館内情報 Feed

2024年4月 4日 (木)

雪囲い解く

4月4日(水)、多聞館では雪囲いを解く作業を行いました。

今回も、秋に雪囲い作業をしてくれた月山佛生池小屋の工藤さんと一緒です。

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雪が極端に少なかったこの冬なら、雪囲いが無くてもよかったかもしれませんが、それを予想して雪囲いをしないというわけにもいきません。雪囲いの設置・撤去は、雪国に住むものにとって当たり前の営みであり、次の季節を迎えるための儀式のようなものです。

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囲いの紐を解き、細竹をまとめ、長木を積み上げ・・・秋にまた雪囲いをするときに分かりやすいように目印をつけながら淡々と作業を行い、夕方までにすべての雪囲いを解き、通車場の看板を取り付けて作業を終えました。

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雪囲いを解くと、外回りの掃除やガラス戸・網戸の掃除、鉢植えなどの植物の管理など、この時期にすべき作業が目白押しです。

本格的な観光シーズンを前に、何かと気の急く季節です。

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2024年2月27日 (火)

お雛様展示中です

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2月24日(土)より、恒例の多聞館所蔵雛人形等の展示を行っております。

当地でも珍しい明治時代の押し絵雛、大正時代の古今雛や武者人形、先代女将手製の木目込み人形、錦絵の屏風、六曲一双の花鳥図屏風など、賑やかに飾っております。

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今年は、4月7日(日)までの展示となります。

ご宿泊のお客様はもちろん、一般にも公開しておりますので、ぜひ足をお運びください。

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2024年2月13日 (火)

水道工事など

Dsc06973 今週、多聞館ではお客さまの受け入れをお断りして、水道工事を行っております。

主にお風呂に給水している水道管は敷設から40年以上経っており、破損の心配が大きく、鉄管から錆が出ることもあることから今回の工事となりました。

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もともと既存の建物に苦労して風呂の増設を行ったようで、床下や壁の中を通っている配管は実に複雑怪奇。大昔の今は使っていない配管も残っていたりして、設備屋さんも苦労しているようです。

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大工さんには、水道工事のために床や壁を剥がしていただいたついでに、傷んでいた二階トイレの天井の張り替えもお願いしました。

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多聞館は半分が築百年、もう半分が築六十年の建物ですので、日常的に大小の修繕を重ねていないとすぐに古ぼけてしまいます。

ご利用頂くお客様には、そのような営みも含めて宿の歴史を味わって頂ければ幸いです。

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2023年11月26日 (日)

雪囲い

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昨日から今朝にかけて初雪がちらついたものの、「平地でも大雪になるかも」という天気予報は外れました。今朝は積雪もなく、穏やかに晴れました。

そんな中、月山佛生池小屋の主人の工藤さんと一緒に雪囲い作業を行いました。

先週2日間の作業で、3分の2ほどは終わっていたので、今日はその残りの部分です。

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夕方までかかって、建物の表側、庭木などを囲い、最後に駐車場の看板を外して終わりました。

この冬は暖冬傾向のようですが、この先のことは分かりません。雪囲いができて一安心です。

工藤さん、ご苦労様でした。

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2023年11月17日 (金)

松の勧進始まる

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(先途松聖:神林聡賢氏、位上松聖:小関智勇氏)

小春日和となった11月15日、羽黒山の門前町手向(とうげ)地域を皮切りに「松の勧進」が始まりました。

この行事は、大晦日に羽黒山山頂で行われる松例祭の費用をまかなうために、山伏たちが庄内一円を勧進して回るものです。

初日に当たる11月15日には、「冬の峰」と呼ばれる百日の行の最中にあり、松例祭の中心となる二人の「松聖」が、小聖と呼ばれる山伏を従えて手向地区内の末社を祈願して回ります。

また、同時に山伏たちが浄財を勧進して手向の家々を回りました。

当館にも位上・先途の両松聖の命を受けた二人の山伏が訪れ、景気よく法螺を鳴らしてくださいました。

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昨年まではコロナ禍の影響で、松例祭は規模を大幅に縮小して行われましたが、今年はだいぶ元の形に戻すと聞いています。祭りの担い手となる若者の減少などもあり、難しいことも多いでしょうが、地域の関係者の力を合わせて松例祭を継続していって欲しいと願っています。

そのためにも地域の皆様には、松の勧進へのご協力をよろしくお願い申し上げます。

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2023年4月 7日 (金)

お雛様展示終了~かけ足の春

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今年の春はかけ足です。

雪おろしをせずに済んだため、家の周りの雪解けが早く、3月末には雪囲いを外しました。

もう積雪はもちろん、凍結の心配もなさそうだったので、冬用タイヤの交換も済ませました。

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そして今日はお雛様の片付け、「雛納め」を行いました。

今年はコロナ禍の収束に伴い、団体様でのご利用も増えたおかげでたくさんのお客様に当館のお雛様をご覧いただけました。雛人形をねぎらうように、一体一体丁寧にほこりを払いながら納めていきました。

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それにしても、雛納めの前に雪囲い外しやタイヤ交換を済ませているなんて、記憶にありません。

例年なら4月中旬の作業です。

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鶴岡公園の桜も例年よりも11日も早い開花でした。今週末あたり満開となりそうです

羽黒山参道の雪ももうだいぶ解けたようです(とはいえ、まだ長靴をはいた方がいいそうです by羽黒町観光協会)。

例年なら、雪解けとともに家の周りの雪を突っついたり、玄関周りの雪囲いだけ外したり、花鉢に水をやり始めたり・・・何度か寒の戻りを繰り返しながらゆっくりと春を迎えるのですが、今年は一気に春の盛りを迎えました。その分、春を迎えた喜び(冬からの開放感)は小さかった様に感じます。

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とはいえ、今は春たけなわ。

桜も賑やかですが、3年ぶりに人と会う機会が増え、コロナ禍で失われた時間を取り戻しているようにさえ感じます。

このような日常が戻ってきたことに感謝しつつ、この春を満喫したいと思います。

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2023年3月 4日 (土)

お雛様展示中

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多聞館所蔵の雛人形を展示しております。

明治の押絵雛、大正の古今雛、昭和の現代雛をはじめ、様々な人形、供え物、玩具、錦絵の屏風などをどうぞお楽しみください。

期間 3月1日(水)~4月5日(水)(見学は無料です)

※ご宿泊のお客様以外の見学は事前にご連絡をお願いします。

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2023年1月16日 (月)

宿泊予約システム変更

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多聞館では、昨年の秋に、宿泊予約システムをCheck Inn株式会社のものに変更しました。

それを機会に、【インターネット予約】のボタンも目立つ位置に変更しております。

お客様はこのボタンから予約システムに入り、ご利用日時、部屋タイプ、プランを選択して(初回のみ)宿泊者情報を入力すれば予約が完結するシンプルさです。

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従来のシステムを提供していた会社からサービス終了の予告通知が届き、その対応として新しいサービスを検討する中で、Check Innさんのシステム導入に至りました。

こちらのシステムは、宿泊予約はもちろん、主要なOTA(楽天やじゃらんなど)と在庫を共有して管理するサイトコントローラー機能も兼ね備えていてたいへん便利です。

また、従来のシステムではできなかった予約サイトの多言語化やオンライン上での事前カード決済にも標準対応しているのも導入の大きな動機となりました。

導入を検討するために資料を請求してからHP上に公開するまでも担当者によるオンラインでのヒアリングや打ち合わせなどを重ねて、一月ほどで公開に至りました(画像の充実など、当方でやるべき事は残っていますが)。

先日までに、従来のシステムから入っていたご予約は完了し、新しいシステムを通じたご予約が入ってきております。

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1月15日(日)、Check Inn株式会社さんの田中CEOと当館担当の田口さんのお二人がわざわざ当館を訪ねてくださいました。

挨拶だけでなく、当館の様子をご覧頂くとともに、業務の流れや予約管理上の課題などを熱心にヒアリングしていただきました。

Check Innさんは、おととしの10月に創業したばかりの大変若い会社ですが、それだけに創業の理念の実現に向かって本気で取り組む情熱に溢れています。その証拠に、当館でシステム導入した後にも、ユーザーの立場に立った改善が幾つも重ねられ、その都度丁寧にフォローもしていただいております。

お話の後にはせっかくなのでお二人を国宝の羽黒山五重塔にご案内しました。足下はよくなかったのですが、お二人とも感動されていたようです。

偶然にして恵まれたこの出会いに感謝するとともに、Check Inn株式会社さんのますますのご発展を祈念申し上げます。

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2023年1月11日 (水)

全国旅行支援(やまがた旅割キャンペーン)について

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1月10日(火)から、全国旅行支援(やまがた旅割キャンペーン)が再開されました。

期間は3月31日(金)宿泊分までですが、予算の上限に達した場合は予告なく終了します。

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条件:コロナワクチン接種3回以上の国内居住者(山形県民は2回以上)または直近の陰性証明

対象:当館のすべての宿泊プラン(日帰り利用はお問い合わせください)

内容:宿泊料の20%割引と平日2000円(休日1000円)のクーポン付与(原則電子クーポン)

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国内OTA(楽天、じゃらん、るるぶ)などでの販売も開始しております。

多聞館ではOTAからの予約のほか、当館HPや直接予約からご予約いただいたお客様もSTAY NAVIを通じてキャンペーンが適用できます。当館での代理申請も可能です。

詳しくは「やまがた旅割キャンペーン~公式HP」でご確認ください。

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2022年12月10日 (土)

大黒様のお歳夜

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昨日12月9日は「大黒様の御年夜」。ここ庄内地方に特有の行事らしく、大黒様に鰰(はたはた)の田楽や豆腐の田楽、豆なますなど、豆づくしの料理、米や豆(の菓子)、二股に分かれた「まっか大根」、お神酒などを供えてお参りします。

昨日はちょうど、ツアーのお客様がお越しになり、地域の食文化や大黒様のお歳夜についての講話のご依頼をいただいたので、いつもは居間の床の間に飾っている大黒様などをお食事会場に飾り、お話しさせていただきました。

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ところで、この時期、毎年耳の奥で「大黒様の~♪」というあるフレーズがリフレインしていて、何の曲だったか気になっていました。そこで今日、ようやくネットでその曲を調べてみました。

ありました。⇒こちら

有名な「因幡の白兎」の神話を童謡にしたものでした。この曲をいつ、どこで聞いたのか、あるいは歌ったのかはっきりしません。ひょっとすると、大東保育園で「因幡の白兎」の劇をやった際に歌ったような気もします。今度、同級生たちに尋ねてみようと思います。

でも、曲自体の記憶は鮮明によみがえりました。

長年の課題が解決した「大黒様のお歳夜」となりました。

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