昨日8月31日には羽黒派修験道(羽黒山荒澤寺正善院主催)の一行が、また、本日9月1日には羽黒派古修験道(出羽三山神社主催)の一行が、それぞれの7日間の修行を終えて、手向(とうげ)の里に帰ってきました。
手向では、家々の前などで一行を出迎える姿が多く見受けられました。手向の住民皆が、入峰者の無事満願を祝福している姿です。
入峰者を送り出した宿坊では、盃を重ねながら、峰入りの思い出を語り合う山伏たちの大きな声が遅くまで聞こえていることでしょう。
9月6日からは女性の山伏修行「神子修行道場」が始まります。
「修験の山・出羽三山」は文字通り、現在進行形で受け継がれています。
8月25日からの羽黒派修験道(羽黒山荒澤寺正善院主催)、26日からの羽黒派古修験道(出羽三山神社主催)、それぞれ7日間の「秋の峰」がはじまりました。
それぞれ約50人と130人の参加者を得て、山掛や勤行、南蛮いぶしなどの7日間の修行に励みます。
この山伏修行に臨む人たちの動機には様々なものがあることでしょうが、テレビのニュースなどで参加者のインタビューを聞いていると、やはり時代を反映していると感じました。
「成長」「学び」「新たな発見」そんな言葉が印象的でした。
そんな新しい感覚の期待をもって全国から集う人たちにもこたえ得る修行の場が、この地に脈々と存在し続けていることに感謝です。
入峰者皆様の満願成就を祈念申し上げます。
ここ数日、大雨に見舞われた山形県内。3日間で平年の一ヶ月分の降雨量を記録した地域や、レベル4の土砂災害危険警報や避難指示、国道の通行止めもあるなど、緊張を強いられる時間が続いていました。
また、しばらく梅雨時特有のジメジメした天気が続いていて、鬱々とした気分になりがちでした。
それが、雨が上がってしばらくたった今日の夕方、外に出てみると、なんとも言えないカラッと涼しい空気に包まれました。見上げれば空は青色。すっかり夏の空の様子です。
「梅雨は明けた!」と実感しました。気象庁の発表を待つまでもなく、今日の夕方に梅雨は明けたようです。
天気予報も、これから先一週間はずっと晴れマーク。最高気温は30度そこそこで、過ごしやすい暑さに留まりそうです。
これからいよいよ夏山シーズンのピークを迎え、ここ羽黒も国内外から観光のお客様を迎える時期です。絶好の天気を追い風に、大いに賑わうことを期待しています。
今年も国宝羽黒山五重塔のライトアップが始まりました。今年で13年目となります。
今年は7月18日から9月23日までの期間中、20日間開催されます。合わせて、様々なイベントも企画されています。
ライトアップ・イベントの日程、詳細については ⇒こちら
初日の今日は、18:30に随神門において主催者の挨拶とお祓いを行った後、山伏と神職に続いて参加者が五重塔まで歩き、その場にてライトアップ期間中の安全を祈願する神事が執り行なわれました。
神事の後には、音楽イベントも開催され、200人近い参加者が幽玄に照らし出される五重塔と優美な音楽を楽しまれていました。
イベントには、山形県のゆるキャラのきてけろくんも登場し、雰囲気を盛り上げてくれました。また、随神門前では、夜間参拝限定御朱印やキッチンカーにも人の列ができ、夜間にもかかわらず賑わいが感じられました。参道でのキャンドルの点灯もいい雰囲気でした。
近隣の方はもちろん、門前町手向(手向)の宿にに宿泊されるお客様もぜひ、国宝羽黒山五重塔のライトアップをお楽しみ下さい。
5月4日から5日にかけて、「春山代参」に参加してきました。これは羽黒山の門前町手向(とうげ)の各集落の代表ら(行人)が、雪深い月山に詣で、山の神を里へと迎える伝統行事です。行人たちは各自、七日間程度の精進潔斎をした上で、白装束を纏い、竹の杖、持鈴を持って月山山頂をめざします。
行人は各集落において、家並みの順またはくじで選出されます。
私の住む下長屋町では、家並みの順に2名が選ばれます。私は今回が4度目、前回から7年目の行人です。4回とも先輩の山本秀幸さんと一緒です。また今回団長を務められた小林庸高さんとは今回を含めて3度ご一緒させていただないただはじいており、御縁を感じます。
行人は総勢19名。氏子会が用意してくれたマイクロバスで、除雪の済んだ六合目まで行きましたが、そこは暴風雨で視界も数メートル。しかも予報ではさらに天気が悪化する見込みとのこと。皆の合議で登拝は断念し、そこで遙拝することにしました。
その後、下山しましたが、参籠までには時間がたっぷりあるので、叶宮と湯殿山を参拝することに決まりました。
湯殿山は開山前でしたが、開山の準備に当たっていた太田禰宜、中野権禰宜のご厚意により、正式参拝を取り計らって頂きました。不思議と、神拝の間には風雨が弱まり、このときだけは雨具無しでいられました。
その後羽黒山に戻り、末社、本殿を拝し、記念撮影を行ってから参籠所の「斎館」に入りました。夕食までの時間は皆が車座になって、様々な話に花を咲かせました。
夕食は斎館の「精進料理」。心づくしの料理と御神酒を頂き、早々に就寝しました。
翌朝、斎館のおにぎりを食べて出発。
合祭殿の濡れ縁に整列して、日供祭に参列して春山行の報告を行い、神札を受けました。
その後、皆で石段を下り、社務所で報告と神拝を行った後、それぞれの集落に帰りました。
かつては各集落に月山を見晴らせる「坂迎え場」があり、そこで住民たちが行人を迎え、神事や直会を行っていたそうですが、その形式を保っている集落は1つになったようです。私の下長屋町では烏崎稲荷神社に集まって、春山行の報告と神事を行っています。
悪天候のため、過去3回の春山代参とは大きく異なった行になりましたが、小林団長を始め、素晴らしいメンバーに恵まれて、楽しく、学びの多い春山代参となりました。
行人の皆様、お世話になった神社関係者と手向氏子会の役員の方々に心より感謝申し上げます。
※天気に恵まれ、登拝の叶った前回(2019年)の春山代参・坂迎えの記事は⇒こちら
午年は羽黒山の御縁年です。
古来より、御縁年にはより多くの参拝者が羽黒山に詣でたといいます。
今年はその午年御縁年。去年から羽黒町観光協会はもちろん、行政や観光事業者も協力してそのPRに励んでいます。
その中で、羽黒町観光協会では、羽黒山の魅力についてより深く知っていただこうという事業を企画しました。
六,七,九,十月の午の日に、いでは観光ガイドの会所属のガイドさんに羽黒山山頂境内をじっくりと案内していただくという企画です。お一人様500円で各日25名限定です(事前予約優先)。
これまでも、いでは観光ガイドの会では羽黒山山頂のガイド事業を行ってきましたが、団体ツアーが中心でした。そこで今年は個人のお客様へ対象を広げ、内容も深めながら来年度以降の活動に生かしていこうという企画です。
今日はその準備として、いでは観光ガイドの会会員の皆さんと一緒に、現地での研修会を開催しました。始めに、いでは観光ガイドの会会長の田村さんを案内役として、ポイントごとの説明を確認しました。
その後、出羽三山神社学芸員の渡部さんに、これまで案内する機会の少なかった「霊祭殿」と「千佛堂」を案内していただきました。
田村会長のガイドでは、通り一遍の話だけでなく、個人的な知識や体験も織り交ぜた話を聞くことができ、お客様も喜ばれるだろうなと感じました。また、渡部学芸員のお話は内容が濃く、とてもすべてをお客様に話すことは出来ないものの、その中からガイドさん各自がかいつまんでお話しされれば、お客様の満足度が高まるだろうと感じました。
羽黒町観光協会では、午年御縁年に多くのお客様にお越し頂くと共に、羽黒山の魅力を十分に味わって頂きたいと願っております。
このガイド企画が、そのきっかけになれば嬉しいです。観光で羽黒山を訪れるお客様はもちろん、羽黒山に興味のある地域の方々もぜひご参加ください。
この企画についてのお問い合わせ・お申し込みは
羽黒町観光協会⇒ TEL 0235-62-4727
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