昨日の羽黒山荒澤寺正善院が主催する羽黒派修験道に続き、今日は出羽三山神社が主催する羽黒派古修験道の「秋の峰」が始まりました。
正午過ぎ、峰薬師神社で梵天投じを行った入峰者の一行が多聞館の前を通り過ぎていきました。
今年の入峰者は149人だそうです。外国人の姿も何人か見受けられました。
当館に本日ご宿泊のお客様の中に、羽黒山山内で秋峰の一行を見かけたとおっしゃる方が何組かいらっしゃいました。
出羽三山が、山伏修行が今なお行われている山であることに少なからず驚かれていたご様子でした。
秋峰に限らず、様々な祭事、山伏案内等で、羽黒山山内で山伏に遭遇するお客様は結構いらっしゃいますが、一様に驚き、喜んでいらっしゃるようです。
秋の峰の期間中、あちらこちらで修行中の山伏に遭遇する方も多いことでしょう。
「山伏にも会えるお山」というのも、出羽三山の大きな魅力なのかもしれません。
秋の峰参加者の皆様の満願成就を祈念申し上げます。
本日(8月25日)より、羽黒山荒澤寺正善院が主催する「羽黒修験秋峰修行」が始まりました。
昨日は夏の終わりを告げるような激しい雨が降り心配されましたが、午前中には雨も上がり、山に入る山伏たちの一行を祝福しているかのような日差しものぞいていました。
一行は今日から7日間、山中にこもりながら『十界修行』を通して『擬死再生』を果たし、『即身成仏』の山伏となることをめざします。
こちらの峰入りには女性も多く参加されております。また、外国人の姿も見られました。昨年よりも多くの峰入者がいらっしゃったようです。
修験道の思想の普遍性と広がりを感じます。
入峰された皆様の満願成就を祈念しております。

日々の雑事に追われ、ブログの更新が1ヶ月近くも滞っておりました。
その間、お伝えすべきことも多々ありましたが、申し訳ありませんでした。
7月15日は羽黒山の花祭り。五穀豊穣や家内安全を祈願する出羽三山神社の例大祭のひとつです。
その前日には門前町手向(とうげ)の子供達による神輿パレードが行われました。
翌15日は花祭り本番。
午前中は山内各所で黒川能をはじめとする芸能が奉納される中、手向の若者たちは刺し串を肴にお神酒をいただきながら気炎を上げました。
そして正午。
三山の神を移した3基のみこしと、稲の花で飾り立てられた献燈(花梵天)が境内を巡行します。
その間、観客たちは献燈の花を奪い合います。この花は家内安全や五穀豊穣にご利益があるとされているからです。
境内を2~3巡する間に、献燈は丸坊主にされてしまいます。
花祭りが終わると梅雨明けも間近。
出羽三山も最もにぎやかな時期を迎えます。
皆様のお越しをお待ち申し上げております。
羽黒山の門前町手向(とうげ)の中ほどに位置する羽黒山正善院黄金堂。その昔、境内の入り口には羽黒山第一の鳥居がそびえ、羽黒山山上の大本堂に対して小金堂と呼ばれ、出羽三山参拝の第一の拝所とされていたといいます。
その由来は諸説あり、聖武天皇の建立とも、源頼朝の建立とも言われています。昭和25年には国の重要無形文化財に指定されています。
黄金堂内には、かねてより三十三体の聖観音菩薩をはじめ、多数の由緒ある仏像が祀られていましたが、このたび、平成の大修理に伴い、江戸時代まで羽黒山寂光寺本堂に鎮座していたご本尊「出羽三山大権現」が安置され、御開帳されることになりました。聖観世音菩薩(羽黒山大権現)、阿弥陀如来(月山大権現)、大日如来(湯殿山大権現)の三体からなる出羽三山大権現は、神仏習合時代の出羽三山の信仰の姿を今に伝えています。
また、合わせて、江戸時代に実在し、大日如来の化身として江戸庶民の信仰を集めた「於竹(おたけ)大日如来」が、境内の大日如来堂において、江戸時代の創建以来初めて御開帳されます。
黄金堂「出羽三山大権現」御開帳
於竹大日堂「於竹大日如来」御開帳
・期間 平成28年9月25日(日)~10月30日(日)
・時間 午前9時~午後4時30分
・特別拝観料 500円
御開帳に合わせて、羽黒山門前のいでは文化記念館では『お山のにぎわいと生きた大日如来ー江戸時代の羽黒山と於竹大日如来展」が開催されています。黄金堂参拝の折にはぜひ、併せてご見学ください。
いでは文化記念館企画展示
『 ーお山のにぎわいと生きた大日如来ー
江戸時代の羽黒山と於竹大日如来展 』
期間 平成28年6月30日(木)~11月28日(月) (火曜休館)
開館時間 午前9時~午後4時30分
入館料 大人400円 高校・大学生300円 小・中学生200円
昨日の羽黒山荒澤寺正善院が主催する羽黒派修験道に続き、今日は出羽三山神社が主催する羽黒派古修験道の「秋の峰」が始まりました。
164名の入峰者たちは雨の中、法螺を鳴らしながら門前町手向(とうげ)を上っていきました。
沿道では手向の住民たちが無事を祈りながら見送るのが恒例です。今日は地元の羽黒1小の児童たちも見送りに加わっていました。
秋の峰の最後の夜となる8月31日には、羽黒山山頂において八朔祭、蜂子神社祭、そして柴燈祭が斎行されます。
今年の峰入り期間中は雨が多そうですし、台風10号の襲来も心配されます。
入峰者の皆さんのご無事と満願成就をお祈りいたします。
入峰以来7日間の修行に励まれていた羽黒派修験道、羽黒派古修験道の「秋の峰」参加者たちはそれぞれ、8月31日、9月1日に出峰し、門前町手向(とうげ)の里を下って行きました。
今年の峰入り中には大きな天候の崩れもなく、入峰者たちも満足いく修行ができたのでしょう。皆さん明るい表情で下って行ったように感じました。
羽黒派修験道の一行が羽黒山を下る8月31日は、羽黒山山頂において出羽三山神社の八朔祭が催され、日中には学童相撲や剣道大会、芸能などが奉納されました。
夜には出羽三山の開祖蜂子皇子を祀る蜂子神社の例大祭と、羽黒派古修験道秋の峰のクライマックスともいえる柴燈祭、そして五穀豊穣を祈願する田面祭が斎行されました。
柴燈祭では、158人すべての山伏の名が一人一人呼び上げられた後、護摩壇の柴燈に火が入れられ、その火を囲んで「火箸行事」などの神事が行われました(画像が暗くて済みません)。
ふたつの「秋の峰」は、単に出羽三山、手向の風景としてではなく、その信仰や伝統の中核を担うものです。それを支えていらっしゃる入峰者、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
最近のコメント