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2010年6月27日 - 2010年7月3日

2010年6月30日 (水)

月山開山!

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 いよいよあす7月1日は月山開山祭です。

午前11時からは山頂の月山神社において神事が行われます。

開山に伴い、羽黒山方面から月山八合目に行く路線バスも明日から運行されます。

多聞館近くの羽黒センターからは
 6:35
 7:35
11:20
13:35
の4本があります。

下りの月山八合目発は、
 8:30
 9:30
13:10
16:00
の4本です。

詳しくは⇒庄内交通のサイトでご確認ください。


月山頂上、九合目(仏性池)、八合目(弥陀ヶ原)の各山小屋も営業を始めました。

多くの皆様の月山登拝をお待ちしております。

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2010年6月28日 (月)

図司呂丸と芭蕉

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図司呂丸(ずしろがん=俳号)は本名を近藤佐吉といい、現在の鶴岡市鳥居町の藩士の出であったといいます。

後に羽黒町手向の現在の羽黒第一小学校の傍に居宅を構え、山伏装束の染物を生業としつつ、妻と共に俳諧に親しんでいた人物と伝えられています。

奥の細道紀行で羽黒山を訪れた松尾芭蕉一行は、最初に呂丸の元を訪ねました。

そして呂丸の取り計らいにより、羽黒山の別当代であった会覚阿闍梨との面会を果たし、その後7日間にわたり当地に滞在し、出羽三山参拝をも果たしています。

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芭蕉は本坊宝前院若王寺で催された句会において

《有難や雪をかほらす南谷》

の句を残しました。

(←本坊跡)


羽黒の地でと呂丸と過ごした時間について芭蕉は後に呂丸に寄せた書簡の中で、

《誠不思義清談夢之心地仕候》(=今になってみると不思議なことですが、あなたとお会いしてお話した時間は夢の中の出来事だったように感じます)といい、

命候内には今一度と願申候》(=私の命のあるうちに今一度お会いしたくお願い申し上げます)

とまでしたためています。

呂丸と芭蕉との心の交流がうかがえます。

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(←南谷) 

 

 

 

 

芭蕉の招きに応じて江戸を目指した呂丸は、芭蕉との三年ぶりの再会を果たし、旧交を温めます。

まだ発表前だった「三日月日記」の稿本を貰い受けたりもしています。

その後、呂丸は西方への旅を続けましたが、京都において病に倒れ亡くなりました。

DSCN4666 辞世句  《消安し都の雪ぞ春の雪》

その知らせを聞いた芭蕉は

《当帰より哀れは塚のすみれ草》

追悼句を送っています。


 

上の写真は多聞館近くの『烏崎稲荷神社』境内に祀られている図司呂丸追悼句碑です。

野に埋もれていたものを多聞館の先々代(土岐多聞)をはじめとする地元有志があらためて祀ったものです。

先日紹介した『図司呂丸顕彰俳句大会』のルーツがここにあります。

ちなみに、上の由縁書は先々代の筆によるものです。

S-100CIMG5609 近年は、「奥の細道」を訪ねて当地を訪れるお客様も多くいらっしゃいます。

その折には、羽黒の地で芭蕉を迎え、心の交流を深めた図司呂丸という人物がいたことにも思いを馳せていただければ、と思います。

 

 

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2010年6月27日 (日)

月山筍ご飯~図司呂丸顕彰俳句大会

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今日は、羽黒山門前の「いでは文化記念館」において、「第28回図司呂丸顕彰俳句大会」が行われました。

奥の細道紀行で羽黒山を訪れた芭蕉一行を迎え、別当代との面会をとりなすなどした図司呂丸の功績を讃え、後世に語り継いでいこうとの趣旨で開催されてきた歴史ある俳句会です。

S-100CIMG3426  

(図司呂丸居宅跡←羽黒第一小学校のすぐ傍です。 )

 

 

 

多聞館では毎年、、この俳句大会に参加される皆様の昼食用に、『月山筍ご飯』とお汁のご注文をいただいております。

先日月山に行って採ってきた月山筍と油揚げなどの他の具をしっかりと煮込み、これをご飯に混ぜて炊き上げます。

毎年この筍ご飯を楽しみにしてくださっている参加者も少なからずいらっしゃり、当方にとってもありがたいことです。

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お客様のご要望により、炊き立てのご飯を釜ごと会場に運び入れ、熱々のままお皿に配膳しています。

この方法だと、お客様から直接感想をうかがうことが出来るというメリットもあります。

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次回は、図司呂丸と芭蕉との関わりについてもう少し詳しく紹介したいと思います。


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