2020年9月 6日 (日)

(仮称)山形県鶴岡市風力発電事業に反対します

Photo(山形大学名誉教授 野堀嘉裕氏 作成)

山岳信仰、山岳修験の聖地である出羽三山が、危機に直面しています。

ゼネコン準大手の前田建設工業(株)が出羽三山地域に大規模な風力発電事業を計画しているもので、羽黒山を南北にはさむ形で、高さ180メートル級の風車を最大40基建設するというのです。

この計画が実現してしまえば、出羽三山の景観が致命的に損なわれるにとどまらず、出羽三山地域の森林は大量に伐採され、地盤は大規模に掘り崩され、羽黒山参道や門前町手向の宿坊街をはじめとして周辺地域は風車の騒音や超低周波に包まれることでしょう。土砂災害の多発や住民・来山者の健康被害も懸念されます。

この事業の無謀さを象徴するように、山形県知事、鶴岡市長、庄内町町長、さらには地元選出の代議士や地方議会議員の方々が事業への反対を表明されています。

この計画はほとんどの地元住民にまったく知らされないままに進められ、8月7日(金)から環境アセス手続きの第一段階となる「計画段階配慮書」の縦覧が行われていましたが、これも明日9月7日(月)で終了します。これに対する意見書提出期限も同日となっていましたが、多くの批判を反映してか、メールによる場合に限り9月14日(月)までに延長されています。
多くの方々の率直な意見を事業者に届けるために、ぜひ、この意見書の提出にご協力ください。
(意見書用紙のダウンロード、提出方法については ⇒こちら

また、事の深刻さと危機感を共有する有志により、「出羽三山の風車建設に反対する会」が組織され、ネットを通じた情報の提供や反対の署名活動が行われています。事務局は地元の羽黒町観光協会が引き受けてくれています。⇒HPはこちら 
 

手向地区では各集落の区長さんのご協力をいただき、全世帯への署名依頼が行われています。
庄内地方の多くの施設様にも署名活動へのご協力をいただいております。
用紙が手元にない方には、反対する会のHPからのダウンロードもできます⇒こちら

この署名は必ずしも法的拘束力を有するものではありませんが、反対の意思を行政や事業者に伝えるという大きな意味を有します。ぜひ、多くの皆様からのご協力をお願いいたします(9月16日(水)を第一次の集約期日といたします)。

ところで、反対の活動を行う中で、反対の意思を有しつつもそれを表明できないという方もいらっしゃいます。人が抱える事情はそれぞれですから、やむを得ないことだと思います。決して、それが地元住民の分断に繋がることがないように肝に銘じるべきです。 

また、この風車問題に対する取組みを、それ以外の邪な目的(たとえば政治的な対立を煽ること)に利用することはあってはならないことです。問題の本質を見誤らないように心がけたいものです。

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2020年8月 1日 (土)

出羽三山精進料理プロジェクト宿泊者限定「貸切タクシー」始めました

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※好評につき、9月30日(水)まで、運行を延長します。

出羽三山精進料理プロジェクト
では、路線バスの月山線の減便・休止への対応策として、独自にプロジェクト参画施設宿泊者向けの「貸切タクシー」を始めることにしました。

これまでも、初秋の魅力溢れる9月の月山に行く路線バスが土・日・祝日しか運行されず、二次交通の確保が課題でした。それが今年はコロナ禍の影響もあり、ハイシーズンである8月も土・日・祝日しか路線バスが運行されないこととなり、地域観光にとって大きな痛手となっていました。
そこで急遽、当プロジェクトとして対応すべく、相乗りの「貸切タクシー」の運行を決めました。

大まかなシステムは・・・
・出羽三山精進料理プロジェクト参画施設に宿泊されるお客様が、宿泊施設を通じて前日18:00までに予約。
・乗車区間は各宿泊施設⇔月山八合目の上り(7:30発)または下り(16:00)(1泊につき1乗車)

・料金は@2000円(1人で申し込みの場合は@3000円)

・乗り合い・定時運行が原則。ただし乗車人数、乗車時刻については申し込み状況により可能な範囲で柔軟に対応

準備・周知が不十分な状態での始動となりましたが、多くのお客様にご活用いただきたいと思います。

本事業についてのお問い合わせは、出羽三山精進料理プロジェクト事務局(土岐)まで

電話(090-1495-5571)かメール(toki-a@blue.plala.or.jp)にてお願いします。

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2020年7月30日 (木)

Go To トラベルキャンペーンが始まりました

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お知らせしておりましたとおり、国の「Go To トラベルキャンペーン」について、多聞館では参画事業者として認定されたオンライン宿泊予約サイトと旅行業者の商品を経由した予約についてのみ割引対象となる宿泊業者として登録しております。(※お電話やホームページからのご予約は割引対象となりませんのでご注意ください。)

宿泊予約サイトのじゃらん、楽天トラベル、るるぶトラベルでは、本日(7月30日)よりキャンペーンの割引(宿泊代金の35%)がはじまり、当館のすべての宿泊プランが対象になっております。

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当館の場合、プラン料金、割引率はどのサイトも同じです。それぞれのサイトによって、割引を受けるための手続きが異なっていますが、いずれのサイトでも、オンライン上の簡単な手続きで割引を受けられますので、対象となるお客様にはぜひ、ご利用をお勧めします。詳しくはご利用になるサイトでご確認ください。
(なお、ブッキング・ドットコムも今後、Go To キャンペーン参画を予定している旨、連絡がありました)

・じゃらん⇒こちら

・楽天トラベル⇒こちら

・るるぶトラベル⇒こちら

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2020「奥の細道」羽黒山全国俳句大会投句募集中!

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第62回目となる「『奥の細道』羽黒山全国俳句大会」は、新型コロナウィルス感染症の感染拡大防止の観点から、前夜句会および本大会の開催は見合わせることとし、「兼題の部」および「子供の部」の投句のみを募集します。たくさんのご投句をお待ちしております。

(兼題の部:投句要項)

・当季雑詠 未発表句2句1組(何組でも可)

・選者 対馬康子氏(「麦」会長、「天為」最高顧問)

    伊藤伊那男氏(「銀漢」主宰)

・投句料 2句1組につき1000円

・投句方法 所定の用紙に必要事項を記入の上、投句料を同封して大会事務局まで郵送

・締め切り 8月31日(月) 必着

※投句者全員に句集「南谷」を送付します。

(子供の部:投句要項)

・自由題 

・対象 小学4年生~中学三年生

・選者 対馬康子氏(「麦」会長、「天為」最高顧問)

    伊藤伊那男氏(「銀漢」主宰)

・投句料 無料(1人1句)

・投句方法 所定の用紙に必要事項を記入の上、大会事務局まで郵送(学校ごとに取りまとめていただいても結構です)

・締め切り 8月31日(月) 必着

【第62回「奥の細道」羽黒山全国俳句大会実行委員会事務局】

〒997-0292 

山形県鶴岡市羽黒町手向字手向7番地

電話 0235-62-2355

FAX 0235-62-2352

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2020年7月29日 (水)

豪雨お見舞いありがとうございました

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(玄関前も川になっていました)

昨日7月28日の山形県の集中豪雨は、最上川の氾濫をはじめ多くの被害をもたらしました。

鶴岡市内でも河川の氾濫で住宅地の浸水被害が生じました。

このような情報は全国ニュースでも報じられ、多くの方々にお見舞いのご連絡を頂きました。

心より感謝申し上げます。

Dsc_2032_2(消防隊員も出動しました・・感謝)

当館ではすぐそばを流れる堰が昼過ぎから数時間に渡って溢れ、道路が冠水しました。

その濁流は当館の床下に激しく流れ込み、そして当たり前のように反対側に流れ出てていきました。

当館ではこのように床下浸水ですみましたが、近隣の床の低い住宅などでは被害が大きかったようです。

Dsc_2030(市役所の方は写真を撮って帰っていきました)

この堰は私が記憶にある範囲ではここ50年で、40年ほど前に一度氾濫しただけでしたが、ここ10年内には7~8回氾濫し、近隣住民にも毎回被害を与えています。

温暖化などで雨の降り方が変わったのか、上流の土地利用や雨水管理が変わったのか分かりませんが、数年前に市が改修工事を行ったにもかかわらず堰の氾濫は繰り返されています。ただ、その改修工事では不十分である旨は工事後に再三行政に伝えており、議会でも取り上げられましたが、根本的な対策は取られていません。同じように大雨のたびに水害を繰り返している箇所がここ手向には少なくとも3箇所はあります。景観整備などよりも優先されるべき問題ではないでしょうか。

Dsc_2035(大雨のたびに道路は冠水します)

梅雨時の大雨、秋の大雨、さらには雪解け時期の大水と、年がら年中水害の恐怖におびえていなければいけない、高齢者の多い過疎地域の人々の暮らしに、行政に携わる方々にはもっと想像力をもって関わっていただきたいと改めて感じました。

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2020年6月20日 (土)

2020年 月山登山・参拝について

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新型コロナウィルス感染症対策のため、2020年の月山登山・参拝について例年と変わったことがいろいろとありますのでお知らせします。

・県道月山公園線(通称「月山道路」)の通行再開 6月25日(木) 午前10時

・月山神社参拝期間 7月1日(水)~8月31日(月)

・路線バス(鶴岡駅~羽黒山頂~月山八合目)7月1日(水)~8月31日(月)

今シーズンは1日2往復だけです。ご注意ください。

(追記)8月の月山八合目行きの路線バスは土・日・祝日のみの運行に変更されました(7月15日)。

多聞館最寄「羽黒荒町」発→(羽黒山頂発)→月山八合目着

①7:32→(8:05)→9:15

②13:31→(14:05)→15:15

月山八合目発→(羽黒山頂発)→多聞館最寄「羽黒荒町」

①9:30→(10:55)→11:12

②15:45→(17:00)→17:17

 (バスダイヤの詳細については→https://www.shonaikotsu.jp/local_bus/t08_haguro.html

・湯殿山からの鶴岡駅・羽黒へのシャトルバスは今シーズン運行されません。

・月山八合目レストハウス 今シーズンは営業しません。

・御田ヶ原参籠所 今シーズンは宿泊、飲食のサービス提供はしません。

九合目(仏生池小屋)TEL 090-8783-9555、月山頂上小屋 TEL090-8781-7731

については直接お訪ねください。

※多聞館にご宿泊され、翌朝路線バス(7:32)で月山に行かれるお客様には、6:45分から朝食を提供できます。また、昼食用のお弁当も@440円(税込み)で用意できます。
タクシーの利用を希望されるお客様は、お知らせいただければ当館にて手配いたします。

月山夏山シーズンの宿泊予約を承っております。多聞館HP予約またはお電話(0235-62-2201)にてお早めにお申込みください。お待ち申し上げております。

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2020年6月11日 (木)

梅雨入り

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気象庁は11日、九州北部、関東甲信、北陸、山形県を含む東北南部が梅雨入りしたとみられると発表しました。

東北南部の梅雨入りは、平年より1日早く、昨年より4日遅いとのことです。

羽黒では、ここしばらく雨らしい雨が降った記憶がありません。週間天気予報でも雨マークは少なめです。災害にはならない程度の天の惠が欲しいところです。

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2020年6月 1日 (月)

出羽三山の受け入れ状況(6月1日現在)

本日6月1日は湯殿山の開山祭。
例年、信者・篤信家の方々で賑わいますが、今般の事情に鑑みて、今年は神職の方々のみにより斎行されたそうです。

また、本日、出羽三山神社より届いたご案内によれば、月山の夏山の受け入れ態勢も、今年は大きく変わるようですので、関連の情報も加えてここにまとめてお伝えします。

[令和2年度 出羽三山の受け入れ状況] 

  (6月1日現在の情報)

[羽黒山]

7月15日(水) 花祭り 祭典のみ

8月31日(月) 八朔祭 祭典のみ

※御朱印は書き置きのみ。

※峰入(山伏修行)・神子修行・錬成修行・回峰行は中止。

※羽黒山斎館  宿泊は6月いっぱい受け入れ自粛。

        食事は規模を縮小して受け入れ。

※羽黒山山頂茶屋・レストハウス、二の坂茶屋、門前(随神門周辺)の茶屋は営業中

 

[月山]

開山祭 7月 1日(水)(神職のみにて斎行)

柴燈祭 8月13日(木)(神職のみにて斎行)

本宮祭 8月14日(金)(神職のみにて斎行)

閉山祭 8月31日(月)(神職のみにて斎行)

※原則として随時の祈祷・供養は受け付けません。

※御朱印は書き置きのみ。

※弥陀ヶ原参籠所 宿泊・食事とも営業中止。

※九合目仏生池小屋 6月下旬から9月末の営業予定

 

[湯殿山]

開山祭 6月1日(月)

閉山祭 11月1日(火)

湯殿山参籠所 ~11月3日(木)まで宿泊・食事とも営業

今後の状況により変わることも考えられます。

当方で確認できたものについては多聞館ホームページのトップページでお知らせしますが、ご利用の際には関係施設に直接ご確認いただきますようにお願いいたします。

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2020年5月11日 (月)

営業再開します

多聞館では、新型コロナウィルス感染症の感染拡大防止のための山形県の要請を受けて、4月18日から営業を自粛して参りましたが、県内の感染拡大の沈静化と県の自粛要請解除に鑑み、本日5月11日(月)より営業を再開いたします

とはいえ、全国的に見て、新型コロナウィルス感染症はいまだ収束に至っておりません。政府の緊急事態宣言は継続しており、山形県においても、不要不急の帰省や旅行など、県域をまたいだ移動の自粛が要請されております。

皆様におかれましては、このような諸事情を十分にお汲み取りいただいた上でご利用をお考えくださいますようにお願い申し上げます。

なお、ご利用に際しましては、チェックイン時の体調確認、こまめな手洗い、客室外でのマスクの着用、館内施設のご利用制限など、感染予防のためのお願いにご協力いただきますようにお願い申し上げます。 

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2020年4月18日 (土)

本日より休館

 

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 先日お伝えしました通り、多聞館では山形県の営業自粛要請を受けて、本日4月18日(土)から5月10日(日)まで、休館といたしました。

 昨日は休館の告知を行ってから、各種予約サイトの受け入れを停止したり、すでにご予約いただいていたお客様に連絡したり、パートさんや業者さんに連絡したりと、慌しい一日を過ごしました。

 そして今日は休館初日。本来なら少なからずお泊りのお客様がいらっしゃる時期の週末ですが、館内はひっそりと・・・しているはずでしたが、コンコンコンコン!と、壁をたたくような音が響いています。

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 実は、休館を利用して、普段なかなか手が回らずにいた修繕をやろうと思い立ち、急遽、浴室やトイレのタイル・目地の補修をお願いしたのです。施工に当たってくださっているのは長年お世話になっている相馬左官店さんです。面倒な作業をこつこつやってくださっています。

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多聞館は、大正時代からの建物を長年にわたり大小の修繕を重ねながら営業しているとはいえ、このような要修繕箇所はいたるところにあります。お客様がいらっしゃらない間にしかできない修繕をこの後も施していきたいと考えています。

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