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2011年12月

2011年12月30日 (金)

羽黒山松例祭~大松明まるき

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明日の大晦日に羽黒山山頂で行われる松例祭に先駆け、今日は「大松明まるき」が行われました。

これは、悪鬼を象徴するツツガムシを模った大松明を造る行事です。

早朝、羽黒山斎館に上町・下町の若者が集合し、神事を行った後、若者皆で大松明のパーツとなる綱、網、簾などを山頂まで担ぎ上げました。

その後、一日がかりで大松明(ツツガムシ)を造りあげました。

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完成後には、松聖・松打を迎え、松の例・榊供養という神事が行われました。

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明日は松例祭本番。

午後3時からの綱まき神事、7時からの綱さばき、11時前後の大松明引き、12時からの国分神事・火の打ち替え神事など、見所の多いお祭りです(詳しくは⇒こちら)。

ぜひ皆様、一年のお礼参り、新年の初詣をかねて羽黒山にお越しください。

 

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2011年12月26日 (月)

羽黒山松例祭~網漉き行事

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昨日、羽黒山山頂の斎館に手向各町の若者頭が集まり、「網漉(す)き行事」が行われました。

これは、大晦日に羽黒山山頂で行われる「松例祭」で造られて焚き上げられるツツガムシを模った大松明に使う「網」を造る行事です。

斎館に篭って修行を続けているおふたりの松聖による神事の後、上町・下町に分かれてそれぞれの網を造りました。

固定した木枠に縄を縦横に張っていく地道な作業です。

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皆、慣れない縄仕事のため手が荒れて、絆創膏を巻きながらの作業です。

底冷えのする中でずっと前かがみになっての仕事なので、足腰にも応えます。

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網造りと並行して、萱を編んだ「簾(す)」も造られました。

この作業は「簾を踏む」といいます。

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夕方遅くまでかかって、上町、下町それぞれしっかりとした網と簾を完成させました。

網は大松明の正面(ツツガムシの顔)となり、簾は胴体になります。

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完成を報告する神事を終えて山を下る頃にはすっかり日も暮れて、凍えるような寒さの中、雪も強く降り出しました。

たっぷりの雪と厳しい寒さ・・・。

今年は「松例祭らしい松例祭」になりそうです。

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2011年12月19日 (月)

羽黒山頂⇔鶴岡 路線バス年末年始ダイヤ

 

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正月三ヶ日、当地の路線バスは下記の通り、臨時ダイヤでの運行となります。

 

【鶴岡⇔羽黒山頂 路線バス正月ダイヤ(1/1~1/3)】

Sモール⑤⇒鶴岡駅②⇒荒町(多聞館)⇒羽黒センター⇒羽黒山頂 

   7:50⇒  7:52 ⇒   8:26  ⇒  8:30  ⇒  8:45

   9:30⇒  9:32 ⇒  10:06  ⇒ 10:10  ⇒ 10:25

  10:40⇒ 10:42 ⇒  11:16  ⇒ 11:20  ⇒ 11:35

  12:55⇒ 12:57 ⇒  13:31  ⇒ 13:35  ⇒ 13:50

  14:30⇒ 14:32 ⇒  15:06  ⇒ 15:10  ⇒ 15:25

 

羽黒山頂⇒羽黒センター⇒荒町(多聞館)⇒鶴岡駅②⇒Sモール⑤

  9:00 ⇒  9:15  ⇒   9:17  ⇒  9:50 ⇒  9:52

 10:40 ⇒ 10:55  ⇒  10:57  ⇒ 11:30 ⇒ 11:32

 11:55 ⇒ 12:10  ⇒  12:12  ⇒ 12:45 ⇒ 12:47

 14:20 ⇒ 14:35  ⇒  14:37  ⇒ 15:10 ⇒ 15:12

 15:50 ⇒ 16:05  ⇒  16:07  ⇒ 16:40 ⇒ 16:42

 

 

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12月31日、羽黒山山頂で行われる「松例祭」および出羽三山神社での元旦祈祷にあわせた臨時バスも下記の通り運行いたします。

 

【鶴岡⇔羽黒山頂 松例祭・元旦祈祷 臨時バスダイヤ】

           Sモール⑤⇒鶴岡駅②⇒荒町(多聞館)⇒羽黒センター⇒羽黒山頂 

12/31(土)  18:45⇒ 18:47 ⇒  19:21  ⇒  19:25  ⇒19:40

     同     21:40⇒ 21:42 ⇒  22:11  ⇒  22:15  ⇒22:30

  1/1(日)   3:45⇒ 3:47 ⇒   4:16   ⇒   4:20  ⇒ 4:35 

     羽黒山頂 ⇒羽黒センター⇒荒町(多聞館)⇒鶴岡駅②⇒Sモール⑤

 1/1(日)  1:00 ⇒  1:15  ⇒  1:17   ⇒ 1:50  ⇒ 1:52

    同    6:35 ⇒  6:50  ⇒  6:52   ⇒ 7:25  ⇒ 7:27

    同  7:00 ⇒  7:15  ⇒  7:17   ⇒ 7:50  ⇒ 7:52

 

注・臨時バスは各停留所を経由しますが、山伏温泉ゆぽかを経由しないバスもあるようです。ご注意ください。

また、積雪状況や道路の混雑などにより定時での運行が出来ない場合もあるかと思いますのであらかじめご承知置きください。

その他、路線バス情報については⇒「庄内交通」のHPでご確認ください。

「松例祭」の詳細については⇒「羽黒山松例祭~見学案内」をご参照ください。

 

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2011年12月16日 (金)

大雪警報発令!

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昨日から降り続いている雪は未明からさらに強まり、午前中には庄内地方南部(もちろんここ羽黒も含まれます)に大雪警報が発令されました。

外では、早朝から道路の除雪をする重機の音が響いていました。

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昼頃までに、多聞館周辺では30cm程度の積雪となりました。

多聞館の除雪機も、先週の土曜に続いて今年2回目の出動です。

 

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まだ比較的気温が高いためか、除雪した後や道路はシャーベット状になっています。

でも、このまま降り積もれば・・・根雪になりそうな勢いです。

いよいよ本格的な冬の到来です。

 

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2011年12月 9日 (金)

大黒様のお歳夜

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庄内地方では12月9日を「大黒様のお歳夜」とよんでいます。

この日、各家庭では大黒様の置物や掛け軸を飾り、家内安全や商売繁盛、子孫繁栄などを祈ります。

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大黒様へのお供えも決まっていて、ハタハタの田楽と豆尽くしの料理、豆や米で作ったお菓子、根元が二股に分かれた「まっか大根」などが供えられます。

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ハタハタ(鰰)は神の魚と書くように神聖な魚とされていますし、お腹いっぱいにつまった卵(ぶりこ)は子だくさんの象徴でもあります。二股に割れたマッカ大根は安産の象徴、豆尽くしの料理には「まめ(=健康)に暮らせるように」との祈りがこめられています。

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上の写真は多聞館で今日お供えしたハタハタの田楽、豆なます、豆腐の田楽、豆おこわ、納豆汁、「米炒り」のものです。

最近では、庄内地方のスーパーマーケットでもこれらのお供え物一式をパックに詰めた惣菜がこの日限りで売られています。

今日は大黒様のお歳夜にあわせたように、積りそうな勢いで雪が降り始めました。

いよいよ本格的な寒さに向かうこの時期、どうぞ皆様、まめにお過しください。

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2011年12月 2日 (金)

月山・鳥海山 雪化粧

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ここしばらく、冷たい雨が降ったり、どんよりした雪雲が広がったりといった、庄内の初冬らしい天気が続いていました。

でも今日は珍しくすっきりと晴れ渡り、雪化粧した鳥海山(上)、月山(下)も久しぶりにそろって姿をあらわしました。

どちらの山も、上のほうはかなりの積雪になっているようです。

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この地域で言うところの「もうけ空」の一日。

やり残していた雪囲いや畑の始末、外回りの片付け・・・

そんな外仕事に精を出した人も多かったことでしょう。

私も、延ばし延ばしにしていたタイヤ交換を済ませました。 

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お天気に誘われて、月山の麓にある「叶宮」さんにお参りに行ってきました。

境内はとっくに冬支度を終えてひっそりとしていましたが、冬の日差しを浴びる叶宮の森には心地よい「気」が満ち溢れていました。

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CIMG1481叶宮周辺に広がる月山高原牧場は、うっすらと積った雪に覆われていました。

周囲の木々にはまだ秋の名残もみられます。

でも、遠からずここは人を寄せ付けない、一面の銀世界へと姿を変えることでしょう。 

 

 

 

  

一足先に雪景色している山々をみていると、本格的な降雪への心構えも徐々にできてくるようです。

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