国際学会のお・も・て・な・し
6月23日~26日の日程で鶴岡市で開催された「国際メタボロミクス会議」には、国内外の研究者約530人が参加し、医療、健康、環境などのテーマについて研究発表が行われました。
その中で、私たちの「出羽三山精進料理プロジェクト」も、参加者の「エクスカーション」に協力させていただく機会をいただきました。
「エクスカーション」とは小旅行。会議に参加されている研究者に、会議後の時間にちょっとした旅行気分を味わっていただこうという企画です。
私たちがお手伝いしたのは、羽黒山を参拝された方々への精進料理の提供です。
総勢50名ほどのお客様のほとんどは、山伏案内に導かれて、羽黒山の石段を歩いて参拝されました。
その後バスで、羽黒山の門前町手向(とうげ)に下り、宿坊「神林勝金」さんと「大聖坊」さんに分かれて、精進料理を召し上がっていただきました。
参加者は世界中の様々な国々からお越しになっていましたが、初めて召し上がる精進料理に興味津々だったようです。
また、料理だけでなく、宿坊や山伏、修験道や出羽三山信仰などについての話にも強い関心を示していらっしゃったようです。
参加者には会議のハードなスケジュールの中、日本固有の食文化、精神文化に触れ、つかの間の「旅行気分」を味わっていただけたことと思います。
参加された方々には、それぞれの国に戻られたらぜひ、今回体験された羽黒山や精進料理の魅力を伝え広めてくださるよう期待しております。
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