羽黒山松例祭2016
皆様、あけましておめでとうございます。
羽黒の里より、皆様のご多幸をお祈り申し上げます。
大晦日から元旦にかけて行われた羽黒山松例祭(国指定重要無形民俗文化財)は、最低限の積雪と、穏やかな天候に恵まれ、無事終了しました。
私も若者頭の一人として参加させていただきましたが、前年までの反省を生かして向上したこともあれば、来年への反省を残すこともあり・・・。松例祭はこれに関わる多くの人たちによるこのような繰り返しの中で長い年月受け継がれてきた祭りなのだ、ということを改めて感じております。
百日間の行(羽黒山冬の峰)の満願を迎えた位上・先途の両松聖も、補屋(しつらえや)での長い一日の最後に、、百日間祈り続けた「興屋聖」の中の五穀を土間にまく「昇神祭」、さらに精進落しの「鯡のすし」を経て、若者頭らとともに羽黒山の参道を駆け下りるようにしてそれぞれの自宅へと戻られました。
元日は早朝から、羽黒山の門前町手向(とうげ)の各所で、松例祭でいただいた引き綱を折りたたみ、軒に掲げる作業が若者たちによって行われていました。
もちろん、若者たちはその後、反省会・慰労会という酒宴で盛り上がったことでしょう。
そのような松例祭関連の行事は1月4日まで続きます。
松例祭を中心に年が暮れ、年が開ける。昔ながらの手向の光景です。
松例祭に関わられたすべての皆様、ご苦労様でした。
若者頭ご苦労様でした。
一連の行事が終わり、やっとお正月気分かもしれませんね。
投稿: 横浜屋 | 2017年1月 9日 (月) 10:48