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2010年5月

2010年5月27日 (木)

庄内の映画

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今日、用事で出かけたついでに映画館(シネコン)に立ち寄りました。

いつも利用している「イオンシネマ三川」です。

館内のいたるところには、あさって(5月29日)公開の『座頭市THE LAST』のポスターが掲示してありました。

監督は阪本順治氏、主演は香取慎吾さんです。

庄内地方でロケが行われた映画ということで地元では前から話題になっていましたが、公開を前に出演者がテレビなどによく出ています。
 「ロケ地」としての庄内がどのように映画に貢献しているか、公開が楽しみです。

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お目当ての映画の上映前には、ここ庄内で映画ロケの誘致・支援を行っている『庄内映画村株式会社』のコマーシャルがありました。

近時、庄内が数多くの映画のロケ地として知られるようになってきたのは、この庄内映画村の存在があってこそです。

今後も庄内映画村がロケを支援した映画の公開が予定されており、こちらも楽しみです。

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また予告編では、藤沢周平原作、平山秀幸監督、豊川悦司主演の『必死剣 鳥刺し』の映像が映し出されていました。

原作者の藤沢周平氏はここ庄内の出身。原作も庄内藩をモデルにしたといわれている『海坂藩』が舞台です。

そんな映画が庄内ロケを経て映像化されるというのですから、自ずと期待も膨らみます。

『必死剣 鳥刺し』は7月10日(土)公開予定です。

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四季折々の豊かな情景、そこから生み出された文学作品の映画化、庄内を舞台として描かれる映画たち、そしてそれを支える熱い思いを抱く人びと・・・。

そんな繋がりの中から『庄内の映画』と評される作品が生み出されています。



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屋根の葺き替え工事~完了。

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多聞館では先週から屋根の葺き替え工事にとりかかっていましたが、今日までに全て完了しました。

この冬は積雪が相当あったにもかかわらず気温が下がらず雪が凍らなかったので、屋根の雪下ろしは危険だということで出来ませんでした。

そのため春の雪解けの時期に老朽化していた屋根全体が「引っ張られる」結果となり、今回の大改修となりました。

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屋根の葺き替えのときだけでなく毎年のメンテナンスも含めて数十年来のお付き合いです。

代表の本間さんは御年80歳ということですが、高齢を感じさせない見事な仕事ぶりです。 

 

今回葺き替えたのは多聞館に向かって左側半分のよせむねの屋根です。

この建物は大正の建物で築90年以上になります。

葺き替え前の瓦は新築当時のもので、茶色で厚く重い瓦で、軒には家紋も入っていました。

今回の葺き替えでは軽量で丈夫な新しい黒瓦に取り替えました。

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本間さんには一緒に、葺き替えをしない屋根の雪止めの補修などもやっていただきました。

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黒く光る新しい瓦屋根は美しいものでした。

一雨降った後に日に輝く屋根も早く見てみたいです。


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2010年5月18日 (火)

ガラスと網戸の大掃除

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このところグ~ンと気温も上がり、日中は窓をあけることも多くなりました。

そうなると気にかかるのがガラス窓や網戸の汚れ。

雪解けのホコリや春先のスギ花粉、それに黄砂も手伝ってかなり汚れています。

そこで一昨日から、館内のガラス戸と網戸の大掃除を始めました。毎年この時期恒例のお仕事です。

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網戸は全て外して水洗い。

ガラス窓も外せるところは外し、外側から磨けるところは外から磨いて、念入りに掃除します。

サッシの溝も掃除機やブラシetc.を駆使して綺麗に仕上げます。

女将も面倒な玄関の網戸などの掃除をしていました。

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昨日まででようやく館内の半分が完了しました。

途中、障子や網戸の補修もしながらののんびりとした作業です。

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今週中には館内一回り、ガラス窓と網戸の掃除は完了する予定です。

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烏崎稲荷神社

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羽黒山の門前町手向(とうげ)には、各集落ごとに祀っているお稲荷様があります。

多聞館のある下長屋町のお稲荷様は『烏崎稲荷神社』といいます。

出羽三山の開祖蜂子皇子が道に迷っていたときに三本足の大烏が現れ、皇子を導いてくれたため、その烏を祀ったとの言い伝えもある由緒ある神社です。

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現在の社殿は戦後まもなく地元の菅原初太郎棟梁のもとで改修されたもので、神社の神事のみならず、地域の集会などにも利用されています。

このお稲荷様の例祭の運営等は四軒の「当屋」があたります。

・春の大祭(4月17日)

・秋の大祭(9月17日)

・お歳夜(12月17日)

・初祈祷(1月17日)

・初午(一または二の午の日)

以上が例祭で、瀧本宮司により催行されていますが、当屋では例祭以外にも毎月17日に赤飯と油揚げをお供えすることになっています。

多聞館も今年の当屋に当たっているので、今朝早くに赤飯を炊いてお供えしてきました。

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昔はお供えしたものを神社の裏手の祠に納めてきたそうですが(次の時にはかならずなくなっていたとか)、 近年はお参りした後に持ち帰るようにしています。

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お稲荷様のすぐ脇には、芭蕉が出羽三山を訪れた際に仲介役・案内役を務めた図司呂丸の追悼句碑も立てられており、こちらも烏崎稲荷神社の氏子達によって守られています。

機会がありましたら神社とあわせてぜひお参りください。



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2010年5月15日 (土)

地物の孟宗竹出ました。

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春先の不安定な気候のためか、生育が遅れていた地物の孟宗竹がようやく出始めました。

庄内では「孟宗竹」とはいわず単に「孟宗」といい、「田川孟宗」や「谷定孟宗」が高級ブランドとして知られていますが、そのほかにも知る人ぞ知る、というプチ・ブランドの孟宗も数々あります。

昨日はその一つ「高寺孟宗」を頂きました。

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農家の小林さんが丁寧に掘りあげた初物を、竹林からまっすぐ多聞館に運んできてくれました。

土だらけで切り口がまだ濡れているほど新鮮な孟宗です。

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孟宗は鮮度が命。

時間が経てば経つほどエグミが強くなり味が落ちます。

ですから届けられた孟宗はすぐに皮を剥き、適当に切って大釜で茹で上げます。

その後は、料理に応じて使い分けられることになります。

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昨日は初物の高寺孟宗をシンプルにワサビ醤油で頂きました。

孟宗特有の香気がいっぱいで、お酒も進みました。

これから続々と地物孟宗が届くことでしょう。

お客様もどうぞご期待ください。

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2010年5月11日 (火)

♪咲いた咲いた♪

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ちょうど1年ほど前に、多聞館の車庫兼物置の完成と駐車場の整備を記念して植樹した八重桜に、三輪の花が咲きました。思っていたよりも赤の薄い小さな花です。

その両脇に植樹した紅白の花桃にもそれぞれ花が咲いています。

しっかりと根付き、花を咲かせてくれるのは嬉しいものです。

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玄関先や駐車場ではチューリップが満開です。 

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玄関先の庭ではドウタンツツジ、ツツジ、スズラン、オダマキetc・・・が花を咲かせる準備をしています。

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また、ムラサキケマンやヒメオドリコソウ、ニリンソウなども控えめに花を咲かせています。

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館内ではシンピジウムやクンシランが咲き始め、屋外に出されるのを待っているようです。

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これから夏に向かっては、いろいろな花たちが次々に咲いていき、日々違った姿を楽しませてくれるよい季節です。

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春の山菜本番!

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昨日は全国的に夏のような暑さでした。

ここ羽黒も例外ではなく 、日中の気温は26度ほどにまで上がっていました。

そのおかげで、遅れていた春の山菜も一気に成長したようです。

上の写真は栽培の月山筍。

協力農家の高橋さんが初物を届けてくれました。

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こちらは「青コゴミ」。この地域では「コゴメ 」と呼びます。

まだ雪の多く残る山から採ってきたものです。

天ぷらやお浸しの定番です。

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他にも連休中から、たらの芽、ウルイ、コシアブラ、アザミ、ウドなどが次々に旬を迎えています。

春の膳は山の香りがいっぱいです。

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2010年5月 5日 (水)

春山代参~坂迎え

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今朝、、春山代参で月山~湯殿山に登拝してきた氏子の代表の人たち(=御行様)が手向(とうげ)に帰ってきました。

御行様たち一行は5月4日の未明に手向を出発し、残雪のまだ深い月山に上り、山頂の神社を参拝した後に湯殿山へと下り、その後は羽黒山の三神合祭殿を参拝して羽黒山斎館に参籠して、5日の早朝に手向に帰ってきます。

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この過酷で危険な「行」は昔から手向の氏子達によって行われてきたもので、かつては犠牲者も出ています。

それでも絶えることなくこの行事が続いているのは、山の神々と共に生きる手向の人々の信心の深さの表れではないでしょうか。

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各集落に帰ってきた御行様は、それぞれの集落で代参の報告をし、酒宴を催します。

それが『坂迎え』です。

昔は各集落ごとに月山を望める「坂迎え場」という広場があり、そこで この坂迎えの行事が行われていましたが、しだいに神社など屋内で行われるようになりました。

今ではひとつの集落だけが坂向かえ場での行事を続けているようです。

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私の集落、下長屋町からは坂本さんと小関さんが春山代参に参加し、無事代参の任を果たされて帰ってこられました。

坂迎えの会場は烏崎稲荷神社です。

お二人の報告によれば、初めこそ曇り空だったものの、しだいに雨風が強まり、時には前の人が見えないくらいの濃霧や、立っていられないほどの強風にも見舞われ、相当大変だったそうです。

※今回掲載した春山代参の画像は、小関さんに提供していただいたものです。

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下長屋町では、坂迎えの準備を二件の当屋で行うのですが、 今年はうちも当屋に当たっており、早朝から料理などの準備に追われました。

昔から決められた質素な献立ですが、春の香りただよう料理です。

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午後からは、御行様たちが再び集まっての反省会が、多聞館にて行われました。

大役を果たされた開放感からか、皆さん大いに盛り上がっていました。

皆様、どうもご苦労様でした。

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