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羽黒山の門前町「手向(とうげ)」の有志で組織する「出羽三山精進料理プロジェクト」。
先月の高野山への研修旅行では多くの成果を得てきました。
その後も、メンバー達はそれぞれに精力的にプロジェクトの活動を行っています。
その一端を紹介すると・・・
10月27日(日)
「まちあるきマップ」作成に向けた公益文化大学院の主催による「まちあるきイベント」に参加し、参加者への説明、ワークショップでの提言、精進料理の提供などを行いました。
11月16日(土)
宿坊「大進坊」を会場に、立川志らら・立川らく次のおふたりを招いて、落語会が開催されました。
およそ90名もの参加者を得て、精進料理を堪能していただいた後、おふたりの噺をたっぷりと楽しんでいただきました。
羽黒山の宿坊での精進料理や、生の落語が初めてというお客様も多く、同様の企画を期待するお声も多く頂戴しました。
11月21日(木)
羽黒地域の4つの公民館の連携事業「精進料理教室」において、宿坊「大聖坊」の星野真紀子さんが講師を務めました。
定員いっぱいの30名の参加者、スタッフ、プロジェクトメンバーの40名ほどで、ごまどうふ、かなかわの煮物、天ぷら、栃餅、栗ご飯、なめこ汁などの盛りだくさんの料理を作り上げました。
完成した料理をいただきながら、皆さんから感想をお話頂きましたが、ベテランの主婦の方々からもそれぞれに得たものがあったと伺い、ホッといたしました。
出羽三山精進料理プロジェクトでは、「地域発展・観光振興」という目的を推進するために、今後も様々な活動に取り組んでいきます。
皆様の応援、よろしくお願いします。
時折、冷たい雨がたたきつけるように降る中、羽黒山の門前町「手向(とうげ)」では「松の勧進」が始まりました。
手向の町には、山伏たちの吹くほら貝の音が響き渡っていました。
「松の勧進」は、年末に羽黒山山頂で行われる「松例祭」にあてる浄財を勧進するために、羽黒山の山伏達が庄内一円を回るものです。
今年の松例祭で「松聖」を勤める位上・大川真岳、先途・今井悠貴の両山伏は、松例祭までの100日間、ひたすら庄内一円の家内安全、五穀豊穣等を祈願し続けています。
今日はその松聖が小聖の山伏を従えて山を下り、手向内のお宮などを祈願して回っていきました。
その後、他の山伏達が「松のかんじ~ん!」と呼びかけながら家々を回って、金員や米などの浄財を集めていきます。
この松の勧進は、松例祭直前の暮れまで庄内一円で行われます。
皆様のご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
全国的に急に冷え込んだ今日、ここ羽黒では初雪が降りました。
同じく初雪が観測された山形市では平年より7日、去年よりは10日早かったとのことです。
経験的には、初雪の早い年はそれほどの大雪にはなっていないように思いますが、早めに備えておかないと・・・。
庄内映画村から連絡があり、オープンセット周辺では15センチほどの積雪となっているので、今日から11月13日まで、スタッドレスタイヤ等の着用の車のみ受け入れているそうです。
⇒11月13日(水)、14日(木)は臨時休村とするとの連絡がありました。
15日(金)には再開の予定だそうです。
なお、オープンセットの公開は11月24日(日)までの予定です。
皆様も風邪など引かぬように、温かくしてお過しください。
年の暮れに羽黒山山頂でおこなわれる「松例祭(しょうれいさい)」では、ツツガムシを模った大松明を造り、これを焼き払います。
きょうは本番に備えて大松明を造る「練習」が行われました。
羽黒山の門前町「手向(とうげ)」のうち、上四町の若者達30名ほどが、多聞館の駐車場に集まり、今年の問う番町の古墓町の采配の下、ワラや縄、綱、網、簾などを使って、本番のほぼ2分の1の大きさの大松明(ツツガムシ)を造り上げました。
初めて参加する若者などは経験者から仕事を教わりながら作業にあたりました。
完成後には大松明に向かって、一同で松例祭の安全を祈願しました。
夕方からは、若者一同が集い、松例祭での役割を決めたり、親睦を深めたりする「付き合い=土洗い」という行事が泊りがけで行われます。
このような行事を重ねながら、暮れの松例祭に向けて若者達の気持ちが徐々に高まっていきます。
庄内地方特産の平核無柿(ひらたねなしかき)=「庄内柿」の収穫が最盛期を迎えています。
庄内柿は渋柿なので渋抜きをして食べます。
この地方では渋抜きをすることを「さわす」といいますが、そのさわし方にも焼酎やガスを用いるなど、いろいろあるようです。
今日、多聞館では協力農家さんから渋柿が入荷したので、その農家さんが進めてくれた「コンテナ丸ごと焼酎さわし法」(正式な名称は知りませんが)を試してみました。
渋柿がいっぱいに詰まっているコンテナを丸ごとビニール袋に入れ、柿の上においたシートに1カップほどの焼酎(35度)をしみこませます。
口をしっかりと縛って冷暗所に保存すること1週間(~10日間)。
これで甘い柿になっている・・はずです。
以前は1個づつヘタに焼酎をつけてさわしていましたが、それに比べれば大幅な省力化です。
今から開封が楽しみです。
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