秋の峰
8月25日(金)の羽黒派修験道の秋の峰(羽黒山荒澤寺正善院主催)につづき、26日(土)には羽黒派古修験道の秋の峰(出羽三山神社主催)が始まりました。それぞれ7日間の日程で、羽黒山中に篭りながら、山掛けや勤行などの修行を行います。
(羽黒派古修験道)
ここ3年間はコロナ禍の影響で、どちらの峰入りも一般の募集は行わずごく少数の方々で行っていましたが、コロナも大分治まった今年は、一般からの募集も再開されました。それでも出羽三山神社の峰入りは定員を半分に減らし、79名で催行されたとのことです。
4年ぶりに山伏たちが列をなし、法螺を吹き鳴らしながら門前町手向(とうげ)を通って山に入っていく光景を見ていると、なんだかホッとした気分になります。秋の峰入りが羽黒の修験道だけでなく、手向の精神的な支柱であるということなのでしょう。冬の峰・松例祭も同様で、今年はコロナ禍前の状態に戻れるか、気になるところです。
今年は厳しい残暑が続いていて、なかなか大変な修行となりそうです。
入峰者皆様の満願成を祈念しております。
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