を支えてきた手向の「歴史」と「今」に触れることで、旅の思い出を深めていただきたいと思います。
今年の羽黒は暖冬で、多聞館ではまだ屋根の雪下ろしを予定していません。ここ数日は朝の除雪作業さえせずに済んでいます。
ということで、ちょっと時間と体に余裕ができたので、客室の障子の張替えを行いました。
障子は消耗品。
ハンガーを落としたり、リュックをぶつけたり、手掛けから指が外れたり・・・。
その都度、切り張りで対処していますが、それが積み重なってみっともないと感じたときには大急ぎで丸ごと張り替えています。
そんなふうにして不定期に張り替えているのですが、時には部屋ごとまとめて張り替えます。
比較的時間に余裕のあるときの作業なので、障子の枠や桟の掃除も丁寧にできます。
古い紙や糊を丁寧にをはがしたり、刷毛で薄く均一に糊をつけたり、カッターでまっすぐに切ったりという地道な作業に集中していると、頭の中が空っぽになって、いい瞑想になるようです。
昨日と今日で気になっていた3部屋分12枚を張り替えました。
このまま暖冬が続くようなら、暇を見て他の部屋も徐々に張り替えていこうと思っています。
戦時中に学童疎開を受け入れたご縁で鶴岡市と江戸川区は友好都市の関係を結んでいます。そんな関係で鶴岡市東京事務所「鶴岡江戸屋敷」は江戸川区西葛西の閑静な住宅街にあります。
その江戸川区の冬の恒例になっているイベント「寒鱈祭り」が今年も1月26日(土)に都営新宿線船堀駅前広場で開催されます。
鶴岡・庄内のソールフードとも言うべき「寒鱈汁」(一杯600円)を1200食用意するとともに、鶴岡の味覚を伝える数々の店舗が出店します。
多聞館が参画する出羽三山精進料理プロジェクトでも、鶴岡市羽黒町観光協会さんと一緒に観光PRを兼ねて、出店いたします。メインの商品は特製のごま豆腐と、羽黒の地酒です。
毎年、多くのお客様にお越しいただき、出羽三山のこと、故郷手向(とうげ)のこと、山伏のこと、ごま豆腐のこと・・・。色々と楽しくお話をさせていただいております。
今年も多くの皆様とお会いできることを楽しみにしております。
日時 平成31年1月26日(土)10時から15時
場所 TOKIビル前広場(都営新宿線船堀駅前)
今週月曜日から3日間をかけて、多聞館の雪囲いを行いました。
月山佛生池小屋(清源坊)の工藤さんと二人で、建物や庭木などが雪で傷まないように、しっかりと囲いを施しました。工藤さんと作業するようになって3年目。すっかり慣れた様子で、ほとんど任せています。感謝、感謝。
今年の冬は比較的温かく始まっていて、初雪も平年より5日遅い11月23日、しかもほんの少し降っただけでした。初雪からドカ雪だった去年とは大違いです。
とはいえ、冬は始まったばかり。どんな気候になっても慌てることのないように、しっかりと備えて行きたいものです。
大晦日から元旦にかけて羽黒山山頂で行われる羽黒山松例祭。
そのクライマックスは、ツツガムシを模した大松明を位上・先途の二手に分かれて引き出して焚き上げる「大松明引き」です。この大松明に関わる一連の行事は国の重要無形民俗文化財にも指定されています(→文化庁)。
今日はその大松明作りの練習が行われました。

上町の若者達が当館の駐車場に集まり、藁、萱、縄などを用いて、長年にわたって伝えられてきた作法に従って大松明(本番の縮小版)を作り上げました。
完成後には当番町(桜小路)の若者頭の先導により、松例祭の作業の安全・無事成功が祈願されました。
祭りに参加できる若者は年々減少しており、今日集まった若者も例年になく少なかったように感じました。そんな中、今年からは、氏子会の尽力により手向地区以外から祭りの担い手を募っていくことが計画されています。祭りの本質は維持しつつも、やむを得ない変革を受け入れながら、祭りの存続が図られていくことになるのでしょう。
一OB、一氏子として松例祭の行く末を見守っていきたいと思います。
最近のコメント