« 2010年2月 | メイン | 2010年4月 »

2010年3月

2010年3月18日 (木)

羽黒第一小学校卒業式

DSCN4405 
今日3月18日、地元の鶴岡市立羽黒第一小学校の卒業式が行われました。

卒業を迎えた児童は男子7名、女子4名の計11名。

皆が4月から通う羽黒中学校の真新しい制服を着て式に臨み、渡部登美雄校長から卒業証書を受け取りました。

DSCN4406 
 無限の可能性が広がっている後輩達の門出を心から祝福したいと思います。

DSCN4408  

人気ブログランキング ←〈ポチッ〉とクリックのご協力をお願いします。

多聞館ホームページ トップへ

2010年3月11日 (木)

映画『花のあと』~3月13日(土)全国公開!

S-100img109藤沢周平原作、中西健二監督の映画『花のあと』がいよいよあさって3月13日(土)に全国公開されます。

公式サイトはこちら⇒http://www.hananoato.com/

主演は北川景子さん。

地元自治体や観光協会なども製作を支援して、桜満開の鶴岡公園をはじめ、庄内各地でのロケを経て作られた映画です。

 


 

 

 

藤沢周平さんの原作は文春文庫の『花のあと』に所収の同名短編です。

ストーリーは・・・老女以登(いと)が孫達を相手に語る若き頃の恋物語(?)。

05891643 ~以登は美貌ではなかったものの、幼い頃から父に仕込まれた剣の腕は相当なもの。
その以登が城での花見に出かけた折、藩内屈指の剣豪孫四郎に声をかけられ、手合わせを申し込まれる。

後日、父の立会いの元に立会い、負けはしたものの若き以登の心は浮き立つ。

 DSCN1599

しかし以登には婿が決まっており、孫四郎にも縁談が進んでいた。
生涯一度だけの、しかし実ることはない恋とあきらめるほかないのだった。

 

 

S-100IMG_1124  まもなく以登は、孫四郎の縁組相手が醜聞の絶えない加世であり、しかも加世と妻子ある藤井との道ならぬ関係は今も続いていることを知る。

孫四郎にその事実を知らせるべきか迷い、しかし遠くから見守るしかないと心沈む以登。

ところが、孫四郎が藤井に陥れられて自刃することに。
S-100CIMG2505

許婚であった才助の助力を得て子細を確かめた以登はひとり、

孫四郎の仇討ちを決意する~ 

ざっとこんなあらすじです。

 


S-100DSCN1600 S-100DSCN1604 去年の4月、鶴岡公園の桜を見に出かけたとき、ちょうどこの映画のロケをしていました。

先行上映中の映画を観てきましたが、鶴岡の満開の桜と、四季の移ろいと共に容姿を変える月山が印象的に描かれていました。

 

S-100s-200CIMG7942 主演の北川景子さんは、映画の公開を前に最近テレビなどでよく見かけますが、映画の中での表情はだいぶ印象が違っていたようです。

藤沢作品に特徴的なひとの世の不条理と武士の義、かなえられない愛のせつなさと現実のささやかな幸せ・・・

北川さんだけでなく全ての役者さん達がひかえた演技でたっぷりと演じていました。

原作の魅力を損なわずに2時間程度の映画に仕上げるには、こんなしっかりとした短編がふさわしいのかなあと改めて感じました。

全国公開中には、桜が満開になる地域もあることでしょう。

庄内の美しい風景と共に、多くの皆様にご覧頂きたい映画です。

S-100s-200CIMG7954





 

 

 

人気ブログランキング ←〈ポチッ〉とクリックのご協力をお願いします。

多聞館ホームページ トップへ

2010年3月 3日 (水)

多聞館のお雛様(その3)

DSCN4364 DSCN4365 

 

 

 

 

 

 DSCN4370 今日は3月3日、ひな祭りです。

多聞館でも雛飾りに料理や雛菓子、 果物などを供えてお祝いしています。

雛菓子は鯛や鱒、果物などを模った色とりどりの餡の生菓子の『練り切り』です。この地域では『むし菓子』ともいうようです。

 

お膳には他にご飯と吸い物(今日はアサリ)、それに自家製の甘酒ものっています。

DSCN4374 DSCN4354   

 

 

 

 

 

ご近所の阿部さんに頂いたサクラソウも、前から用意していた啓翁桜もちょうど花を咲かせ始めていました。

 DSCN4367 家人皆がお雛様に手を合わせたあとは私もささやかな宴でひな祭りを祝いました。


※多聞館の雛飾りは4月4日まで展示しております。皆様のお越しをお待ち申し上げております。 

 

 

人気ブログランキング ←〈ポチッ〉とクリックのご協力をお願いします。

多聞館ホームページ トップへ

2010年3月 1日 (月)

多聞館のお雛様(その2)

DSCN4343 多聞館の雛壇飾りの両脇には、錦絵の屏風が飾られています。

これは押し絵雛と共に酒田の女将の実家から譲り受けたものです。

もともとは錦絵を張り合わせたものを竹棒に挿して幕のようにして飾っていたそうですが、使い勝手と保存を考えて一対の屏風に仕立てました。

 

 

 

 

 

 

 DSCN4344 ほとんどは明治時代の印刷物のようで、歌舞伎を題材にしたものが多いのですが、お雛様風の図柄もあります。 

特に赤色が鮮やかで、雛飾りもいっそう賑やかになります。 

DSCN4345  

 

 

 

 

DSCN4347  

 

 

 

 

また、雛飾りの向かいには六曲一双の十二ヶ月花鳥図屏風も飾っています。

こちらは多聞館で長らく所蔵している間に傷みが激しくなっていたものを、去年表装をしなおしたものです。

酒井抱一の銘は入っていますが、真贋のほどは???です。

DSCN4348 DSCN4349  

 

 

 

 

 

おひな様は明るく賑やかに・・・。

春を迎える喜びと共に心浮き立つ弥生三月です。

DSCN4360
 

人気ブログランキング ←〈ポチッ〉とクリックのご協力をお願いします。

多聞館ホームページ トップへ