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2010年7月26日 (月)

月山登山日記(2010・7・26)

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今日は再び先達で月山へ。お客様は仙台市荒井出羽三山講の皆様です。

こちらもずっと昔から続いている「講中」です。

多聞館を3時に出発し、八合目の駐車場から4時前に登り始めました。

はじめはうっすらとガスがかかっていましたが、登るにつれすっきりと晴れ、青空まで広がりました。

途中では御来光も拝めました。

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10日ほど前にこちらでお伝えした2箇所の雪渓は、このところの高温のためずいぶんと小さくなっていました。

登山の際には完全に回避できます。

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登山道脇には色とりどりの花々が盛りと咲き誇っています。

とりわけ、八合目のニッコウキスゲ、九合目のハクサンフウロ、トウゲブキ、その上のハクサンイチゲ、ハクサンシャジン、コバイケイソウなどが見頃です。

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今日の月山には、白装束の講中のお客様、カラフルな登山ツアーのお客様、個人でお越しのお客様、今はやりの「山ガール」のグループなど、様々なお客様が登っておられたほか、地元の小学生の一行にも行き会いました。あらためて月山の懐の深さを感じます。

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多聞館でお受けする「講中」は今年はこれで最後です。

とはいえ、これからは個人で月山に参拝、登山されるお客様のご予約がいっぱいです。

月山の賑わいはまだまだ続きます。

 どうぞお気をつけて月山へのご参拝、登山にお越しください。

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2010年7月21日 (水)

山の天気、里の天気~月山登山案内

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東北地方(南部)の梅雨は、平年よりも5日早く7月18日に開けました(ちなみに去年は「梅雨明けが確認できない」とされました)。

その後は、庄内地方でも気温30度以上になる日が続いています。

月山の麓にあたるここ手向(とうげ)でも気温の高い、晴れの天気が続いているのですが・・・、

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きのう月山から下りてこられたお客様によると、月山は濃い霧がかかっていて風も強かったとか。

また、同じくきのう鳥海山から下りてこられたお客様も、霧のためずっと雨具を身に付けなければならず、頂上付近では豪雨にも見舞われたとか。

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逆に、先日私が月山に上った16日は、小雨がぱらついた程度だったにもかかわらず、下界では土砂降りの雨だったようです。

これほど、山の天気と里の天気は違います。

よく、天気予報をご覧になって「雨が降りそうだから・・・」と予定を変更される方がいらっしゃいますが、予報はあくまで都市部のお天気。山の天気とは違います(予報自体あまりあてにならないかも・・・)。

ですから、多聞館ではお客様によほどの天気で無い限り、まず八合目まで行ってみるようにお勧めしています。

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実際に山の天気を見て上るか否かを判断していただきたいし、仮に登頂は無理でも、20分ほど歩けば中の宮の「御田ヶ原神社」があり参拝や供養ができますし、八合目の弥陀ヶ原周辺を1時間ほどで散策するコースもあるので、多少なりとも月山の雰囲気を味わっていただけるからです。

また、月山はお天気さえよければ初心者でも難なく上れるお山ですが、一旦天候が悪化すると相当厳しい環境になり危険も伴います。雨具など最低限の装備は天気に関わらず準備して上っていただきたいと思います。


月山9合目の「仏生池小屋」のブログが、日々の天気状況を伝えています。参考になさってください。

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2010年7月17日 (土)

月山登山情報(7月16日)

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昨日(7月16日)、今年初めての先達として月山に行ってきました。

お客様は「塩釜三山睦講」という「講中」のみなさんです。

こちらは、私が生まれるずっと前から続いている講中です。

時折、小雨がぱらつく程度で、快適に登拝できました。

八合目駐車場から頂上まで、雪渓は2箇所。

一箇所は4分の一ほど登った一の岳の雪渓で、30メートルほど。

緑色のロープにつかまって歩けば大丈夫です(ただ、入り口と出口は滑りやすいので要注意です)。

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もう一箇所は頂上の手前から頂上までの約300メートルほどの大雪渓です。

回避できなくもありませんが、平らなところなら雪渓を歩いたほうが楽でしょう。

頂上が近くなって傾斜が出てきたら早めに岩場に上がったほうがいいでしょう。

雪の消え際を渡る際は雪が薄くなっていますから、十分お気をつけください。

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例年より遅れ気味かな、と思われた花々も盛りを迎えています。

ニッコウキスゲ、チングルマ、イワカガミ、ハクサンフウロ、コバイケイソウ、ハクサンイチゲ、ヒナウスユキソウ・・・

みんな花を咲かせて待っています。

今週末からは講中のお客様もピークを迎え、月山も一番の賑わいを見せることでしょう。

どうぞお気をつけてご参拝ください。

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2010年7月16日 (金)

出羽三山神社『花祭り』

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きのう7月15日は出羽三山神社の『花祭り』でした。

これは五穀豊穣を祈願する出羽三山神社の例祭です。

羽黒山山頂では朝から各所で黒川能などの芸能の奉納が 行われました。

DSCN4835 DSCN4844 左・黒川能

右・御神楽 

 

 

 

 

また、地元手向(とうげ)の若者衆 は、『さし串』と赤飯で腹ごしらえをした後、花梵天をやぐらに取り付ける作業にいそしみました。

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そして正午。

月山・羽黒山・湯殿山それぞれの神様を祀った三基の神輿とともに、稲の花を模った造花で飾られた梵天が三基、境内をゆっくりとまわります。

梵天は観客の近くに来るとゆっくりと倒され、待ち構えていた観客が我先に花を取り合います。

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境内をふた廻りする間に、梵天はすっかり丸坊主になっています。

ちなみに、取った花は神棚などに祀り、五穀豊穣や家内安全を祈願するものとされています。

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花祭りが終わると、出羽三山もいよいよ本格的な賑わいを見せる季節を迎えます。

花祭りに奉仕された皆さん、どうもご苦労様でした。 

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2010年7月14日 (水)

花祭り子供みこし

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 (手向の沿道には注連縄がはられました)

 

 

 

 

明日7月15日は出羽三山神社の例祭『花祭り』です。

これに先立ち、今日は地元手向(とうげ)の小中学生による子供神輿の巡行が行われました。

山伏に先導された九台の神輿が、随神門から注連縄のはられた手向の町内を巡行していきました。

(私の住む地区では今年から小中学生が全くいなくなったため、参加しませんでした。残念です。)

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明日の花祭りは羽黒山山頂で行われます。

午前9時頃から山頂各所において黒川能や高寺八講などの芸能の奉納が行われます。

10時からの 例大祭に引き続き、12時頃からは祭りのクライマックスといえる『神幸式』です。

三台の神輿とともに境内をまわる造花で飾られた梵天から、観客が花を奪い合います。

お天気が心配ですが、多くのお客様のお越しをお待ちしております(私も若者衆の一員として奉仕しております)。

※『花取り』の際にはくれぐれも怪我をされませんように。

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2010年7月10日 (土)

映画「必死剣鳥刺し」本日公開!

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平山秀幸監督、豊川悦司主演の映画「必死剣鳥刺し」が本日7月10(土)に公開されました。 

 公式サイトは⇒こちら

原作は鶴岡出身の藤沢周平氏。

『隠し剣孤影抄』(文春文庫)に収められている短編です。

作品の舞台は江戸時代の架空の『海坂藩(うなさかはん)』で、これは庄内藩がモデルといわれています。

この映画も庄内各地でロケが行われました。

 

 

 

 

 

原作のストーリーは・・・

16719238  兼見三左ェ門(豊川悦司)は、藩政混乱の元凶であった藩主の愛妾を刺殺した。

しかし、兼見に対する処分は一年間の閉門と減禄、役の召し上げという寛大なものだった上、閉門が解かれると禄も戻され、藩主傍に仕える役にも取り立てられる。

亡き妻の姪・里尾(池脇千鶴)に身の回りの世話を受けながら平穏な日常を取り戻したかに見えた兼見だったが、ある日中老の津田(岸部一徳)からある密命を受けたことにより、不条理の渦中に飲み込まれていく・・・。

こんな感じです(あまり詳しく書くと映画の楽しみが失われますので)。 

 


過酷な運命に翻弄される兼見役が豊川悦司さんとは、まさにぴったりだと思います。

「自分だけの孤独な信念にしたがっただけ」だったはずの兼見を翻弄する理不尽な悪意の罠。

それに気付いたときの豊川さんの「表情」をスクリーンで観るのが今から楽しみです。

皆さんもぜひ、劇場でご覧ください。

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2010年6月30日 (水)

月山開山!

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 いよいよあす7月1日は月山開山祭です。

午前11時からは山頂の月山神社において神事が行われます。

開山に伴い、羽黒山方面から月山八合目に行く路線バスも明日から運行されます。

多聞館近くの羽黒センターからは
 6:35
 7:35
11:20
13:35
の4本があります。

下りの月山八合目発は、
 8:30
 9:30
13:10
16:00
の4本です。

詳しくは⇒庄内交通のサイトでご確認ください。


月山頂上、九合目(仏性池)、八合目(弥陀ヶ原)の各山小屋も営業を始めました。

多くの皆様の月山登拝をお待ちしております。

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2010年6月28日 (月)

図司呂丸と芭蕉

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図司呂丸(ずしろがん=俳号)は本名を近藤佐吉といい、現在の鶴岡市鳥居町の藩士の出であったといいます。

後に羽黒町手向の現在の羽黒第一小学校の傍に居宅を構え、山伏装束の染物を生業としつつ、妻と共に俳諧に親しんでいた人物と伝えられています。

奥の細道紀行で羽黒山を訪れた松尾芭蕉一行は、最初に呂丸の元を訪ねました。

そして呂丸の取り計らいにより、羽黒山の別当代であった会覚阿闍梨との面会を果たし、その後7日間にわたり当地に滞在し、出羽三山参拝をも果たしています。

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芭蕉は本坊宝前院若王寺で催された句会において

《有難や雪をかほらす南谷》

の句を残しました。

(←本坊跡)


羽黒の地でと呂丸と過ごした時間について芭蕉は後に呂丸に寄せた書簡の中で、

《誠不思義清談夢之心地仕候》(=今になってみると不思議なことですが、あなたとお会いしてお話した時間は夢の中の出来事だったように感じます)といい、

命候内には今一度と願申候》(=私の命のあるうちに今一度お会いしたくお願い申し上げます)

とまでしたためています。

呂丸と芭蕉との心の交流がうかがえます。

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(←南谷) 

 

 

 

 

芭蕉の招きに応じて江戸を目指した呂丸は、芭蕉との三年ぶりの再会を果たし、旧交を温めます。

まだ発表前だった「三日月日記」の稿本を貰い受けたりもしています。

その後、呂丸は西方への旅を続けましたが、京都において病に倒れ亡くなりました。

DSCN4666 辞世句  《消安し都の雪ぞ春の雪》

その知らせを聞いた芭蕉は

《当帰より哀れは塚のすみれ草》

追悼句を送っています。


 

上の写真は多聞館近くの『烏崎稲荷神社』境内に祀られている図司呂丸追悼句碑です。

野に埋もれていたものを多聞館の先々代(土岐多聞)をはじめとする地元有志があらためて祀ったものです。

先日紹介した『図司呂丸顕彰俳句大会』のルーツがここにあります。

ちなみに、上の由縁書は先々代の筆によるものです。

S-100CIMG5609 近年は、「奥の細道」を訪ねて当地を訪れるお客様も多くいらっしゃいます。

その折には、羽黒の地で芭蕉を迎え、心の交流を深めた図司呂丸という人物がいたことにも思いを馳せていただければ、と思います。

 

 

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2010年6月27日 (日)

月山筍ご飯~図司呂丸顕彰俳句大会

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今日は、羽黒山門前の「いでは文化記念館」において、「第28回図司呂丸顕彰俳句大会」が行われました。

奥の細道紀行で羽黒山を訪れた芭蕉一行を迎え、別当代との面会をとりなすなどした図司呂丸の功績を讃え、後世に語り継いでいこうとの趣旨で開催されてきた歴史ある俳句会です。

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(図司呂丸居宅跡←羽黒第一小学校のすぐ傍です。 )

 

 

 

多聞館では毎年、、この俳句大会に参加される皆様の昼食用に、『月山筍ご飯』とお汁のご注文をいただいております。

先日月山に行って採ってきた月山筍と油揚げなどの他の具をしっかりと煮込み、これをご飯に混ぜて炊き上げます。

毎年この筍ご飯を楽しみにしてくださっている参加者も少なからずいらっしゃり、当方にとってもありがたいことです。

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お客様のご要望により、炊き立てのご飯を釜ごと会場に運び入れ、熱々のままお皿に配膳しています。

この方法だと、お客様から直接感想をうかがうことが出来るというメリットもあります。

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次回は、図司呂丸と芭蕉との関わりについてもう少し詳しく紹介したいと思います。


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2010年6月24日 (木)

『県道月山公園線(月山高原ライン)』開通

DSCN4797羽黒山方面から月山8合目駐車場に至る『県道月山公園線(月山高原ライン)』は昨日(6月23日)までに4合目ゲートのバリケードが外され、全線開通しました。

 

 

 

DSCN4789  今朝の月山は大荒れの天気だったため、登山者の姿はほとんど見られませんでしたが、月山筍採りに向かう人たちの車が早朝からたくさん並んでいました。

8合目では濃霧の中、レストハウスの開業準備や飲料の自動販売機設置などの作業が行われていました。

ロープを張ったり案内板を設置したりの登山道整備も急ピッチで行われています。

山頂や弥陀ヶ原の神社や九合目・頂上の山小屋でも、7月1日の開山祭に向けて準備が進められていることでしょう。

DSCN4787 そんな中、私は明後日に多聞館で注文を受けている筍ご飯に使う月山筍を採りに 行ってきました。

強風と断続的に降る雨の中、なんとか必要なだけの月山筍を確保してきました。

 

 

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昼過ぎに月山を下ってくる頃には天気も回復し、青空ものぞいていました。

月山から望む庄内平野は去年の秋以来です。

月山の夏山シーズンがいよいよ始まります。


 

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