多聞館では先週から所蔵のお雛様を展示し、公開しております。
先週には、新潟県から庄内の吊るし雛などを見学にお越しになった団体のお客様が、当館で昼食を召し上がりながら展示中の雛飾りを見学されていかれました。
そして今日3月2日は、明日の雛祭りを前にした宵節句。
昔から、宵節句にはお雛様に祝いの膳を備えてさまざまな祈りをささげるのが当館(当地?)の風習です。
今夜は、小鯛やカンパチの焼き物、ホタテの吸い物、甘酒などを膳に備えて、家族皆が雛飾りに手を合わせました。
当館の雛飾りは、明治の押絵雛、対象の古今雛、昭和の現代雛をはじめ、木目込み人形や錦絵の屏風などを賑やかにに飾っております。
公開は4月3日まで。見学は無料です。
抹茶または自家製の甘酒とお茶菓子のセットは¥300(税別)にて提供しております。
また、2日前までに2人以上でご予約をいただければ、お雛御膳も¥2000(税別)にて承っております。
どうぞ、お気軽にお立ち寄りください。
全国的な寒波の襲来が伝えられております。
ここ羽黒の里手向(とうげ)は、気温こそ例年よりも少し高めで推移していますが、ここにきて例年並みの積雪になってきました。今日も、手向の各所では風雪の中、雪下ろしをする光景が見られました。
多聞館でも日々、玄関や駐車場に除雪に追われています。
多い日には一晩で50センチ以上の積雪となることもあり、除雪機も用いて1~2時間の作業となります。
今日はかなりの積雪となった玄関の屋根の雪下ろしを行いました。
1メートル以上の積雪でしたが、凍ってはおらず、10分ほどで下せました。
手向では、正月が過ぎてもしばらくはさほど雪が降らなかったものの、ここ2週間ほどに集中して降り積もっています。
そのため、除排雪作業や雪下ろしが一気にピークを迎えた感があります。
雪下ろしを職人さんなどに委託しなければならない方々は、順番待ちにハラハラしているかもしれません。
多聞館でも、来週頃には雪下ろしを予定しなければならなそうです。
雪国の春を迎えるためには避けては通れない雪との「付き合い」が続きます。
12月31日、羽黒山の山頂では「松例祭」が行われました。
この日まで百日間の行「冬の峰」を行ってきた位上・先途の両松聖が、満願を迎える大晦日に、修行で得た「験力」を競い合うことを中心として、様々な行事が繰り広げられる祭りです。
私も位上松聖に仕える上町の若者頭として奉仕してきました。
今年の松例祭は心配された雪の少なさも解消され、お天気にも恵まれて最高の条件が整ったと思います。
元旦には8つの町内それぞれの各所で、松例祭でいただいた引き綱を家の軒先に飾る作業が、若者たちの手によって行われました。
松例祭に暮れ、松例祭で明ける、例年通りのここ手向(とうげ)の年末年始です。
今日12月27日(日)、羽黒山山中の斎館において、「網漉き行事」が斎行されました。
早朝、斎館に参集した上町・下町の若者頭たちは松聖による神事に臨んだのち、松例祭で造られるツツガムシを模った大松明の顔に当たる「網」と、胴体に当たる「簾(す)」を作り上げました。
網は縄だけで、簾は縄と萱だけで作り上げますが、各町に伝わる技を駆使しながら、外が真っ暗になるころまでかかって、上町・下町それぞれがようやく完成させました。
完成を神前に報告する神事と祝杯を経て、麓の手向(とうげ)に帰ってきたのは19:30過ぎ。
食事処「いしい」さんで直会を行って、ようやく長い一日の終了です。
12月30日(水)には、羽黒山山頂において、今日作った網や簾を用いながら、ツツガムシを模った大松明が造られます。そしてこの大松明が、31日には切り刻まれ、最後には燃やし上げられます。
松例祭のそれぞれの神事の詳細については ⇒こちら をご参照ください。
国の重要無形民俗文化財ににも指定されている「羽黒山松例祭大松明行事」。
ぜひ、見学にお越しください。
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