暖冬
この冬は間違いなく暖冬です。
ここ手向では例年ならたっぷりの雪に閉ざされて、雪下ろしのピークを迎えている頃なのに、積雪はゼロ。大寒頃には真冬日が続いているはずなのに、最低気温も0度そこそこと例年よりかなり高めで、日中には青空や陽射しがのぞくことも珍しくないこの頃です。
今日は出番のない除雪器具を横目に、竹箒で家の周りを掃除しました。
そこで見つけたのが、ばんけ(=ふきのとう)。たった一つですが、道端の落ち葉の中からしっかりと芽を出していました。その回りにはユキノシタの新芽もたくさん出ていました。例年よりおよそ2ヶ月以上も早い状況です。
冬に雪がないのは一生活者としては楽なことに違いないのですが、いろんなところに弊害が出ています。
除雪に関わる仕事、雪のレジャー、防寒衣料や除雪グッズ・燃料の販売・・・。
経済全体としては相殺されうる事情かもしれませんが、当事者にとっては深刻な問題です。
さらに心配なのは、このような異常な暖冬が、これからの植物の生育、農作業に悪影響を与えないか、ということです。
間違いなく歴史に残るこの暖冬をしっかりと見つめ、しっかりと学んでいかなければならないと思います。
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