« 2014年11月 | メイン | 2015年1月 »

2014年12月

2014年12月30日 (火)

羽黒山松例祭~大松明まるき

Cimg6131

大晦日に羽黒山山頂で行われる「羽黒山松例祭」。

前日の今日は、その祭りのクライマックスで引き出されて燃やし上げられる大松明を造る行事「大松明まるき」が行われました。

位上方の上町と先途方の下町に分かれて、大松明の部材となる綱などを斎館から山頂に担ぎ上げ、萱や綱、網、簾などを用いて、夕方までにツツガムシを模った大松明を造り上げました。

Cimg6148

出来上がった大松明の前では、「松の例」「榊供養」という神事も行われました。+

Cimg6151

羽黒の里、手向(とうげ)では終日雨模様だったようですが、羽黒山山頂は雪になっていました。

明日の松例祭本番には、お天気も落ち着いてくれるといいのですが・・・。

Cimg6137

 

 

人気ブログランキング ←〈ポチッ〉とクリックのご協力をお願いします。

2014年12月22日 (月)

羽黒山松例祭~網漉き行事

Cimg6125

昨日12月21日(日)、羽黒山の参籠所「斎館」において、「網漉(す)き行事」が行われました。

大みそかに羽黒山山頂で行われる「松例祭」では、若者衆が造ったツツガムシを模った大松明が引き出されて焼き払われますが、このツツガムシの顔にあたる「網」と胴体にあたる「簾(す)」を作るのが「網漉き行事」です。

Cimg6114

早朝、斎館に各町の若者頭が集まり、松聖による神事の後、上町と下町に分かれて作業を行いました。

「網」は台形に組まれた木枠に縄を縦横に編んで作り上げます。

Cimg6115

地べたに這いつくばるような姿勢での慣れない縄仕事は結構つらい作業で、夕方に完成した頃までには皆、足腰、指先などに痛みと疲労をつのらせていました。

Cimg6122

かつて若者頭を務めたことのある松聖のお二人も、勤行の合間に後輩たちの作業を見守っていらっしゃいました。

また、地元のテレビ局も取材に訪れており、若者頭たちもインタビューに答えていました。

Cimg6126

「羽黒山松例祭」での若者衆による「大松明行事」は今年、国の重要無形民俗文化財に指定されました。

この指定により祭りの中身が変わるわけではありませんが、外からの注目が高まるにつれ、祭りの主体となる地元若者衆のモチベーションは少なからず高まっているように感じます。

大晦日にはぜひ、多くの皆様に羽黒山にお越しいただきたいと思います。

 

Cimg6129

 羽黒山松例祭の概要は 

  ⇒こちら

 

人気ブログランキング ←〈ポチッ〉とクリックのご協力をお願いします。

2014年12月13日 (土)

羽黒山三大祭ツアー・松例祭編 事前学習会開催

Cimg6113

先日、いでは文化記念館において、「羽黒山三大祭ツアー・松例祭編」開催に向けた事前学習会が開催されました。

「羽黒山三大祭ツアー・松例祭編」については ⇒こちら

この学習会は、ツアー実施に先立ち、受け入れ側が祭りのことをしっかりと学ぼうという趣旨で企画したもので、出羽三山精進料理プロジェクトのメンバー、地元観光ガイドの方々、それに今回は若者頭にも参加を呼び掛けて実施しました。

講師には渡部幸さん(出羽三山神社学芸員)を招き、松例祭の歴史、各神事の意味などにつき、資料を読み解きながらお話しいただきました。

私自身もこれまであいまいだったことが整理されたり、祭りを理解する新たな視点を得られたりして、とても有意義な学習会となりました。

Dscn3892_2

学習会の後にはツアー当日に実際にお客様をお迎えするスタッフでの打ち合わせも行い、これからの受け入れ準備や当日の動きなどについて詰めの話し合いを行いました。

「羽黒山三大祭ツアー・松例祭編」は、祭りをよく知った地元の人々、あるいは実際に様々な立場で祭りに参加している人々ががっちりと手を組んでお迎えするツアーですから、初めての方でも安心して参加いただけますし、お得感も満載です。

申し込み締め切りは12月16日((火)です。

多くの方の参加申し込みをお待ちしております。

「羽黒山三大祭ツアー・松例祭編」申し込みは ⇒こちらから

Cimg2988

 

人気ブログランキング ←〈ポチッ〉とクリックのご協力をお願いします。

2014年12月 1日 (月)

祝!鶴岡市がユネスコ食文化創造都市に認定!

本日、我が鶴岡市国連教育科学文化機関(ユネスコ)により、「創造都市ネットワーク」食文化部門への加盟を認定されました。国内では初の認定です。

鶴岡市の在来作物を継承する取り組みをはじめ、私たちの出羽三山精進料理を含めた鶴岡の食文化の「厚さ」「深さ」「特異性」が評価されたものと思います。

認定に向けた担当職員の方々、関係者の皆様のご苦労も多かったことと思います。ご苦労様でした。

今回の認定を機に、さらに食文化の継承、発展に向けて、官民が一体となって取り組んでいくように期待しております。

S100cimg6020

 

 

人気ブログランキング ←〈ポチッ〉とクリックのご協力をお願いします。