料理・食材 Feed

2013年4月18日 (木)

烏崎稲荷神社 春祭り

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昨日4月17日、町内の氏神様である「烏崎稲荷神社」の春祭りが行われました。

早朝、氏子が総出で境内を掃除し、幟(のぼり)を立てて、10時からの神事にのぞみました。

神事は瀧本宮司の御奉仕により執り行われ、五穀豊穣や家内安全などを祈願しました。

 

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神事の後は、場所を多聞館に移し、直会(なおらい)となりました。

直会の席を用意するのは当屋に当たっている四件の氏子さんたちです。

直会では、朱塗りの膳に春告魚とも呼ばれるにしんの塩焼き、ニラと春鱒のあんかけ、ウドのよごし、孟宗汁、鱒の吸い物という、春ならではの料理がのせられます。材料には、神饌物として神前に供えられた魚や野菜も使われます。この献立は、昔から引き継がれてきたもので、当屋の方々に依頼された多聞館が調理しました。

御神酒が程よく回ってきた頃には、これまで一年間当屋を務めてきた氏子四件から、これから一年間務めることとなる四件に当屋を渡す盃事が行われ、私が謡曲「高砂」を奉仕しました。

さらに夜には町内の若者が神社に集まり、幟を下げたあと、杯を重ねながら、今後の活動などについて話し合いました。

こうして、春祭りの長い一日は終わりました。

昨日は、羽黒山の門前町手向(とうげ)のあちらこちらの神社でも春祭りが行われました。

春祭りが終わると、ここ手向では農作業やお客様を迎える準備が、本格的に始まります。

 

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2012年12月 9日 (日)

大黒様のお歳夜

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今日(12月9日)は「大黒様のお歳夜」です。

各家庭では大黒様の置物や掛け軸を飾り、豆尽くしの料理などをお供えして、家内安全や商売繁盛、子孫繁栄などをお祈りします。

ここ庄内地方独特の風習とのことです。

 

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この日に大黒様にお供えする料理は、ハタハタの田楽、焼豆腐の田楽、豆なます、納豆汁などです。

根元が二股に分かれている大根(まっかだいこん)や米のお菓子なども一緒に供えます。

ハタハタ(鰰)は神の魚と書くように神聖な魚とされていますし、お腹いっぱいにつまった卵(ぶりこ)は子だくさんの象徴でもあります。二股に割れたマッカ大根は安産の象徴、豆尽くしの料理には「まめ(=健康)に暮らせるように」との祈りがこめられています。

また、枡も供えられて、お金がたまりますように、との願いを籠めて家族各々がお金を入れます。

 

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今年は秋の長雨の影響でまっか大根の収穫量が少なかったとか、最近は時化の日が多くハタハタの水揚げが少なかったとか聞いています。

人々の食生活が自然によって支えられているというあたりまえのことを再認識し、あらためて感謝するのも大黒様のお歳夜かもしれません。

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昨日から降り始めた雪は勢いを増し、一気に50センチ以上の積雪になりました。
大黒様のご利益に授かり、寒い冬にも豆に暮らしたいですね。

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2012年10月 9日 (火)

「出羽三山精進料理と出会う ~ 山と人と祈りの食」開催しました。

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10月8日、山形市中央公民館において、「出羽三山精進料理と出会う ~ 山と人と祈りの食」が開催されました。

羽黒町観光協会の会員有志によって組織する「出羽三山精進料理プロジェクト」が初めて地元を飛び出して、出羽三山とそこに受け継がれてきた精進料理をPRする企画です。

プロジェクトメンバー達は、イベントの進め方や献立、食材の調達、使用するお膳・器等々について、これまで何度も打ち合わせを重ね、準備を進めてきました。

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午後に山形入りしたメンバー達はさっそく会場準備、調理、配膳に励みました。

プロジェクトの立役者の成瀬君は、プレゼンの詰に最後まで余念がありません。 

 

そしていよいよ本番。

食事に先立ち、プレゼンテーションとして、出羽三山の自然と精進料理の食文化の紹介、宿坊の女将さん達による精進料理や宿坊にまつわる話などを聞いていただきました。

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その後、和室に場を移し、精進料理を召し上がっていただきました。

宿坊の倉に眠っていた朱塗りの膳にのせられた年代物の器、その中にはメンバー達が食材集めから調理まで、心をこめて用意した料理が盛られました。

乾杯は地元の酒蔵「竹の露」さんの「白露垂珠 純米大吟醸」です!

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参加された皆様には、出羽三山に思いを馳せながら、滋味溢れる料理を喜んで召し上がっていただきました。皆さんほぼ完食だったようです!

また、様々なご感想やご助言を頂き、今後のプロジェクトにとって、とても参考になりました。

お帰りになる際の皆様の表情、温かいお言葉に、後片付けする手にも新たな力が湧いてきました。

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何百年にもわたり、出羽三山の参拝者と山の神々を結び付けてきた出羽三山の精進料理が、この夜は、山形で初めてお会いした皆様とプロジェクトメンバー達の笑顔を結び付けてくれました。

ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。

ご協力いただいたプロジェクトメンバーのみなさん、ご苦労様でした。

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2012年10月 4日 (木)

シソの実

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夏の間、つぎつぎに葉っぱを提供してくれた青しそも、たくさんの実を結ぶ時期になりました。

そのままにしておけば種がこぼれ、来年、新たな芽を出すことでしょうが、多聞館ではこのシソの実を収穫して、食材として用います。

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シソの枝から指先で実をしごきとる作業を、この地方では「こぐ」といいます。「シソの実こぎ」はこの時期ならではの作業です。

多聞館でも、先日、家族そろって「シソの実こぎ」を行いました。

指先を黒く染めながらの気の長い作業に、指先は真っ黒に染まりました。

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こうして収穫したシソの実は、シソ独特の香りと、プチプチした食感が特徴で、多聞館では塩漬けにしたり、佃煮にしたりして使います。

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今回は全部、佃煮にしました。

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これからの秋の時期は、野菜やきのこ等を扱い、手が黒く染まることが多くなりますcoldsweats01

 

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2012年9月17日 (月)

烏崎稲荷神社秋祭り

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今日9月17日は、多聞館の氏神様である「烏崎稲荷神社(からすざきいなりじんじゃ)」の例大祭、秋祭りです。

烏崎稲荷神社は、出羽三山の開祖蜂子皇子に縁の深い由緒ある神社です。

早朝に氏子達が境内を掃除し、若者達がのぼりを立て、4件の当屋の人たちはお宮の内部を掃除します。

午後3時、氏子達がお宮に集まり、瀧本宮司のご奉仕の下、神事が執り行われました。

 

その後は、座を多聞館に移しての直会(なおらい)です。

直会の献立は、

・煮しめ ・からどりの胡麻和え ・枝豆  ・お吸い物 

です。

新嘗の祭りにしては質素かとも感じられますが、これが昔からのしきたりです。

もちろん、たくさんの御神酒もいただきました。

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夜には、のぼりを下げるためにお宮に集まった若者達が、よろずの話に花を咲かせながら、お神酒を酌み交わしました。

今日は同じような秋祭りが、手向(とうげ)の各お宮で行われていました。

庄内地方で最高気温が30度を超えるとの予報は明日まで。

お稲荷様の秋祭りが終わると、手向の空気も秋色に覆われます。

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2012年9月12日 (水)

終わり初物~トビタケ

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先日、Oさんから「トビタケ」を頂きました。

トビタケ=トンビマイタケ。自生している間は文字通りとび色をしていますが、採集すると黒くなるきのこです。

肉厚で歯ごたえがよく、香りも豊かなトビタケはお盆前後が旬で、今年は手に入らずにいたのですが、長く厳しかった残暑の恩恵か、今頃になって「初物」を頂くことができました。

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トビタケはナスとの相性が抜群なので、さっそく油で炒めて頂きました。

ちょうど「精進料理プラン」で多聞館にお泊りのお客様にもお出ししてたいへん喜んで頂きました。

山ではすでにマイタケも出始めたと聞きました。きのこも夏から秋へと変わりつつあるようです。

Oさん、ご馳走様でした。

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2012年7月26日 (木)

「夢の食卓」Gyao!にアップされました。

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出羽三山精進料理プロジェクトを取り上げていただいたBSフジ「Table of Dreams」が、インターネット動画配信サービスのGyao!にアップされています。

見逃された方、もう一度ご覧になりたい方は、ぜひこちらからどうぞ。

http://gyao.yahoo.co.jp/player/00919/v00001/v0000000000000000222/

 

それにしても・・・多聞館の女将と若女将のやり取り、何度見ても笑えます。

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2012年7月21日 (土)

「大進坊で出羽三山精進料理を味わう会」開催

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出羽三山精進料理プロジェクトの連続企画「○○で出羽三山精進料理を味わう会」が、本日、宿坊「大進坊」さんで開催されました。
私も若女将と一緒に参加してまいりました。

大進坊さんは350年以上の歴史を持つ由緒ある宿坊で、ご主人は「松聖」として出羽三山の百日行を修められた方です。

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また、(今日は会えませんでしたが)若旦那は当プロジェクトの副代表を務めています。

今日の料理は、若旦那も採集した山菜などの食材を、若女将が中心になって調理したと伺っています。

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一品一品丁寧に調理され彩りよく盛り付けられた料理からは、携わった方々の思いが込められているのが伝わってきました。

多聞館の若女将にとってもとても良い勉強になったようです。

大進坊の皆さん、ありがとうございました。

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出羽三山精進料理プロジェクトの企画はこれからも続きます。

どうぞ、ご期待ください。

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2012年7月14日 (土)

「出羽三山精進料理を味わう会」第2弾!

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羽黒町観光協会の会員有志が立ち上げた「出羽三山精進料理プロジェクト」が企画する「出羽三山精進料理を味わう会」第2弾は、手向の宿坊「大進坊」さんで開催されます。

日時  7月21日(土) 12:00~

会場  「大進坊」 鶴岡市羽黒町手向手向95 TEL0235-62-2372

会費  ¥2100(税込み)

 

詳細とお申し込みは ⇒ 羽黒町観光協会のホームページ 

    またはお電話 ⇒ 0235-62-4727      まで

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

 大進坊          

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2012年7月10日 (火)

「大聖坊で出羽三山精進料理を味わう会」

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「出羽三山精進料理プロジェクト」が本格的に動き出しました。

その第1弾となる「大聖坊で出羽三山精進料理を味わう会」が本日、開催されました。

今回は、20名の定員が募集開始から2日間でいっぱいになるというほどの盛況ぶりです。

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午前中の準備には、プロジェクトメンバーの若女将たちもお手伝いしながら、勉強させていただきました。

このような「学び合い」「出羽三山精進料理プロジェクト」の大きな柱となっています。

今回参加された方々からも、各施設の垣根を越えて、食文化の継承・町づくりに取り組む、私たちのプロジェクトのあり様を評価するお声を頂き、大きな励みになりました。

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お膳には、月山筍やワラビ、ゼンマイなどの山の恵みを丁寧に調理した料理がずらっと並びました。

多聞館でも普段からお出しする料理も多かったのですが、一品一品に個性があり、新鮮に頂きました。

 

 また、最後に出していただいた自家製の「栃餅」は香り、味、食感ともに最高でした。

 

CIMG2214食事の途中には、「羽黒山冬の峰」という百日行を勤められた大聖坊のご主人が、羽黒修験と精進料理について分かりやすく、ユーモアを交えながらお話くださいました。

こういう、実体験に基づいた貴重なお話を伺えるのも宿坊ならではのことで、とても勉強になりました。

 

貴重な機会を与えてくださった大聖坊の皆様に、心より感謝申し上げます。 

 

 

次回は、7月21日(土)に「大進坊で出羽三山精進料理を味わう会」が開催されます。

詳細とお申し込みは ⇒羽黒町観光協会HP へ

 

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