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2015年9月

2015年9月27日 (日)

羽黒山全国俳句大会開催

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今日9月27日(日)、羽黒山門前の「いでは文化記念館」において、「第57回『奥の細道』羽黒山全国俳句大会」が開催されました。

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今日の本大会に先立ち、昨日は羽黒山山中の「斎館」の神前において前夜句会が開催されました。

中央俳壇より「駒草」主宰の西山睦先生と「小熊座」主宰の高野ムツオ先生を招き、地元の阿部月山子先生、三井量光先生、石井野洲子先生を加えた5名を選者とする俳句会が催されました。

また、句会終了後には選者の先生方を囲んでの懇親会も開催されました。

中央俳壇の先生方と親しくお話しできるということで、この前夜句会は根強い人気を誇っています。

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今日の本大会では、受け付け開始と同時に発表された「鶺鴒」・「葛の花」を席題として参加者が投句を行い、前夜祭と同じ5人の選者による選考が行われました。

午後からは、事前投句の子供の部で入賞した児童・生徒たちも加わって、入選句の発表と講評、表彰などが行われました。

今回も例年同様、県外からの入選者も多数あり、「全国大会」の名にふさわしい賑やかな大会となりました。

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出羽三山は俳聖・松尾芭蕉が奥の細道紀行で7日間も滞在し、多くの名句を残した地であり、今日においてもその足跡を訪ねる俳人が後を絶たない、文字通り「俳句の聖地」です。

その地に長きにわたり受け継がれてきた由緒ある俳句大会が、今後もますます隆盛を高めていってほしいと願っております。

今回の大会に参加された皆様、大会運営にかかわられた皆様、どうもご苦労様でした。

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2015年9月25日 (金)

幣立祭

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昨日9月24日、羽黒山山中の斎館において、幣立祭(へいたてさい)が行われました。

幣立祭は、「冬の峰」と呼ばれる百日行にのぞむ位上と先途の二人の松聖の行入りの神事です。

早朝、斎館の門前にはすでに両松聖の山伏名を記した梵天が高々と掲げられていました。

斎館には神社関係者のみならず、歴代の松聖たち、松例祭関係者も参集し、神事にのぞみました。

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神事の後は祝宴に入り、今年の松聖を務める位上・太田秀廣さんと先途・大川深匠さんが参列者一人一人に挨拶をして回りました。

両松聖は前半50日間は自宅で、後半50日間は斎館に参籠して修行に励まれます。

そして大晦日に羽黒山山頂で行われる松例祭で満願を迎えることになります。

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2015年9月15日 (火)

月山登山情報~9月15日

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月山9合目の「仏生池小屋」の主より、以下の情報提供がありました。

・月山の紅葉は9合目の先「おもわし山」が盛りだそうです。

・晴天の日の朝は気温が5℃ほど、日中でも10℃にならないそうです。

したがって、十分な防寒対策が必要です。

・9合目「仏生池小屋」は9月23日までの毎日に加え、10月12日までの毎週末も営業するそうです。紅葉時期の月山登山にとっては頼もしい味方となってくれることでしょう。

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月山の紅葉はこれから駆け足で山を下ってくることでしょう。十分な準備をされたうえで、清々しい景色を存分にお楽しみください。

※月山八合目行きの路線バスは9月の土、日、祝日のみの運行です。

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2015年9月 2日 (水)

秋の峰終わる

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入峰以来7日間の修行に励まれていた羽黒派修験道、羽黒派古修験道の「秋の峰」参加者たちはそれぞれ、8月31日、9月1日に出峰し、門前町手向(とうげ)の里を下って行きました。

今年の峰入り中には大きな天候の崩れもなく、入峰者たちも満足いく修行ができたのでしょう。皆さん明るい表情で下って行ったように感じました。

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羽黒派修験道の一行が羽黒山を下る8月31日は、羽黒山山頂において出羽三山神社の八朔祭が催され、日中には学童相撲や剣道大会、芸能などが奉納されました。

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夜には出羽三山の開祖蜂子皇子を祀る蜂子神社の例大祭と、羽黒派古修験道秋の峰のクライマックスともいえる柴燈祭、そして五穀豊穣を祈願する田面祭が斎行されました。

柴燈祭では、158人すべての山伏の名が一人一人呼び上げられた後、護摩壇の柴燈に火が入れられ、その火を囲んで「火箸行事」などの神事が行われました(画像が暗くて済みません)。

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ふたつの「秋の峰」は、単に出羽三山、手向の風景としてではなく、その信仰や伝統の中核を担うものです。それを支えていらっしゃる入峰者、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

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