秋の峰終わる
昨日(8月31日)の正善院荒澤寺の行者一行に続き、今日は出羽三山神社の行者達が秋の峰入りの修行を終えて、手向(とうげ)の里を下っていきました。
多聞館から送り出した二名の山伏さんも無事にお帰りになり、今夜は私もご相伴に預かりながら、修行の思い出話に花を咲かせました。
今年は大雨や台風にも見舞われず、厳しい暑さだけが大敵の修行だったようです。
満願成就された山伏の皆さん、ご苦労さまでした。
今後是非、羽黒派古修験道の奥義を、身をもって世に広めて行ってただきたいと願っております。
昨日(8月31日)の正善院荒澤寺の行者一行に続き、今日は出羽三山神社の行者達が秋の峰入りの修行を終えて、手向(とうげ)の里を下っていきました。
多聞館から送り出した二名の山伏さんも無事にお帰りになり、今夜は私もご相伴に預かりながら、修行の思い出話に花を咲かせました。
今年は大雨や台風にも見舞われず、厳しい暑さだけが大敵の修行だったようです。
満願成就された山伏の皆さん、ご苦労さまでした。
今後是非、羽黒派古修験道の奥義を、身をもって世に広めて行ってただきたいと願っております。
正善院荒澤寺主催の羽黒修験『秋の峰入り』に参加していた山伏たちが31日夕刻、山から里(娑婆)へと下りてきました。
修行の最後に駆け下りる羽黒山の参道は、この世に生を授かるときに通る産道を意味するといい、山伏たちは次々に「おぎゃー!」と産声を上げながら随神門を駆け出てきました。
その後一行は、手向の町を下り、黄金堂の前では産湯(うぶゆ)をあらわすという「場柴燈」を威勢よく飛び越えて、修行の最後を締めくくりました。
最後に一行は黄金堂に上がり、観音様に修行の無事を報告する勤行を行っていました。
今年の峰入りの期間中はずっと厳しい残暑が続いていましたから、さぞ厳しい修行となったことでしょう。
満願成就された山伏の皆さん、ご苦労様でした。
昨日の羽黒山正善院荒澤寺が主催する「羽黒派修験道」に続き、今日は出羽三山神社が主催する「羽黒派古修験道」の「秋の峰」が始まりました。
いずれも『十界修行』を通して『擬死再生』を果たし、『即身成仏』の山伏となることをめざす難行です。
今年は全国からの申込者の中から抽選で選ばれた146名の方が、山伏修行に入られました。
多聞館からもおふたりの修行者を送り出しております。
今年は例年になく、厳しい残暑が続いております。
修行に挑まれている皆さんのご無事と満願成就を羽黒の里よりお祈りしております。
羽黒山荒澤寺正善院が主催する7日間の山伏修行『秋の峰入り』が今日(8月25日)から始まりました。
入峰者たちは『十界修行』を通して『擬死再生』を果たし、『即身成仏』の山伏となることをめざします。
私も、出立に際し、正善院向かいの黄金堂において、梵天をお堂に投げ入れることで笈(おい)に新たな生命を宿すとされる重要な儀式、『梵天作法(奉納)』を見学してきました。
65名ほどの入峰者の発する熱気は、厳しい残暑をもしのぐかのようでした。
予報ではこの地域でもまだまだ厳しい残暑が続きそうですが、入峰された皆様の満願成就をお祈りしております。
出羽三山精進料理プロジェクトを取り上げていただいたBSフジ「Table of Dreams」が、インターネット動画配信サービスのGyao!にアップされています。
見逃された方、もう一度ご覧になりたい方は、ぜひこちらからどうぞ。
⇒http://gyao.yahoo.co.jp/player/00919/v00001/v0000000000000000222/
それにしても・・・多聞館の女将と若女将のやり取り、何度見ても笑えます。
今日は多聞館にご宿泊いただいた出羽三山講のお客様の「先達」として、月山に行ってきました。
「出羽三山講」は、特定の地域や志を同じくする人々が、出羽三山参拝を目的として組織するもので、古くから出羽三山信仰の中核をなしてきたものです。
その講の人たちを先導して月山などに上り、参拝のお世話をするのが「先達」です。
今日、ご案内した講は、戦前から続く宮城県の講です。
絶えず強い雨が降り続き、ときおり強風にも見舞われるというあいにくのお天気の中でしたが、82歳(!)の講長さんをはじめ、講を代表して登られた4名の方々は、無事に頂上の月山神社で参拝できました。
強い雨のためにカメラの調子が悪くなり、あまり写真は取れなかったのですが・・・
八合目から頂上までの雪渓の状況は、八合目(一の岳付近)と頂上手前の2箇所あるものの、いずれも回避可能な程度に減っていました。このルートの往復でしたら、アイゼンは不要です。
参道の花の様子は、キンコウカ、ニッコウキスゲ、ウゴアザミ、シラネニンジン、ハクサンイチゲ、チングルマ、ハクサンフウロ、ヨツバシオガマ、ヒナウスユキソウ、ウサギギク、トウゲフキ、アオノツガザクラ・・・。
多様な花々が見られます。
下の画像は、月山で初めて見つけたダイモンジソウです。
今日は珍しく、オコジョも顔を覗かせました。
東北南部の梅雨は明日かあさってには開けそうです。
短い月山の夏、ぜひ訪れてみませんか。
出羽三山精進料理プロジェクトの連続企画「○○で出羽三山精進料理を味わう会」が、本日、宿坊「大進坊」さんで開催されました。
私も若女将と一緒に参加してまいりました。
大進坊さんは350年以上の歴史を持つ由緒ある宿坊で、ご主人は「松聖」として出羽三山の百日行を修められた方です。
また、(今日は会えませんでしたが)若旦那は当プロジェクトの副代表を務めています。
今日の料理は、若旦那も採集した山菜などの食材を、若女将が中心になって調理したと伺っています。
一品一品丁寧に調理され彩りよく盛り付けられた料理からは、携わった方々の思いが込められているのが伝わってきました。
多聞館の若女将にとってもとても良い勉強になったようです。
大進坊の皆さん、ありがとうございました。
出羽三山精進料理プロジェクトの企画はこれからも続きます。
どうぞ、ご期待ください。
今日7月15日は出羽三山神社の例大祭「花祭り」です。
午前中から羽黒山頂各所において黒川能や高寺八講をはじめとした芸能が奉納されました。
地元の若者衆も朝から補屋(しつらえや)に集い、御神酒を頂きながら気勢を高めていきます。
その後、三神合祭殿前で、花で飾られた献燈(花梵天)をやぐらに固定し、大綱を取り付ける作業を行いました。
その頃には雨も上がり、祭り本番を待つお客さんが大勢集まっていました。
そして正午。
神輿が3基引き出され、それぞれに月山、羽黒山、湯殿山の神様が移され、境内を巡行します。
それぞれの神輿の後には献燈が続き、ときおりその上体を見物客に向かって大きく傾けます。
見物客は先を争って、献燈に飾られた造花を取り合います。
ここで手に入れた造花は五穀豊穣や家内安全などにご利益があるとされ、境内は一時、造花を手に入れようとする観客と、容易にはそれをさせまいとする若者衆の熱気(と殺気)に満ち溢れます。
巡行を終えた献燈はご覧のように丸裸で、中には芯柱が折れるものもあるほどです。
若者衆の奉仕はここまで。
あとは斎館に下り、直会(なおらい)となります。
今年も花祭りが無事に終わり、これから出羽三山は一年で一番賑わう盛夏を迎えます。
五穀豊穣を祈願する、出羽三山神社の例大祭「花祭り」が15日に羽黒山山頂で斎行されました。
これに先立ち、14日の午後には、門前町手向(とうげ)の小中学生による「子供神輿」の巡行が行われました。
10の集落のうち、小中学生のいない下長屋町をのぞく9つの集落から、10基の神輿が繰り出し、山伏を先頭に、注連縄の張られた手向の町を元気に巡行していきました。
どの集落も、担ぎ手となる子供たちが少なくなってきているようで、大人たちも多数参加していました。
最後まで心配された雨にも降られずよかったです。
子供達は各集落に帰って、こんどは各家々を回ります。
子供達の賑やかな歓声が町に響き渡る、手向の夏の風物詩です。
参加された皆さん、ご苦労様でした。
羽黒町観光協会の会員有志が立ち上げた「出羽三山精進料理プロジェクト」が企画する「出羽三山精進料理を味わう会」第2弾は、手向の宿坊「大進坊」さんで開催されます。
日時 7月21日(土) 12:00~
会場 「大進坊」 鶴岡市羽黒町手向手向95 TEL0235-62-2372
会費 ¥2100(税込み)
詳細とお申し込みは ⇒ 羽黒町観光協会のホームページ
またはお電話 ⇒ 0235-62-4727 まで
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
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