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2011年1月 9日 (日)

大雪、雪除け、雪下ろし

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クリスマス以来雪らしい雪が降らず、こんなに穏やかな正月でいいのだろうか・・・と嬉しい反面、ちょっと不気味に感じていたこの頃でしたが、やっぱり降ってきました。

昨日から今日にかけて休まず降り続け、24時間で60センチくらいは積もったでしょうか。

夜になってもなお降り続いています(大雪注意報発令中)。

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昨日、丁寧に除雪した多聞館の駐車場も一日でこんな具合です。

今日もまた1時間ほどかけて、除雪機での除雪を行いました。

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その後、近所のお宅の雪下ろしに。

萱葺きのこのお宅は冬の間、家人が不在のため、多聞館で管理を任されています。

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屋根に上がってみると、下から見ていた以上の積雪でびっくりしました。

暖冬のため、一番下の雪の層も固まっておらずザラメ状です。

(雪下ろしをされる方ならすぐに分かると思いますが)こういう状態での雪下ろしは特に危険です。

へっぴり腰で屋根の雪を下ろし、下ろした雪も片付けて2時間ほどで完了しました。

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除雪、雪下ろしはこれからが本番です。

雪国の皆さん、くれぐれも注意して作業に当たってくださいね。

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2010年12月 3日 (金)

障子の張り替え

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少し時間が出来たので、大広間と客室の一部、それと居間の障子の張り替えを行いました。

繁忙期などに生じる障子の破れはその都度、「切り張り」の応急処置を施していますが、さすがに切り張りが多くなってくるとみっともなく感じられます。

また、補修箇所は無くても、時間が経った障子は白さがあせ、破れやすくもなるので、定期的な張り替えが必要です。

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古い障子紙をきれいにはがし、桟を掃除して乾燥させるまでが面倒で、工程の半分以上と感じられます。

今回は30枚ほどの障子を一日かけてはがし、もう1日かけて張り上げました。

 

 

これからの年末年始の時期、多聞館では忘・新年会や祝宴などが続きます。

お客様には、障子を張り替えて明るくなったお座敷でおおいにお楽しみ頂きたいと思います。

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2010年11月19日 (金)

雪囲い

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 晩秋の晴天。

こんなお天気のことをこの地方では「もうけ空」といいます。

外仕事をあきらめているこの時期の晴天はまさに「もうけもの」。

そんな「もうけ空」の今日、多聞館では冬の積雪に備えた雪囲いの作業が行われました。

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杉の長木、竹、プラスチックの波板などを組み合わせて、建物の周囲をぐるっと囲う毎年の作業です。

今年は四人の職人さんで一日で仕上げるということで、お手伝いした私も含め、なかなか忙しい一日になりました。

夕方には庭の植木も含め、すべての雪囲いが完了しました。

 


DSCN3407 この冬はどんな積雪になるかと心配ですが、雪囲いが出来てまずは一安心です。

これから春までの間はこんな外観が続きますが、これも雪国の定めですので、お客様にはご容赦願います。

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2010年11月16日 (火)

晩秋

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今朝の手向の気温は3℃ほど。

季節は晩秋から初冬へと移りつつあるようです。

ふと、ちりしおれた庭を見てみたら・・・

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図らずもこんなかわいらしい光景に出くわしたので、思わず写真に収めました。

雪囲いをするまで庭に置いてある親子のウサギです。

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モミジの葉はほとんど落ちきり、ドウタンツツジの紅葉が盛りです。

風情ある情景ですが、雪囲いを急げ・・・とせかされているようでもあります。

 

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2010年10月15日 (金)

秋来たりなば・・・

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ここ羽黒では秋真っ盛り。

月山の紅葉もだいぶ下の方までおりてきたのが里からも観て取れます。

多聞館では、つい最近まで活躍していた扇風機は収納され、替わりに石油ファンヒーターが稼動しはじめました。

お客さんによって体感温度はまちまちですが、不思議なことに北国の方のほうが敏感に寒さを感じられて、早めに暖房を入れていらっしゃるようです。

暖房器具に対する距離感の違いかもしれませんね。

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そんな中、今日は大晦日に行われる「松例祭」に参加する、上四町の会計担当者の集まりがありました。

祭りを前にして行われる「大松明まるき」の練習や、その後の親睦会である「付合い(=土洗い)」などについての打ち合わせを行いました。

あさってには、上下八町の若者頭と関係各位が一同に会する会議も開催されます。

先日(9月24日)の「幣立祭」以来、松聖のおふたりは行を続けられていますが、若者にとっても松例祭が近付いてきました。

「秋来たりなば松例祭遠からじ」です。

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2010年10月 9日 (土)

庭木の剪定

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多聞館では昨日、玄関先の松ともみじ、その他の庭木の剪定を行いました。

作業に当たっていただいたのは町内の野口造園さんのふたりの職人さん。毎年お世話になっているおふたりです。

今年の夏の異常な暑さは、庭木の新芽の伸び具合にも影響していたようで、例年よりも控えめの剪定にしていただきました。

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すっきりしたもみじの葉がすっかり落ちてしまうまでおよそ1ヶ月。

短かい秋の間に冬支度が進みます。

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2010年10月 5日 (火)

光回線導入

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ここ手向地区でも10月1日からNTTのフレッツ光の供用が開始されました。

夏ごろから手向のあちこちで電話線の工事が急ピッチで進められていました。

そして10月には入ってからは光を申し込んだ各家庭に電話線を引き込む作業もあちこちで見受けられました。

多聞館でも昨日、ISDN回線から光回線への切り替え工事を行いました。

NTTのフレッツ光と光電話の供用が開始されました。

 

インターネットを使っていて少しは早くなったかなあという感じはします。

ただ、うちのパソコンの遅さの原因がパソコン自体にあることには薄々気付いているので、あとはこちらの問題ですね。

 

DSCN5060 今回の工事後にあらためて気付いたのは、家の中に電話回線を利用する機器がいくつもあったことです。

パソコンやファックスは当然認識していましたが、それ以外にも警報装置や通信カラオケ、決済端末等々。

旅館ゆえのものかもしれませんが、これらひとつひとつに対応しなければならないのは結構な手間でした。

中にはあらたなコストが発生するものもあり誤算でした。

これから光回線への変更を考えていらっしゃる皆さんも、どうぞ事前の調査と準備を怠りませんように・・・。

 

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2010年9月23日 (木)

秋仕様に

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つい昨日も各地から厳しい残暑のニュースが伝えられていましたが、今日は寒気がググッと南下したため、全国的に涼しくなっているようです。

ここ羽黒は連日の雨で、朝夕は日に日に肌寒く感じられるようになりました。

ということで、館内も夏仕様から秋仕様に変え始めています。

夏の間大活躍だった扇風機を隅に追いやり、欄間には外してあった障子をはめ込みました。

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座布団はござから綿入れに替え、浴衣の上に重ねる羽織も出しました。

掛け布団も今夜から少し厚手のものに替えます。

食材も夏野菜などの涼味をきかせたものから秋らしいきのこや温かみのある料理にシフトです。

稲刈りが進む中、多聞館では早々に新米に切り替えました。

ここ羽黒はもうすっかり秋です。

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2010年8月14日 (土)

サギソウ

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今年も多聞館にサギソウが届きました。

市内の阿達さんが丹精籠めて育てられたサギソウの鉢植えです。

ここ2、3日の間に次々と純白の花を咲かせています。

その姿はまさに空を舞う鷺(サギ)。

花好きのお客様にはとても喜んでいただいています。

あと1週間ほどは楽しめるかと思います。

その間にお越しいただけるお客様、ぜひご覧ください。

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2010年8月10日 (火)

墓祓い

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今日はお泊りのお客様の片づけを終えた後、当家のお墓の掃除をしてきました。

墓掃除のことをこちらでは「墓祓い」と呼び、お盆前には8月6日に行うのが慣わしです。

かく言う私も6日以来、頭の片隅では気にかけながらも、忙しさや暑さを言い訳に今日まで延ばし延ばしにしていました。

そんな怠け心を言い訳にさせない知恵が「墓祓いは8月6日!」ということなのかもしれません。

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杉の枯れ枝を片付け、茂りすぎた草木を刈ったりむしったり、ホウキで掃き清めたり・・・。

そのうえ、当家の墓地の隣には数基の無縁墓があり、以前から当家で一緒に掃除をしています。

35度にも迫ろうかという猛暑の中、アブや蚊にまとわりつかれながら、2時間ほどの作業で墓祓いを終えました。

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8日付けの朝日新聞には、墓石の中のお骨を散骨して、先祖代々の墓を閉じるという『墓じまい』の記事が出ていました。

墓の維持管理が困難になり、子孫にも迷惑をかけたくない・・・という、事情が綴られていましたが、どこも同じなのだなあと感じながら読みました。

現にこの地域でも放置されたり、撤去されるに至った墓を多く見かけます。

ただ、「♪千の風になって」のようにそこには誰もいないのだし・・・と言ってしまえばそれまでなのですが、お盆や法事をはじめ機会あるごとに親族や故人ゆかりの人々が集い自己のアイデンティティを確認したり、故人に思いを馳せたりする『場』、あるいは『対象』としてのお墓・墓地は(たとえ現代風に形を変えていくにしても)無くなるものではないだろう、と当家の先祖の名がきざまれた奥津城(おくつき)に手を合わせながら考えていました。

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