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2010年2月 2日 (火)

王祇祭・黒川能

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2月1日・2日は鶴岡市黒川地区にある『春日神社』の王祇祭です。

春日神社の「神事能」である『黒川能』は500年以上の歴史を持ち、昭和51年に国の重要無形民族文化財にも指定されています。

王祇祭では氏子達が上座と下座にわかれて、それぞれの「当屋」において夜通しで能と狂言の奉納が行われます。

私も今回、下座での奉納を見学させていただきました。


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   観能の前に春日神社にお参りしてから、神社のすぐ向かいにある『王祇会館』を見学しました。

王祇会館では、黒川能で実際に用いられる装束や能面などの展示のほか、祭りや能にかかわる人々の様子を記録した映像も公開されています。
映像には、民俗学の大家・宮本常一氏の監修による40年以上昔のものもあり、当時の様子がとてもよく伝わってきます。

また、黒川能にちなんだグッズや関連書籍などを販売しているショップもあり興味を引きました。

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その後、今回お世話になる下座当屋を務められる清和治四郎氏のお宅に伺ってご挨拶と奉納をおこなって、ご接待を頂戴しました。

こちらでは事前の「豆腐焼き」「豆腐煮」行事でつくられた豆腐とゴボウに「二番」という熱い汁をはっていただくのが恒例です。

ちなみに『一番』はお椀でいただく熱燗です。

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そしていよいよ黒川能が奉納される会場へ。

今年は公民館が会場です。

当屋の自宅で行うよりはかなり広めの会場ですが、午後6時の開演時にはおよそ200名の観客でびっしりとなっていました。

最初は『大地踏み』。

女装した4歳の男児が衣を広げられた王祇様(ご神体)の前で元気に演じました。

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続いて『式三番』。

上野由部太夫の『翁』、清和政俊氏の 『三番叟』を観ると、「今度もまた黒川能に来たなあ」と感じます。

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引き続き、脇能の『高砂』。

去年よりも木守の老人夫婦がぐっと若くなっていました。

その後「中入り」となり、舞台は宴会場に早替わりです。

観客にも豆腐と酒が振舞われていました。

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  再び舞台が整えられると、ここからは夜通しで狂言4番と能4番が演じられます。

演目は・・・

   ・三本柱(狂言)  範頼(能)

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  ・瓜盗人(狂言)   杜若(能)

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 ・茶壷(狂言)     鐘巻(能)

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 ・こんかい(狂言)  嵐山(能)

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中でも圧巻だったのは、上野太夫がシテを務められた『鐘巻』です。

白拍子に身を変えた怨霊が乱拍子を舞いながら鐘の中に入る場面では、満場の観客が皆、意気を飲んで見守っていました。この能を目的にされていた方も多かったようで、深夜3時頃にもかかわらずこのときが一番の混雑振りでした。

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また、個人的には、80年ぶりの上演とも聞く『範頼』が印象的でした。

悲運を予兆するようなシテ(範頼)の憂いと悲愴感が終始伝わってきて、終始、緊張感を持って観ていました。

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今年も、王祇祭・黒川能を堪能させていただきました。

関係者の皆様に心から感謝申し上げます。

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2010年1月17日 (日)

雪の羽黒山・五重塔

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今朝は、ご宿泊いただいていたお客様をご案内して、羽黒山の五重塔まで行ってきました。

参道を歩くのは、元日の未明に松聖や若者頭たちとともに下って以来です。

そのときよりも雪はずいぶん多くなっていましたが、多くの人たちが歩いたあとが踏み固められており、五重塔までは難なく歩いていけました(もちろん長靴は必須です)。

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参道への入り口である随神門前も きれいに除雪されていました。







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継子坂(ままこざか)も雪の小道。

石段のときよりも ずっと少ない歩数で下れます。

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末社の軒下には 屋根からの雪が山を作っています。

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祓川(はらいがわ)にかかる太鼓橋も欄干の一部が見えるだけです。

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やはり暖冬なのでしょうか。

須賀の滝も祓川もこの時期にしては水量が豊富なようです。

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12月にドカッと降った雪は相当重かったのでしょう。

山内のあちらこちらで倒木が見受けられました。

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そして、国宝五重塔。

幾百回の冬をそうして過ごしてきたように、  この冬もまた、風雪をものともせずに凛とそびえ立っていました

ご案内したお客さまたちも感動された様子で見入っていました。

余計な説明など無用の、圧倒的な存在感です。

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羽黒山五重塔は 季節によりその趣を変えますが、雪の五重塔はまた格別の魅力があります。

ぜひ、お訪ねください。



 

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2010年1月 1日 (金)

羽黒山松例祭

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明けましておめでとうございます。

新年が皆様にとって佳き年となりますように祈念申し上げます。

さて、大晦日から元旦にかけて北日本の日本海側は爆弾低気圧の通過にともない、大荒れの天気になりました。

交通機関も大幅に乱れ、帰省や行楽の足にも大きく影響が出たことでしょう。

そんな『冬の嵐』のなか、羽黒山山頂では『松例祭』が行われました(『羽黒山松例祭』の概要については⇒こちら)。

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午前11時過ぎ、祭りの舞台のひとつとなる『補屋(しつらえや=しづらや)』に百日行(『冬の峰』)の最終日を迎えた位上・先途の両松聖を迎え、若者衆一同と共に祈願を行い、いよいよ祭りの始まりです。

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午後3時前には、庭上(合祭殿前の広場)で前日に作っておいた『大松明=ツツガムシ』の一部を解体し、綱を短く切った『切り綱』を用意しました。

そして松聖による祈願のあと、切り綱は庭上に集まった見物客にまかれます(『綱まき神事』)。

この切り綱を軒先などに飾っておくと災難消滅や家運向上のご利益があるとされているので、まかれる切り綱を手に入れようとする見物客の熱気もすごいものがあります。

最後には数本の切り綱を相撲で争う場面も見られました。

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また、7時頃からは4本の『引き綱』を大松明のどの位置につけるかを、若者頭が酒を酌み交わしながら決める『綱さばき』が行われました。

それぞれの若者頭の責任とプライドがぶつかり合う真剣勝負。赤々と燃え上がる焚き火の炎と、次々に『大椀(だいわん)』に注がれる酒が熱気に拍車をかけます。

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その後、大松明を立てて焼き払う場所に穴を掘る『砂はき行事』や、大目付が若者頭に祭りの定め事を言い渡す『御定目(ごじょうもく)』などを経て、いよいよ祭りのクライマックス『大松明引き』です。

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いったん解体されて死んだはずのツツガムシが夜になると息を吹き返します。

そのツツガムシ(=悪鬼・災厄の象徴)をもういちど大松明に作り直し(『まくり直し』)焼き払うことで、ツツガムシを完全に退治するのが『大松明引き』です。

合祭殿の中で進行している『験競べ(げんくらべ)』の中で吹かれる五番法螺を合図に、火のつけられた位上方・先途方の大松明がいっせいに引き出され、起こし立てられて燃やされます。

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大松明引きが終わり、若者衆の大半が綱を担いで山を降りた頃から、山頂ではもうひとつの行事である『国分け神事』『火の打替え神事』が静寂のなかで行われました。

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神事の結果を宮司に報告する『御披露』『昇神祭』、精進落しの『にしの寿司』を経て、満願成就した両松聖は、小聖、稜持(かどもち)、若者頭らとともに久方ぶりのご自宅へと戻られました。

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これで今年の松例祭は無事に終わりました。

あとは各町で頂いた引き綱を飾ったり、各種の祝い事や反省会などが続きます。

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羽黒山松例祭~大松明まるき

DSCN3839 今日は羽黒山山頂で、悪鬼(=ツツガムシ)を模した大松明(おおたいまつ)を作る『大松明まるき』が行われました。

早朝、山中の『斎館』に集合した上四町と下四町の若者衆は、まず松聖より挨拶を頂き、その後大松明の部材となる網・簾・綱を山頂まで担ぎ上げました。






そして夕方までかかって、担ぎ上げた部材を古くからの慣わし通りに用いて、巨大な大松明を作り上げました。

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作業の途中、明日には百日行の 満願を 迎える松聖のおふたりが拝所を巡っていらっしゃるお姿を見かけました。

真摯な祈りの姿は、理屈無く人の心を打ちます。







DSCN3859  大松明が出来上がると、松聖と小聖、それに松打が庭上に現れ、祈願を行いました。

そして祈願終了と同時にふたりの松打は大梵天まで駆けていき、御幣を吊るし上げる早さを競う(『松の礼』)を行いました。

その後、参加者一同はお神酒と昆布、丸飯を頂く『榊供養』を行いました。





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今日作った大松明(=ツツガムシ)は明日の午後には切りきざまれ、一部は切り綱として参詣者にまかれます(午後3時)。

夜に復活したツツガムシは、大松明に作り直されて焼き払われます。

この一連の作業・行事には悪魔退散・災難消除の願いがこめられています。

明日から元日にかけては、大荒れの天候になる予報が出ています。

松例祭・初詣に羽黒山に参詣の方はどうぞお気をつけてお越しください。

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2009年12月27日 (日)

松例祭~網漉き(あみすき)行事

DSCN3768 年の瀬も押し迫り、大晦日から元旦にかけて行われる『羽黒山松例祭』もすぐそこまで迫っています(『松例祭見学案内』は⇒こちら)。

今日は上町・下町の若者頭が羽黒山山中の斎館に集い、30日の『大松明(おおたいまつ)』まるき(=作り)に使用する『網」と『簾(す)』を作る『網漉き行事』が行われました。






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斎館には『冬の峰』と呼ばれる百日行に臨んでおられる 松聖のお二人が参籠されています。

朝一番に参加者一同は松聖に挨拶した後、松聖によるご祈祷を受けたのちに作業に入りました。

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 斎館の大広間の畳をはがした床の上に、神社の方たちが用意しておいてくださった木枠が設置されています。

それを使いながら、約4メートル四方の『網』を玉縄だけで編み上げていきます。

手は荒れるし、足腰は痛むし・・・一日がかりの重労働です。

DSCN3766 すぐ脇の畳の上では『簾』が作られています。

(なぜか『網』は『漉く』といい、『簾』は『踏む』といっています。)

30日に作る大松明(=ツツガムシ)の顔(頭)に網が、胴体に簾が使われます。



DSCN3775 夕方、ようやく編みあがった網は 威風堂々とした存在感が漂います。

小さく折りたたもうとしても、人が抱えきれる大きさには収まりません。

おそらく重さも15貫目(60キロ)は超えているでしょう。

30日には若者の代表が、この網を山頂まで担ぎ上げることになります。

大丈夫かなあ~?




DSCN3783  作業終了後には、松聖によるご祈祷を受け、その後は祝宴を行ってから山を下りました。

網漉き行事を終え、松例祭本番に向けた緊張感も高まってきました。








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2009年12月15日 (火)

雪が積もりました。

DSCN3652 羽黒の里、手向(とうげ)にもようやく雪が積もりました。

11月はじめにうっすらと雪化粧する程度の初雪はありましたが、その後は12月7日の大雪(たいせつ)を過ぎても降らず、穏やかな天気が続いていました。

 

 

 

 

ゆっくりとした今年の冬の訪れに、地元では雪囲いやタイヤ交換、除雪機の準備、など冬支度をあわてずにできた方が多かったのではないでしょうか。


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昨日の午後から断続的に降り続いた雪は、今朝までに10センチほどになりました。

明け方にはこの冬初めて除雪車が出動していました。

多聞館でも玄関先は除雪しましたが、駐車場はまだその必要はなさそうです。

DSCN3646 明日からまた大雪になるという予報です。 

羽黒にもいよいよ本格的な冬の到来です。



 




 

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2009年12月 9日 (水)

大黒様のお歳夜

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今日12月9日は『大黒様のお歳夜』です。

各家庭で大黒様に豆尽くしの膳などをお供えして、家族の健康や商売繁盛、子孫繁栄などを祈るもので、庄内地方特有の風習のようです。

DSCN3611 お供えする「豆尽くしの膳」の メニューはだいたい一般化しており、ハタハタの田楽をメインに、豆なます、豆腐の田楽、豆ご飯、そして納豆汁・・・といったところです。

近年では、地元のスーパーなどでも、お歳夜限定で、単品、或いはセットで大黒様メニューが売られているようです。

豆は、「まめに=健康に」過ごす、に結び付くのでしょう。

また、ハタハタは「鰰」と書くように(一説では雷神の古名とされ「霹靂神(はたたかみ)」に由来しているとか)、古くから神聖な魚とされてきたことや、「ぶりこ」と呼ばれる魚卵がたっぷりと入った様子が多産を連想させるのかもしれません。

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DSCN3601  料理と共に供えられる二股に割れている「まっか大根」も、安産や子孫繁栄を祈願する意味があるとも言われています。

さらに、お金を入れた枡も供えられます。こちらは商売繁盛や金運(家運)上昇の意味なのでしょう。

さすがは庶民に身近な大黒様。様々な祈りを引き受けてくれます。

 

    

米や豆のお菓子・お神酒をも供え、灯明をともして皆が拝んだ後は・・・

大黒様メニューでの夕食です。

今年一年の無病息災に感謝し、来年へと思いを馳せるひと時です。

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2009年11月15日 (日)

羽黒山『松の勧進』はじまりました。

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羽黒山の門前町手向(とうげ)に法螺貝の音が響き渡り、『松の勧進』がはじまりました。

『松の勧進』は、大晦日に羽黒山の山頂で行われる『松例祭』をまかなう浄財を募るために、祭りの主役となるふたりの松聖(まつひじり)が、小聖(こひじり)とよばれる山伏たちを従えて庄内一円の家々を回るものです。

松聖のおふたりは大晦日までの百日間の修行(『冬の峰』)に入っていますが、この松の勧進も大切な修行のひとつとされています。

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各家では浄財として、あらかじめ用意しておいたお金やお米を寄進し、代わりにお札を頂きます。

お札は二枚。おふたりの松聖の位に応じて『位上』・『先途』と記されています。

百日の行を通じてひたすらに衆生の家内安全や災難消滅を祈念されている松聖の願いが籠められています。

この松の勧進は、今日(11月15日)の手向をかわきりに、年末まで庄内一円で行われます。

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2009年10月25日 (日)

紅葉の羽黒山散策

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すっきりとした秋晴れが広がった今日、お客様をご案内して羽黒山の参道を散策してきました。

ここ数日、気温がぐっと下がったおかげで、紅葉もだいぶ進んだようです。

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羽黒山参道には常緑の杉が多いのですが、それでもやはり秋の雰囲気が漂っていました。

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途中の二の坂茶屋さんからは稲刈りが終わった藁色の田んぼが広がる庄内平野が一望できました。

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境内のあちらこちらでは早くも雪囲いの作業が始まっていました。

地元では、この冬は初雪が早いとか、大雪になるという予想がささやかれているので、雪囲いも急いでいるのかもしれません。

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三神合祭殿前の鏡池周辺が紅葉の見頃となっていて、多くのお客さんが足を止めて見入っていました。

羽黒山の短い秋は、今がたけなわです。

ぜひ、お出かけください。

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2009年10月23日 (金)

『庄内柿』~収穫の最盛期~

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Dscn3257_3 ここ庄内地方特産の『庄内柿』の収穫が最盛期に入っています。

例年よりも10日ほど早まっているということで、生産農家の人たちは稲刈りの疲れを癒す間もなく収穫作業に追われています。

先日、秋晴れの陽気に誘われて、収穫作業真っ最中の石川さんの柿畑を訪ねました。石川さんは多聞館で庄内柿の仕入れや発送を依頼している協力農家のおひとりです。

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庄内柿は「平核無柿=ひらたねなしかき」という品種の渋柿で、渋抜きをして食べます。
ちなみに今年は、「平核無柿」と命名されてちょうど100年という記念すべき年だそうです。

石川さんの柿畑でも、早生品種を含め200本以上の平核無柿を栽培しているそうです。

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脚立を上り下りして丁寧にもぎ取られた柿はその場で商品になるものとそれ以外のもの(「はじき」)とに選別されます。

Dscn3233_8今年は春先の凍霜害の影響か、規格外となる変形の柿が異常に多く、石川さんもこんなことは初めてだと困惑していました。 

また今年は雷が多く、収穫期に雹(ひょう)が降らないかとハラハラしているとのこと。
雹に当たって傷の付いた柿もまた商品とならないのです。

そのため農園の柿の木には雹除けネットが張り巡らせてありました。これも相当大変な作業と察せられます。

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収穫された庄内柿は石川さんの作業場に運び込まれ、コンテナごとビニールで覆って、炭酸ガスを充填して渋抜きされます。
以前は焼酎を使って渋抜きしていましたが、炭酸ガスのほうがムラ無く、痛みも無く渋抜きができるようです。 

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渋抜きが終わった柿は、再度1個1個傷の有無・大きさなどによって選果され、出荷用の箱に
詰められていきます。
こうして選りすぐられた柿だけが『庄内柿』のブランド品として全国に届けられるのです。

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地元はもちろん、全国各地でもすでに店頭で『庄内柿』を見かけることがあるかと思います。
庄内の豊かな自然の恵みと、農家の方々のいっぱいの愛情を受けて育った『庄内柿』です。
ぜひ、ご賞味ください。

(もちろん、多聞館では夕食後のデザートに庄内柿をお出ししています。)

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