羽黒山松例祭~松の勧進始まる
本日11月15日より、羽黒山松例祭の「松の勧進」が始まりました。
これは羽黒山松例祭をまかなう浄財を勧進して回る行事であるとともに、松聖の百日行「冬の峰」における大切な修行のひとつです。
松の勧進初日の今日は、位上、先途の両松聖は小聖らを従えて、羽黒山門前の手向(とうげ)にある末社に祈願して回りました。
今年の松聖は位上が勝木さん、先途が山本さん。「冬の峰」の百日行のうち、前半50日間の自宅参篭を経て、おとといより羽黒山中の斎館で後半50日間の参篭に入っていらっしゃいます。
私は烏崎稲荷神社で、神社役員の方々などとともにお聖様一行をお迎えし、祈願の後、しばし歓談いたしました。
両松聖はすでに立派なひげを蓄えられ、これからの後半の修行に向け、ますます気力充実の印象を受けました。
同じ時間帯には、他の山伏たちが、手向の家々を回って浄財を勧進し、代わりにお札を配っていきました。
今日は一日中、手向のあちらこちらから山伏の吹くほら貝の音が響き渡っております。
松の勧進が始まると、手向の冬はすぐそこまで迫っています。
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