全国的な寒波の襲来が伝えられております。
ここ羽黒の里手向(とうげ)は、気温こそ例年よりも少し高めで推移していますが、ここにきて例年並みの積雪になってきました。今日も、手向の各所では風雪の中、雪下ろしをする光景が見られました。
多聞館でも日々、玄関や駐車場に除雪に追われています。
多い日には一晩で50センチ以上の積雪となることもあり、除雪機も用いて1~2時間の作業となります。
今日はかなりの積雪となった玄関の屋根の雪下ろしを行いました。
1メートル以上の積雪でしたが、凍ってはおらず、10分ほどで下せました。
手向では、正月が過ぎてもしばらくはさほど雪が降らなかったものの、ここ2週間ほどに集中して降り積もっています。
そのため、除排雪作業や雪下ろしが一気にピークを迎えた感があります。
雪下ろしを職人さんなどに委託しなければならない方々は、順番待ちにハラハラしているかもしれません。
多聞館でも、来週頃には雪下ろしを予定しなければならなそうです。
雪国の春を迎えるためには避けては通れない雪との「付き合い」が続きます。
JR東日本の新幹線車内サービス誌「トランヴェール」7月号の特集は「そうだ、健康なら山形だ。」。
その中で、多聞館で取材をお受けした出羽三山の精進料理についての記事も掲載していただきました。
私たちの「出羽三山精進料理プロジェクト」の立ち上げに尽力した成瀬君(日知舎)の山菜採取の様子も掲載されております。
JR東日本の新幹線にご乗車の際にはぜひ、手に取ってご覧ください。
久しぶりの青空が広がった3月15日(日)、多聞館では「おひな御膳とオカリナコンサート」のイベントが開催されました。
このイベントは、当館でおひな御膳をお召し上がりいただき、その後に展示中のお雛様などをご覧いただきながら、佐藤克子先生とその門下生によるオカリナ演奏を聴いていただくという企画で、去年に続いて2度目の開催です。
参加されたお客様には、はじめに多聞館の2階でおひな御膳の昼食を召し上がっていただきました。
雪国ゆえ生の食材の少ないこの時期、そのかわりに様々な方法で保存した四季折々の地物の食材を用いた料理をお出ししましたが、多くの方々にお褒めの言葉を頂戴いたしました。
その後、1階のお雛様の展示会場に移動し、展示についてのお話をさせていただいたのち、いよいよオカリナコンサートが始まりました。
佐藤克子先生と5人の門下生によるオカリナの生演奏。
ミニ・コンサートという案内でしたが、盛りだくさんのプログラムで、参加された方々はとても満足げでした。
このところの寒の戻りで、春が遠ざかったように感じていましたが、今回のイベントの開催で多くの方々の笑顔を拝見して、羽黒の里にも、多聞館にもグッと春を引き寄せたような感じがしています。
参加された方々からは、来年もまた開催してほしいとのご要望をたくさんいただきました。
佐藤先生とも相談しながら、前向きに検討したいと思います。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
※多聞館のおひな様の展示は4月5日(火)まで行っております(見学は無料)。
・自家製の甘酒(または抹茶)と茶菓のセット ¥300
・おひな御膳(2名様以上で要予約) ¥1500~
こちらも合わせてご利用ください。
今日から弥生。
多聞館では本日より、毎年恒例のお雛様の展示を始めました。
庄内でも珍しい明治の押絵雛、大正の古今雛、昭和の現代雛、シナ人形が雛段を飾り、周りを木目込み人形や手作りの飾り物、お雛菓子が賑やかに囲んでいます。
錦絵の屏風、六曲一双の花鳥図屏風も飾られ、庄内特産の啓翁桜も咲き始めました。
多聞館をご利用のお客様はもちろん、見学のみの方でも大歓迎です(無料)。
時間 9:00~17:00
期間中、自家製の甘酒または抹茶と茶菓のセットを¥300にて用意しております。
また、「お雛御膳」を¥1500(税別)にて用意いたします。前日まで2名様以上でご予約ください。
さらにお知らせです!
羽黒山門前の「いでは文化記念館」でも、門前町手向(とうげ)に伝わる珍しい雛人形や趣向人形などの展示が行われています。
こちらもぜひ、合わせてご覧下さい。
時間 9:30~16:00
入館料 大人 ¥400
高校・大学生 ¥300
小・中学生 ¥200
問い合わせ いでは文化記念館 電話0235-62-4727
どうぞ、残雪多い羽黒の里に、春一番の雅を訪ねにお越しください。
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