今年も鈴の音を鳴らしながら、白装束の一行が羽黒山の門前町手向(とうげ)に帰ってきました。
手向の各集落の代表者たちが月山に登り、山の神を里へと迎える恒例の行事「春山代参」が昨日5月4日に行われ、今日5日はその代表者(「御行様」=おんぎょうさま)を各集落で出迎える「坂迎え」が行われました。
昨日の月山は台風並みの強風が吹いていたとのこと、御行様たち、それに同行してサポートに当たった地元山岳捜索隊の皆さんのご苦労は大変なものだったことでしょう。
私たちの集落では住民総出で清水、大川の両御行様を出迎え、烏崎稲荷神社において春山代参の報告を受けた後、神前に祝詞を奏上していただきました。
その後は多聞館で用意させていただいた定番の料理とお神酒をいただきながら、御行様の労をねぎらいました。
午後からは御行様たちには春山代参の反省会(直会)で、多聞館をご利用いただきました。
昨日の身体的ダメージが残っている方も少なからずいらっしゃったようでしたが、皆さん大役を果たした安堵の酒に酔いしれていたようでした。
御行様たちによって迎えられた山の神に見守られながら、ここ羽黒の里でもしだいに農作業が忙しくなっていきます。
羽黒山の門前町手向(とうげ)の気温も日に日に上がってきて、多聞館の駐車場の奥に山のように積み上げられていた雪も、ほんのひとかけらを残すだけになりました。
あさってからのゴールデンウィークを前に、多聞館ではお客様を迎える準備が急ピッチで進められています。
外部に廻らされた足場の上では積雪のために傷んだ雨樋の交換と破風の塗装が同時進行で行われています。
館内のガラス戸と網戸の掃除は2階部分は終わり、1階に移っています。
遅れてしまった外溝整備も同時進行で、芽吹きだした植物を傷めないように庭掃除が行われています。
そんな慌ただしい中、新年度にあたっての様々な会議にも連日参加しなければならず、忙しさに拍車をかけています。いずれも地域、観光にとって大切な会議なので、おろそかにはできません。
このような慌ただしさは、本格的な観光シーズンを迎えるための恒例の儀式のようなもの。
ゴールデンウィークまでには用意万端整えて、お客様をお迎えしたいと思います。
3月13日(日)、多聞館では春恒例のイベント「多聞館お雛御膳とさとうかつこオカリナミニコンサート」が開催されました。
初めに当館の2階において、当館特製のお雛御膳を召し上がっていただき、その後1階のお雛様の展示会場において、さとうかつこ先生とその門下生によるオカリナミニコンサートを開催しました。
「ミニ」といいながらも、様々なジャンルにわたる10曲以上の演奏をしていただき、アンコールにまで応えていただきました。
最後には、オカリナの演奏に合わせて参加者皆さんで一緒に歌ったのですが、上手な方がたくさんいらっしゃって、鳥肌が立つほどよかったです。
3度目の開催となる今回は、町内の様々な行事が重なって、例年よりは参加者が少なめだったのですが、そんなことを感じさせないくらいの盛り上がりでした。
参加された方々からも「楽しかった」という声を多く寄せていただいております。
羽黒の里手向(とうげ)に、遅い春をぐ~んと呼び寄せたような感じがしたひとときでした。
ご出演いただいた皆様、参加された皆様、ありがとうございました。
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