四季の味わい
荒波にもまれて育った日本海の魚介・・・。
肥沃な平野に育つ米、野菜、果物・・・。
多聞館では伝統の調理法を大切にしながら、お客様に四季折々の食材の魅力と庄内の食文化の奥深さをお伝えしていきます。
お泊りはもちろん、ご宴会やご昼食、仕出し料理でもご利用ください。
<春>
雪解けを待って次々に芽吹く春の山菜たち。
あさつき、ふきのとう、こごみ、たらの芽、あざみ、山うど、うるい、・・・。
雪の下で蓄えた滋養がひとびとの気を養ってくれる。
ひな祭りの膳の主役は桜鱒や桜鯛。
色鮮やかなお雛菓子や甘酒も膳を賑わす。
新緑の頃には里山の孟宗竹やアスパラ、わらびやフキがすくすく育つ。
春の食材は生命力に満ちている。
庄内名物『孟宗汁』は酒粕入りの味噌仕立て。
<夏>
夏の山菜の主役は月山の雪の消え際から採取する『月山筍』。アオミズやアカミズも涼味がいっぱい。
そして里の畑からは毎日取れたての夏野菜が届けられる。
だだちゃ豆を代表とする枝豆、冬瓜、とうもろこし、ナス、きゅうり、ピーマン、ツルナ・・・。
涼味を引き立てる調理。
見慣れた野菜だがひと味もふた味も違う。そんな新鮮な驚きに食欲もかきたてられる。
<秋>
秋は実りのとき。
新米が刈り入れられ、『庄内柿』も収穫される。
野菜は「もって菊」や根菜類ー赤かぶ、芋茎、里芋・・・。きのこも豊富。
豚肉を味噌味で仕立てる庄内名物『芋煮』は収穫の喜びに満ちている。
<冬>
大地が深い雪に覆われる長い冬。
春・夏・秋に山や里から運ばれ、乾燥・塩蔵・冷凍など様々な方法で保存されていた豊富な食材がひと味もふた味も増して食卓に上る。
そこには雪国ならではの食文化が凝縮されている。
荒波が押し寄せる日本海からは、身が引き締まり脂ののったハタハタや寒鱈がもたらされる。
多聞館では、その日一番のお料理をお楽しみいただけるように、メニューを固定しておりません。
お食事内容について特にご要望などがございましたら、ご予約の際にご相談ください。
ご宴会、ご昼食、仕出し料理のご用命もお待ちしております。
ご予約・お問い合わせはお電話で・・・
0235-62-2201
出羽三山・月山山麓・羽黒山門前
旅館 多聞館(たもんかん)
〒997-0211 山形県鶴岡市羽黒町手向115
最近のコメント