(先途松聖:神林聡賢氏、位上松聖:小関智勇氏)
小春日和となった11月15日、羽黒山の門前町手向(とうげ)地域を皮切りに「松の勧進」が始まりました。
この行事は、大晦日に羽黒山山頂で行われる松例祭の費用をまかなうために、山伏たちが庄内一円を勧進して回るものです。
初日に当たる11月15日には、「冬の峰」と呼ばれる百日の行の最中にあり、松例祭の中心となる二人の「松聖」が、小聖と呼ばれる山伏を従えて手向地区内の末社を祈願して回ります。
また、同時に山伏たちが浄財を勧進して手向の家々を回りました。
当館にも位上・先途の両松聖の命を受けた二人の山伏が訪れ、景気よく法螺を鳴らしてくださいました。
昨年まではコロナ禍の影響で、松例祭は規模を大幅に縮小して行われましたが、今年はだいぶ元の形に戻すと聞いています。祭りの担い手となる若者の減少などもあり、難しいことも多いでしょうが、地域の関係者の力を合わせて松例祭を継続していって欲しいと願っています。
そのためにも地域の皆様には、松の勧進へのご協力をよろしくお願い申し上げます。
今年の春はかけ足です。
雪おろしをせずに済んだため、家の周りの雪解けが早く、3月末には雪囲いを外しました。
もう積雪はもちろん、凍結の心配もなさそうだったので、冬用タイヤの交換も済ませました。
そして今日はお雛様の片付け、「雛納め」を行いました。
今年はコロナ禍の収束に伴い、団体様でのご利用も増えたおかげでたくさんのお客様に当館のお雛様をご覧いただけました。雛人形をねぎらうように、一体一体丁寧にほこりを払いながら納めていきました。
それにしても、雛納めの前に雪囲い外しやタイヤ交換を済ませているなんて、記憶にありません。
例年なら4月中旬の作業です。
鶴岡公園の桜も例年よりも11日も早い開花でした。今週末あたり満開となりそうです。
羽黒山参道の雪ももうだいぶ解けたようです(とはいえ、まだ長靴をはいた方がいいそうです by羽黒町観光協会)。
例年なら、雪解けとともに家の周りの雪を突っついたり、玄関周りの雪囲いだけ外したり、花鉢に水をやり始めたり・・・何度か寒の戻りを繰り返しながらゆっくりと春を迎えるのですが、今年は一気に春の盛りを迎えました。その分、春を迎えた喜び(冬からの開放感)は小さかった様に感じます。
とはいえ、今は春たけなわ。
桜も賑やかですが、3年ぶりに人と会う機会が増え、コロナ禍で失われた時間を取り戻しているようにさえ感じます。
このような日常が戻ってきたことに感謝しつつ、この春を満喫したいと思います。
多聞館では、昨年の秋に、宿泊予約システムをCheck Inn株式会社のものに変更しました。
それを機会に、【インターネット予約】のボタンも目立つ位置に変更しております。
お客様はこのボタンから予約システムに入り、ご利用日時、部屋タイプ、プランを選択して(初回のみ)宿泊者情報を入力すれば予約が完結するシンプルさです。
従来のシステムを提供していた会社からサービス終了の予告通知が届き、その対応として新しいサービスを検討する中で、Check Innさんのシステム導入に至りました。
こちらのシステムは、宿泊予約はもちろん、主要なOTA(楽天やじゃらんなど)と在庫を共有して管理するサイトコントローラー機能も兼ね備えていてたいへん便利です。
また、従来のシステムではできなかった予約サイトの多言語化やオンライン上での事前カード決済にも標準対応しているのも導入の大きな動機となりました。
導入を検討するために資料を請求してからHP上に公開するまでも担当者によるオンラインでのヒアリングや打ち合わせなどを重ねて、一月ほどで公開に至りました(画像の充実など、当方でやるべき事は残っていますが)。
先日までに、従来のシステムから入っていたご予約は完了し、新しいシステムを通じたご予約が入ってきております。
1月15日(日)、Check Inn株式会社さんの田中CEOと当館担当の田口さんのお二人がわざわざ当館を訪ねてくださいました。
挨拶だけでなく、当館の様子をご覧頂くとともに、業務の流れや予約管理上の課題などを熱心にヒアリングしていただきました。
Check Innさんは、おととしの10月に創業したばかりの大変若い会社ですが、それだけに創業の理念の実現に向かって本気で取り組む情熱に溢れています。その証拠に、当館でシステム導入した後にも、ユーザーの立場に立った改善が幾つも重ねられ、その都度丁寧にフォローもしていただいております。
お話の後にはせっかくなのでお二人を国宝の羽黒山五重塔にご案内しました。足下はよくなかったのですが、お二人とも感動されていたようです。
偶然にして恵まれたこの出会いに感謝するとともに、Check Inn株式会社さんのますますのご発展を祈念申し上げます。
1月10日(火)から、全国旅行支援(やまがた旅割キャンペーン)が再開されました。
期間は3月31日(金)宿泊分までですが、予算の上限に達した場合は予告なく終了します。
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条件:コロナワクチン接種3回以上の国内居住者(山形県民は2回以上)または直近の陰性証明
対象:当館のすべての宿泊プラン(日帰り利用はお問い合わせください)
内容:宿泊料の20%割引と平日2000円(休日1000円)のクーポン付与(原則電子クーポン)
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国内OTA(楽天、じゃらん、るるぶ)などでの販売も開始しております。
多聞館ではOTAからの予約のほか、当館HPや直接予約からご予約いただいたお客様もSTAY NAVIを通じてキャンペーンが適用できます。当館での代理申請も可能です。
詳しくは「やまがた旅割キャンペーン~公式HP」でご確認ください。
昨日12月9日は「大黒様の御年夜」。ここ庄内地方に特有の行事らしく、大黒様に鰰(はたはた)の田楽や豆腐の田楽、豆なますなど、豆づくしの料理、米や豆(の菓子)、二股に分かれた「まっか大根」、お神酒などを供えてお参りします。
昨日はちょうど、ツアーのお客様がお越しになり、地域の食文化や大黒様のお歳夜についての講話のご依頼をいただいたので、いつもは居間の床の間に飾っている大黒様などをお食事会場に飾り、お話しさせていただきました。
ところで、この時期、毎年耳の奥で「大黒様の~♪」というあるフレーズがリフレインしていて、何の曲だったか気になっていました。そこで今日、ようやくネットでその曲を調べてみました。
ありました。⇒こちら
有名な「因幡の白兎」の神話を童謡にしたものでした。この曲をいつ、どこで聞いたのか、あるいは歌ったのかはっきりしません。ひょっとすると、大東保育園で「因幡の白兎」の劇をやった際に歌ったような気もします。今度、同級生たちに尋ねてみようと思います。
でも、曲自体の記憶は鮮明によみがえりました。
長年の課題が解決した「大黒様のお歳夜」となりました。
それほど寒くは感じない朝でしたが、ワールドカップサッカー日本代表がスペインを破ったころから、外では除雪車のエンジン音が鳴り続いていました。
例年よりは遅めの初雪が日中も続き、周囲の景色を一変させました。
前々からこの頃の降雪は予報に出ていたので、それに間に合うようにと、今週初めの3日間、月山佛生池小屋の工藤さんと一緒に雪囲いを済ませました。
奇跡的に3日間とも天気に恵まれ、駐車場の看板の取り外しまで余裕をもって行えました。
その直前には車のタイヤ交換や鉢植えの移動なども済ませて降雪に備えていました。
雪国では降雪を嘆く声も多く、時には「雪害」となることもありますが、ほかの災害に比べ、ある程度予想ができ、あらかじめ対応ができるのが救いです。経済的な負担も大きのですが、雪国の地域経済はそれを前提に回っているという側面もあり、単純に雪が降らないように、と望むわけにもいきません。
雪は降るもの、と腹をくくり、どうせならそれをプラスに生かしていきたいものです。
(追記1) 10月12日現在、楽天トラベルについてはクーポンが完売したとのことです。
じゃらんについては実施自体が未定となっております。
(追記2)10月14日現在、じゃらんでの販売も上限に達したため終了したそうです。
詳細については各サイトのページでお確かめください。
期間 令和4年11月11日(火)~12月20日(火)宿泊分まで
対象 日本在住で新型コロナワクチンを3回(山形県在住者は2回)以上接種されている方 (陰性証明でも可) 証明書(画像可)と住所を確認できるものをご持参ください。
割引 宿泊費の40%(最大5,000円)プラス「地域限定クーポン」最大3000円分
詳細は公式HPでご確認ください。
当館では電話またはHPからのご予約にも対応できるように準備しておりましたが、諸事情により現在は受け付けておりません。
キャンペーンをご利用頂く際には、楽天トラベル、じゃらん、るるぶトラベル
のいずれかからご予約頂きますようお願いいたします。(各サイトによって、販売開始日時にずれがあります。各サイトの案内をご参照ください)
本日、「やまがた秋旅キャンペーン」の当館への割引枠が若干追加されましたので、受付を再開致します。
ご利用期限は10月10日(月)のご宿泊分までです。
期間が短く、追加枠も少ないので、ご利用を希望される方は、お電話にてお申し込みください。
(電話:0235-62-2201)
10月11日(火)からは全国を対象にした「やまがた全国旅行支援」が始まります(12月20日までの予定)。
「秋旅」とは割引率や、休日の地域限定クーポンの金額に違いはありますが、旅行者への大変お得な支援となっています。詳細について、いまだに確定していない点もありますが、ご旅行の際にはぜひ、お役立てください。
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