出羽三山精進料理プロジェクト参画の宿泊施設(下の地図参照)にご宿泊いただいたお客様を、宿から月山八合目(弥陀ヶ原)へ、または月山八合目(弥陀ヶ原)から宿まで運ぶ「相乗り・貸切りタクシー」を、多聞館ご宿泊のお客様にもご利用いただけます。
運行日は7・8・9月のうち、庄内交通の路線バス運行のない日(全40日間)です(上のチラシのカレンダーに黄色で示した日です)。
発着時間は、上りが当館(手向宿坊街)発7:30、下りが月山八合目発16:00です。
1泊につき1乗車(片道)をご利用いただけます。
料金は2名様以上でお申し込みの場合は1名様につき2,500円(税込み)、1名様でお申し込みの場合は4,000円(税込み)です。
相乗り・定刻での運行が原則ですが、お申し込み状況により、可能であれば柔軟に対応いたしますのでご相談ください。
当館スタッフに、ご利用前日の18:00まで乗車料金を添えてお申し込みください(現金のみ)。
当館と月山八合目(弥陀ヶ原)をつなぐ二次交通として、どうぞご利用ください。
東京2020オリンピックの聖火リレーは本日、山形県二日目。
いよいよ当地にやってきました。
重要文化財の黄金堂前を出発した聖火は次々にリレーされ、多聞館前に。
あっという間にトーチキスを交わして次に向かって行きました。
終点となる随神門前では到着前に羽黒太鼓の披露や市長さんの挨拶などがありました。
到着した聖火は羽黒山伏のホラ貝の音で迎えられ、記念写真を撮って終了となりました。
新型コロナ感染予防の観点から、全体に押さえたムードだったので、あっけなかったなあ、という印象でしたが、それなりの高揚感は味わうことができました。
吟行句会の途中で一緒に見学した俳句仲間の方々も、いい冥土の土産ができたと喜んでいました。
ランナーをはじめ、多くの関係者の皆様、ご苦労様でした。
全国各地をリレーしている東京2020オリンピックの聖火リレーが、いよいよ明日から山形県に入ってきます。
山形県のリレールートや時間は ⇒こちら
羽黒山の門前町であるここ手向(とうげ)にも聖火リレーがやってきます(第6区間)。
6月7日(月)の14:46に手向の中程の羽黒山正善院「黄金堂」前を出発して、15:03に随神門に到着するという予定です。7人のランナーのうち、3番目と4番目のランナーの聖火の受け渡しが、ちょうど多聞館の前で行われるようです。
お時間のある方はぜひ、ネットでご覧いただければ嬉しいです。
地域にとっては一大イベントとなる聖火リレーですので、だいぶ前から多くの関係者が現地を見たり、警備や施設確保の要請に動いたりしていました。コースを確保するためのカラーコーンも用意されています。
また、道路の舗装を手直ししたり、のぼりを立てたり、そして今朝は、地域住民により注縄張りが行われ、門前町らしい雰囲気も備わりました。
当地では新型コロナウィルスの新規感染者もここしばらく出ていませんし、当日は天気の心配もなさそうです。
ランナーの皆さんのご活躍を沿道から密にならないように気をつけながら見守りたいと思います。
3月21日(日)、手向地域活動センターにおいて、音楽会が開催されました。
地元手向のピアノとオカリナの音楽教室「佐藤克子音楽教室(佐藤克子先生)」と、羽黒地域のピアノ教室「ピアノスタジオMio(齋藤美緒先生)」が主催した、講師と門下生によるピアノとオカリナの演奏会です。
音楽会では、ピアノのソロと連弾、オカリナの演奏、全員での合奏など、15曲ほどが演奏されました。
ピアノの演奏で使用されたグランドピアノは、3年前に144年の歴史に幕を下ろした羽黒第一小学校から手向自治振興会に移されたものです。昨秋、手向自治振興会の主催で、そのお披露目コンサートが開催され地域の方々に喜んでいただきましたが、今回はさらに大勢の住民の皆様に聴いていただきました。
また、オカリナの演奏や合奏には、地域で活動している吹奏楽のバンド「Black Wings」からも2名、パーカッションのお手伝いをいただきました。実は、羽黒第一小学校の閉校に際し、授業やスクールバンドでで使われていた多くの楽器を手向自治振興会で引き継いだのですが、その管理を引き受け利活用しているのがBlack Wingsなのです。今回は、エレクトーンや木琴・鉄琴、カホンなどで演奏を盛り上げてくれました。
音楽会の開催に当たっては、手向地域活動センターの方々から、チラシの配布や会場準備や受付など、あらゆる面でご協力いただきました。
受け継がれたピアノ・楽器を中心として、活動センターというコミュニティセンターに音楽があふれ、地域住民が集う。
(自分の演奏のできはさておき)地域の人々の温かな気持ちに裏打ちされたいい音楽会だったなあ、と感じた一日でした。
ご出演された皆様、足を運んでくださった皆様、ありがとうございました。
多聞館では今年も、おひな様を飾りました。
例年通り、明治の押し絵雛、大正の古今雛、昭和の現代雛、あわせて、錦絵(にしきえ)と花鳥図の屏風も飾りました。
コロナ禍で鬱屈とした世の中だからこそ、雛人形に明るい世の中や厄難消滅への願いを託したいと思います。
当館ご宿泊のお客様限らず、多くの方にご覧いただき、庄内の習わしに従い、お雛様に手を合わせていただければと思います。
ただ、諸般の事情により、見学に際しては、お電話、メール等により、事前のご連絡をお願いいたします。
お雛様見学と併せて、お食事の用意も承ります。
お雛御膳、精進料理いずれもお一人様2200円(税込み)、4名様以上にて承ります。ご利用の2日前までお申し込みください。
※なお、お雛様の展示は4月5日(月)までの予定です。
日本海側の広い範囲に記録的な大雪をもたらした発達した低気圧は、ようやく東の海上に抜けたようです。
ここ数日は、山形県内でも、連日のようにドカ雪が降り、除雪作業に追われる日々でした。電車や飛行機も多くが運休となり、まさに陸の孤島状態でした。
ようやく天気が落ち着き、屋根を見上げてみれば相当な積雪になっており、慌てて雪下ろしを依頼しましたが、すでに予定が詰まっていて、10日ほど先になるようです。連日の大雪のために、雪下ろしも一気に始まったようです。ここ手向の雪下ろしは職人さんたちが、基本的には山手(上)の方から、家の造りや家人の関われる程度などを考慮して順番を決めて作業してくれているので、あとはお任せしておくしかありません。
ただ、低い屋根やひさしなどは雪がたまりやすい上、雪下ろしの際には高い屋根の雪をそこに落とすことになるので、大屋根の雪下ろしの前にある程度落としておく必要があります。これが「プチ・雪下ろし」です。
多聞館の場合は、表玄関の屋根と増築した喫煙室、数カ所のひさしが「プチ・雪下ろし」の対象です。
「プチ」とはいえ、安全のため「かんじき」を履いての作業です。
昨シーズンはほとんど雪がなかったのでほぼ2年ぶりの作業でしたが、すぐにに感覚を取り戻し、雪質も下ろしやすかったこともあり、1時間ほどで作業を終えました。
明日からは気温が緩み、雨も入って雪のかさはぐっと減りそうですが、その分重たい雪になりそうです。
家屋や構築物などに被害が出ないように気をつけたいものです。
2021年、令和3年の年頭に当たり、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
昨夜、NHKの「行く年来る年」の冒頭、まさに比叡山延暦寺の除夜の鐘が撞かれたちょうどそのとき、「羽黒山冬の峰」の満願を迎えた先途松聖とその一行が、法螺の音と「勝った!勝った!」の掛け声とともに下っていきました。
コロナ禍のため、例年とはガラッと変わった松例祭となり、長年この祭りに関わってこられた位上・先途両松聖にとってはさぞ、感慨深いことだったろうと感じました。
新型コロナの感染状況は収まる気配がなく、まだしばらくは世界的な戦いが続くことは確実です。
その中でも、当館としては、社会の公器としての旅館の役割を果たすべく、精進して参る所存です。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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