羽黒山松例祭~大松明まるき練習
大晦日から元旦にかけて羽黒山山頂で行われる羽黒山松例祭。
そのクライマックスは、ツツガムシを模した大松明を位上・先途の二手に分かれて引き出して焚き上げる「大松明引き」です。この大松明に関わる一連の行事は国の重要無形民俗文化財にも指定されています(→文化庁)。
今日はその大松明作りの練習が行われました。
上町の若者達が当館の駐車場に集まり、藁、萱、縄などを用いて、長年にわたって伝えられてきた作法に従って大松明(本番の縮小版)を作り上げました。
完成後には当番町(桜小路)の若者頭の先導により、松例祭の作業の安全・無事成功が祈願されました。
祭りに参加できる若者は年々減少しており、今日集まった若者も例年になく少なかったように感じました。そんな中、今年からは、氏子会の尽力により手向地区以外から祭りの担い手を募っていくことが計画されています。祭りの本質は維持しつつも、やむを得ない変革を受け入れながら、祭りの存続が図られていくことになるのでしょう。
一OB、一氏子として松例祭の行く末を見守っていきたいと思います。
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