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2010年8月

2010年8月31日 (火)

出峰~羽黒修験秋の峰入り終わる

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羽黒山正善院荒澤寺が主催する「羽黒派修験道・秋の峰入り」が今日で終わりました。

七日間の修行を終えられた山伏の皆さんが手向の里に帰ってきました。

今年の峰入り中は、連日猛暑でしたので修行も格別の厳しさだったことでしょう。

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一行は羽黒山参道を駆け下り(出生の意味とか)、黄金堂前で赤々と燃え盛る「場柴燈」を飛び越え(産湯の意味とか)、最後に黄金堂で行の無事を報告していました。

明日は出羽三山神社主催の「羽黒派古修験道・秋の峰入り」に参加されていた一行が帰ってきます。

今夜はそのクライマックスとも言える「柴燈祭」が羽黒山山頂の蜂子神社前で行われます。

私も多聞館にご宿泊のお客様を案内して行ってくる予定です。

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2010年8月27日 (金)

出羽三山神社「秋の峰入り」

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昨日の正善院荒澤寺に続き、今日からは出羽三山神社が主催する『秋の峰入りが始まりました。

今年も全国からの応募者の中から抽選で選ばれた160人ほどの方が参加され、今日から7日間『羽黒派古修験道』の厳しい山伏修行に臨まれます。

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大先達が峰薬師神社で梵天を投じて、笈の中に新たな生命を宿した後、一行は手向の町を上り、羽黒の山中へと入っていきました。

多聞館からも三名の行者を送り出しました。

例年に無く残暑の厳しい峰中となりそうです。

皆さんが無事に満願成就されますように手向の里から祈念しております。

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2010年8月25日 (水)

羽黒派修験~秋の峰入り

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羽黒山荒澤寺正善院が主催する7日間の山伏修行秋の峰入りが今日(8月25日)から始まりました。

入峰者たちは『十界修行』を通して『擬死再生』を果たし、『即身成仏』の山伏となることをめざします。

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正善院での勤行を終えた一行は向かいの黄金堂において、梵天をお堂に投げ入れることで笈(おい)に新たな生命を宿すとされる重要な儀式、『梵天作法(奉納)』に臨みました。

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その後「お立ちー!」の掛け声を合図に、法螺の音と共に手向の町を羽黒山に向けて上っていきました。

一行は今日から七日間、羽黒山中の「荒澤寺(こうたくじ)」に籠り、読経や山掛けなどの修行を行います。

期間中お天気に恵まれ、行者の皆さんが無事満願成就されることを祈っております。

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2010年8月24日 (火)

シソ巻き

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↑こちらが「シソ巻き」 。

味噌に白玉粉と調味料を混ぜてシソの葉で巻き油で揚げたもので、この地域ではどの家庭でも作っている庶民の味です。

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多聞館では夏の間、お弁当や朝食の付け合せにこのシソ巻をよく使います。

その日に入ったシソの葉の分だけ作るので、週に2~3回は巻いて揚げています。

あげたてのシソ巻きはビールのつまみにもぴったり。

話を聞いてみると、地元では毎晩のようにシソ巻きで一杯、という方が結構いるようです。

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シソ巻きもはシソの葉が固くなってきたら終わりですが、シーズン中に冷凍保存しておけば自然解凍で美味しくいただけます。

地元の土産店などでも通年販売しているようですので、当地にお越しの際にはぜひご賞味ください。
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2010年8月18日 (水)

トビタケ(トンビマイタケ)

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先週はTさんから、そして今日はOさんから「トビタケ(=トンビマイタケ)」をいただきました。

トビタケは夏の暑い盛りに出るきのこ。

ここではお盆の代表的な食材のひとつです。

去年は冷夏で出が悪かったようですが、今年はこの暑さのおかげでよく出ているようです。

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トビタケはシャキッとした食感と芳醇な味と香り、三拍子そろった高級食材です。

炊き込みご飯などにも用いますが、この地域ではナスと一緒に油炒め(炒め煮)にするのが一般的です。

調理をするうちにトビ色に変ったトビタケは一見地味ですが、くせになる美味しさです。

※多聞館では「羽黒の食文化ご堪能プラン」でご宿泊のお客様にお出ししています。

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2010年8月14日 (土)

サギソウ

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今年も多聞館にサギソウが届きました。

市内の阿達さんが丹精籠めて育てられたサギソウの鉢植えです。

ここ2、3日の間に次々と純白の花を咲かせています。

その姿はまさに空を舞う鷺(サギ)。

花好きのお客様にはとても喜んでいただいています。

あと1週間ほどは楽しめるかと思います。

その間にお越しいただけるお客様、ぜひご覧ください。

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2010年8月10日 (火)

墓祓い

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今日はお泊りのお客様の片づけを終えた後、当家のお墓の掃除をしてきました。

墓掃除のことをこちらでは「墓祓い」と呼び、お盆前には8月6日に行うのが慣わしです。

かく言う私も6日以来、頭の片隅では気にかけながらも、忙しさや暑さを言い訳に今日まで延ばし延ばしにしていました。

そんな怠け心を言い訳にさせない知恵が「墓祓いは8月6日!」ということなのかもしれません。

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杉の枯れ枝を片付け、茂りすぎた草木を刈ったりむしったり、ホウキで掃き清めたり・・・。

そのうえ、当家の墓地の隣には数基の無縁墓があり、以前から当家で一緒に掃除をしています。

35度にも迫ろうかという猛暑の中、アブや蚊にまとわりつかれながら、2時間ほどの作業で墓祓いを終えました。

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8日付けの朝日新聞には、墓石の中のお骨を散骨して、先祖代々の墓を閉じるという『墓じまい』の記事が出ていました。

墓の維持管理が困難になり、子孫にも迷惑をかけたくない・・・という、事情が綴られていましたが、どこも同じなのだなあと感じながら読みました。

現にこの地域でも放置されたり、撤去されるに至った墓を多く見かけます。

ただ、「♪千の風になって」のようにそこには誰もいないのだし・・・と言ってしまえばそれまでなのですが、お盆や法事をはじめ機会あるごとに親族や故人ゆかりの人々が集い自己のアイデンティティを確認したり、故人に思いを馳せたりする『場』、あるいは『対象』としてのお墓・墓地は(たとえ現代風に形を変えていくにしても)無くなるものではないだろう、と当家の先祖の名がきざまれた奥津城(おくつき)に手を合わせながら考えていました。

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