松の勧進はじまる
時折、冷たい雨がたたきつけるように降る中、羽黒山の門前町「手向(とうげ)」では「松の勧進」が始まりました。
手向の町には、山伏たちの吹くほら貝の音が響き渡っていました。
「松の勧進」は、年末に羽黒山山頂で行われる「松例祭」にあてる浄財を勧進するために、羽黒山の山伏達が庄内一円を回るものです。
今年の松例祭で「松聖」を勤める位上・大川真岳、先途・今井悠貴の両山伏は、松例祭までの100日間、ひたすら庄内一円の家内安全、五穀豊穣等を祈願し続けています。
今日はその松聖が小聖の山伏を従えて山を下り、手向内のお宮などを祈願して回っていきました。
その後、他の山伏達が「松のかんじ~ん!」と呼びかけながら家々を回って、金員や米などの浄財を集めていきます。
この松の勧進は、松例祭直前の暮れまで庄内一円で行われます。
皆様のご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
コメント