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2012年2月26日 (日)

雪の羽黒山

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今日はお客様をご案内して雪深い羽黒山に行ってきました。

 

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山頂に向かう県道から有料道路はきれいに除雪してあり、スタッドレスタイヤでなら問題なく走れます。

大型バスも悠々と走っていました。

 

  

 

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山頂の無料駐車場も広く除雪してあり問題ありません。

3件ある茶店は冬の間は年末年始を除き閉めていますが、バス停のあるレストハウスだけは年中無休で営業しています。

  

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駐車場から三神合祭殿にいたる参道は、この時期歴史博物館側の1本のみ。

その歴史博物館は冬期間休館です。 

 

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凍った手水舎をすぎ、赤い鳥居をくぐると、雪の壁の向こうに三神合祭殿の屋根が見えてきます。

その前にある鏡池は厚い雪壁に囲まれています。 

 

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萱葺きの鐘楼も半分ほどまで雪に埋まっています。 

 

 

 


 

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落雪の危険があるので、三神合祭殿の正面からは近づけません。

その代わり、この時期だけ、一般の参拝者も隣の参集殿から2階に上がって、合祭殿の中に入って参拝するようにしています。

この措置は4月中旬頃までは続くそうです(残雪状況によるとのことでした)。

 

CIMG1774参集殿ではお守りやおみくじ、御神札などを販売しています。

ご祈祷も随時受け付けています。

暖房がきいており、休憩スペースや飲料の自販機、お手洗いもあり、冬の羽黒山参拝にはありがたい施設です。 

 

 

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先祖の供養をする霊祭殿にもしっかりと道がついていました。

 

 

 

 

 

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下山後、表参道(石段の参道)の様子が気になり、ちょっと歩いてみることに。

参道入り口の随神門前、そこから下る継子坂(ままこさか)、祓川にかかる神橋まではきれいの道がつけてあり、容易に歩けました。

 

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そこから先、爺杉国宝五重塔までは道は狭くなりますが、多くの人が歩いており、しっかりと踏み固められていました。 

 

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雪の中にそびえ建つ五重塔は、写真好きの方々にとっては格好の被写体のようです。

今日も、本格的なカメラをかまえて五重塔に対峙している方を何人か見かけました。

 

 

CIMG1819五重塔から先の参道はさらに道幅が狭くなり、それほど多くの方は歩いていないようです。

雪中トレッキングなど特別な目的ならともかく、一般のお客様にはちょっとお勧めできません。

スニーカー程度で山頂まで歩けるようになるのは、今年なら4月中旬以降ではないでしょうか。

  

 

CIMG1807とはいえ、雪と静寂に包まれた冬の羽黒山は魅力たっぷりです。

山頂の三神合祭殿参拝の厳粛な雰囲気もこの時期ならではです。

寒さや積雪、天候しだいで乱れてしまう交通機関など障害があっても、それを乗り越えて訪れていただければ、他では得がたい感動と御利益があることと思います。

ぜひ、冬の羽黒山にお越しください。

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コメント

That's a smart way of thininkg about it.

うさみさん

先日は遠方よりおこしいただきましてありがとうございました。

お天気には恵まれましたが、あまりの雪の多さに驚かれたことでしょう。

静寂に包まれた三神合祭殿での参拝、滋味深い当地の食材に、心身ともにリフレッシュしていただけたご様子で、とても嬉しく思います。

今度は湯殿山の即身仏とのご対面でしょうか?
それとも月山に挑戦でしょうか?

心よりお待ち申し上げております。

土岐さん

お世話になり、ありがとうございました。
雪の羽黒山参拝のあと、不思議に気分が軽くなり、(古いですが)ルンルンとした感じになり、レストハウスの人の呼び込みにも応じてしまいました(笑)。雪のなかの参拝には心身を軽くしてくれるなにかがありそう…。
夕食でいただいた小豆とかぼちゃのスイーツ、脳内に残る(!)おいしさでした。

横浜屋さん

私も松例祭以来の羽黒山で、久しぶりに「気」を養ってきました。

人が少ないということもありますが、たっぷりの雪に覆われていると、音が雪に吸い込まれていく感じがします。
遠くの音は聞こえてこず、自分の足音、呼吸の音、衣類の擦れ合う音・・・
そんな厳寒の「幻想の世界」に身を置いていると、自然に意識は内面に向かい、心と頭が整理されていくことが「癒し」にもなっていくのでしょう。

冬の羽黒山の「御利益」はそんなところにもあるのでしょうね。

お客様のご案内、ご苦労さまでした。(美)

松例祭に行くとき以外、冬山に登ることは滅多にないと思いますが、写真を見ていると、ひっそりとした魅力がありますね。想像するに、「音のない世界」。
都会と言わず、人里は、音がないことはありませんが、冬山にはそれがあります。自分が踏みしめる雪の音だけがあり、足を止めると何の音もなくなり、時々風が現であることを教えてくれる、幻想の世界。
本格的な冬山登山となると危険も多いですが、足回りが確保されている中で、「音のない世界」を経験できるのは、癒し旅になりますね。

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