第56回「奥の細道」羽黒山全国俳句大会開催
今日9月28日(日)、出羽三山神社と鶴岡市の主催による「第56回『奥の細道』全国俳句大会」が、羽黒山門前の「いでは文化記念館」で開催されました。
この俳句大会は、昭和31年に高浜虚子が羽黒山に来山し句会を催したことを機に、昭和34年より毎年開催されてきた歴史ある大会で、三大俳句大会のひとつにも数えられるものです。
今は亡き私の祖父母もその初期から開催に関わってきたと聞いています。
また、これとは別に、芭蕉を出羽三山に迎えるにあたって大きな貢献を果たした図司呂丸を顕彰する趣旨で、ここ手向(とうげ)の俳句愛好家たちによって30年にわたって継承されてきた「図子呂丸顕彰俳句大会」も昨年より本俳句大会に統合されております。
今年の大会には、中央俳壇より大木あまり、小澤實の両氏を選者に迎え、先日の前夜句会および本日の本大会が盛大に開催されました。
ここ羽黒は、「奥の細道」紀行の芭蕉を迎えた縁もあり、古くから俳句の文化が根付いていた地ですが、今日に至るまでその伝統が引き継がれてきたことには、この「羽黒山全国俳句大会」 と「図子呂丸顕彰俳句大会」の存在が大きく貢献していたと思います。
羽黒山、出羽三山が、俳句の聖地として揺るぎないものであり続けるためにも、この「『奥の細道』羽黒山全国俳句大会」が末永く盛大に開催されることを願っております。
今回の大会の運営にご尽力いただいた皆様、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
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