2011年3月12日 (土)

祈るのみ。

テレビでは終日、東北各地の震災の様子を伝えています。

その多くが多聞館の親戚や古くからのお客様が住んでいる町。

陽気で信心深く、人情味にあふれる人たちの顔が目に浮かんできます。

昨日から何度も連絡を試みていますが全くつながりません。

早くライフラインがつながってくれれば、と思いますが、状況さえ把握できない甚大な被害がそんな希望を打ち砕きます。

今はただ、皆さんの無事と、犠牲になった方々の冥福を祈るのみです。

 

(多聞館では最初に大きな揺れ(震度4程度)を感じたのみで、すべて平常通りに過ごしております。

多くの方々にご心配を頂きました。あらためて感謝申し上げます。)

 

 

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2011年3月10日 (木)

二郎さん逝く

 

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「コント55号」のコメディアンで俳優の坂上二郎さんが、今日の午前、脳梗塞で亡くなったそうです。

享年76歳。

「コント55号」といえば二郎さんと萩本欽一のコンビ名で、私も小さかった頃におなかを抱えて笑ったお笑い番組でおなじみでした。

コント以外でも二郎さんは若かりし頃、「のど自慢あらし」と呼ばれたほどの歌上手。

また、ドラマなどでも人情味のある演技で魅了してくれました。

その坂上二郎さんが、私が小さかった頃(おそらく35年ほど昔)に当地を訪れています。

どんな経緯でお越しになったのかは記憶にないのですが、我が家の多聞館や近所の烏崎稲荷神社を一緒に訪ね、すごくかわいがって頂いた記憶があります。

そんな二郎さんを幼いながらに大好きになり、その後のコントで欽ちゃんにいじめられているのを見るたびに悲しく思ったものでした。

二郎さんがどんな経緯で当地を訪ねられたのか、ご存知の方がいらっしゃったらぜひ教えてください。

 

坂上二郎さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。 

 

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2011年3月 3日 (木)

ひな祭り♪

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今日3月3日はひな祭り。

ということで、多聞館のお雛様にも赤いお膳に雛菓子や料理をのせてお供えしました。

雛菓子は例年通り、鯛と鱒を模った練り切りです。

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今年はほかに落雁のセットも供えました(こちらの方が日持ちするので)。

庄内の菓子店ではこういったお雛菓子作りが盛んなようで、この時期それぞれのお店が特色あるお雛菓子を提供してくれます。中には飴細工のお雛菓子もあるそうです。

菓子の希少価値が高かった時代に代用としたと思われる手芸の小物も一緒に供えておきました。

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そのほかに自家製の甘酒、ちらし寿司、お吸い物、果物などもお供えし、雛飾りもいっそう賑やかになりました。

多聞館のおひな様は4月の旧節句まで長丁場ですので、お供え物も適宜取り替え、何かごちそうがあればその都度お供えしたりもします。

昔は近所の子供達が連れ立って「おひな様、見せてくださ~い」といって回ってきたとか。

そんな子供達に上げるためのお菓子も用意していたそうです。

今はそんな光景は見られなくなりましたが、多聞館では期間中、甘酒や菓子を用意してお待ちしておりますので、どうぞみなさん、お出でください。

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2011年2月25日 (金)

お雛様を飾りました。

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2月も残りわずかになった今日、多聞館では恒例の雛人形飾りを行いました。

明治の押絵雛、大正の古今雛、昭和の現代雛などを2台の雛段一杯に飾りました。

段飾りの両脇には錦絵の屏風、向かい側には六曲一双十二ヶ月花鳥図屏風も立ててあります。

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ほかにも、昨年逝去された理竹氏作の木目込み人形、武者人形、博多人形、支那人形、昔のおもちゃなども一緒に飾っています。

雛菓子などは後日お供えします。

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お雛様の展示は今日から4月3日(日)までです。

お気軽にお立ち寄りください。

展示に合わせた宿泊プランも用意しております。( ⇒こちら )

こちらもぜひご利用ください。

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2011年2月 9日 (水)

停電!

先ほど、17時頃から19時頃にかけて、ここ手向(とうげ)地区が停電になりました。

この間、電話・ファックスも受けられない状態でした。

現在は復旧しております。

停電中にご連絡いただいた皆様には、お手数でも今一度ご連絡いただけますようによろしくお願いいたします。

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2011年2月 2日 (水)

王祇祭 黒川能 ’11

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今日は久しぶりの晴天となりました。

月山も姿を見せていました。

そんな中、黒川地区の春日神社で行われた王祇祭・黒川能を見学してきました。

「王祇祭」は春日神社の例祭ですが、そこで奉納される「黒川能」は五百年以上の歴史があるとされ、国の重要無形民族文化財に指定されています。

昨日は、上座と下座のそれぞれの当屋において、夜通しで能と狂言が上演されました。

その後、ご神体の「王祇様」を神社に戻す「宮のぼり」「朝尋常」を経て、神社での演能となりました。

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舞台の周囲には、上座・下座それぞれの長老の方々がぐるっと座を占めています。

この方々は「長人衆(おとなじゅう」と呼ばれ、今後の当屋を務めていくと認められた方々だそうです。

長人衆の方々はそれぞれに重箱やお酒を広げ、和気藹々と談笑しながら能を観ていらっしゃいました。

演能の最中には、訪れた地元の方に「おめもこごさ座るよなったが(あなたもこの場に座るようなお年になられましたか)」などと声をかけられているのも聞こえてきました。

神前の正面には、ご神体の王祇様と今年の当屋頭人を務められているおふたりがひかえておられます。

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都合で演能のすべては観られませんでしたが、久しぶりの笛・鼓・太鼓の音色に心騒ぎ、円熟の能に目を見張り、初々しい舞には笑顔がこぼれる・・・いい時間を過ごすことができました。

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今日の演能には小さな子供の役者も多く出ていました。

彼らの初々しい演技を観ながらふと感じたのは、幼い役者を見守る関係者皆さんの温かくも厳しいまなざしでした。

きちんとやり通すようにと見守る温かいまなざしの中にも、同じく黒川能を継承していく「仲間」として甘えを許さない、そんな厳しさを感じました。

年長者を先輩として大切にもてなしながら、子供達を「仲間」として温かくも厳しくはぐくむ。

黒川能の中には、コミュニティがうまく機能していくための有効なシステムが組み込まれているのだなあ、と実感した今年の王祇祭でした。

関係者の皆様、ありがとうございました。

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2011年1月31日 (月)

NHK「聖地とは何か」今夜放送。

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今夜22時25分から、NHK教育で新番組「極める!千住明の聖地学」が始まります。

作曲家の千住明さんが日本各地の聖地を訪ね、そこに秘められた歴史や文化を極めるという全4回のシリーズです。

初回の今夜は、『聖地とは何か』と題し、千住さんが京都大学こころの未来研究センター教授で、宗教学が専門の鎌田東二さんとともに、ここ出羽三山を訪れるそうです。

鎌田さんによれば、出羽三山(月山・羽黒山・湯殿山)は「聖地の条件をすべて備える、代表的な場所」なのだそうです。

聖地とか秘所とか霊地とか、あるいはパワースポットとか・・・。

そんな言葉が軽々にもてはやされる昨今ですが、番組の中で「聖地」がどのように定義され、出羽三山がどのように捉えられるのか、楽しみです。

みなさんもぜひ、ご覧ください。

番組HPは⇒こちら

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2011年1月27日 (木)

雪下ろし

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今日、ようやく多聞館でも雪下ろしを行いました。

今年の積雪は重さはそれほどではないものの、かさが尋常ではありません。

軒下だけでも、例年なら一度目の雪下ろしを終えたくらいの積雪があります。

というわけで、今年は例年よりも一人多く、5人の職人さんに来ていただきました。

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かさが多い分、作業の進み具合もいつもより遅めです。

そして何よりも、屋根から下ろした雪の量が半端でなく、1階部分のひさしなどはすっかりうずもれています。

多いところでは、2階の屋根にも届くか!というほどです。

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職人さんたちには夕方暗くなるまで頑張っていただきましたが、結局、下の片付け(雪掘り)が残ってしまいました。

これは明日以降の私の仕事になります。

でも、あれだけ積っていた屋根の雪がきれいに下ろされて、ほっとしました。

 

 大雪になったこの冬ですが、もうこれくらいにしてもらいたいですね。 

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2011年1月23日 (日)

第12回『寒梅忌』~藤沢周平をしのぶ会

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鶴岡市中央公民館で開催された『第12回寒梅忌』に行ってきました。

「寒梅忌」は作家の故藤沢周平氏をしのぶ会として、「鶴岡藤沢周平文学愛好会」(萬年慶一代表)の主催で毎年この時期に開催されているものです。

会場には地元はもちろん、全国各地から藤沢周平ファンが大勢集まり、全員で藤沢さんに黙祷を捧げて追悼式を行いました。

その後、「第一部」として、地元の「三瀬(さんぜ)」を舞台とした藤沢さんの短編「三年目」松田静子さん(愛好会顧問)が解説し、地元の「表現舎刻一刻」の方々が朗読劇を演じました。

私の高校の恩師であり遠縁でもある松田さんが、作品の舞台である各地のスライドを交えながら作品の背景を解説してくださったおかげで、ありありと光景を思い浮かべながら朗読劇を鑑賞できました。

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第二部では、作家のあさのあつこさんをお迎えして、「藤沢作品に魅せられて」と題する公演が行われました。

「バッテリー」をはじめ、数々のヒット作品で人気作家の座を確立されているあさのさんですが、結婚後、家事や育児に忙殺される中で、十代からの夢であった執筆活動をあきらめかけていたそうです。

そんなとき、偶然に出会った藤沢作品(「橋物語」)をきっかけに、「諦めたくない!」「言い訳したくない!!」「書きたい!!!」という感情が掻き立てられ、その後の執筆活動へとつながったのだそうです。いわば、あさのさんの「もの書き」としての原点が藤沢作品だったわけです。

そんな縁深い藤沢周平の故郷である鶴岡を訪れるのは今回が三度目だそうですが、藤沢さんゆかりの場所を訪れて涙があふれ出てくることが何度かあったそうです。そして鶴岡のどこにいても藤沢さんがいると感じられる、とも話されました。

あさのさんは、藤沢さんが鶴岡を愛したように鶴岡の街も人間も藤沢さんを愛していることがよく分かる、そんな鶴岡は「(書き手としてよりも)読み手、ひとりの人間としての自分にとってのもうひとつの場所」と表現してくれました。

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今日はあさのさんをはじめ萬年さん、松田さんなど、様々な方々のお話に触れ、藤沢作品への愛着がグッと深まりました。

今夜はあさのさんのお話に出てきた「梅薫る」(中公文庫「夜の橋」所収)でも読んでみようかと思います。

 

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2011年1月22日 (土)

連日の雪下ろし。

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ここ羽黒も大雪になりました。

各地からの大雪のニュースに、「こちらはたいしたことなくてよかった・・・」と言っていたのも正月明けまで。

その後は連日のように相当な量の降雪が続いています。

昨日は「雪に埋まった民宿」という新潟からのニュースを見ながら、他人事ではないなあ、と女将と話していました。

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そんなわけで、このところ毎日のように除雪作業、雪下ろしに追われています。

多聞館の母屋の雪下ろしは職人さんに頼んで行っていますが、そのほかにも玄関や庇(ひさし)など、低くて雪の乗りやすい場所は私の受け持ちです。

上の画像は玄関、下は離れの庇です。

どちらも背丈ほどの積雪でした。

ただ、例年よりも軽く柔らかい雪質で、作業は楽でした。

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また、先日こちらで1回目の雪下ろしの様子をお伝えした萱葺きのお宅では、早くも2度目の雪下ろしを行いました。

すでに積雪は屋根に付くくらいになっていたので、雪を下ろした後には軒を掘り出す作業も行いました。

これを怠ると、雪の粘力によって屋根が引っ張られて損傷してしまうのです。

ここ手向(とうげ)の雪下ろし職人さんの間では当然とされている作業ですが、雪下ろし以上にきつい作業ゆえ、最近は手を抜く人もいるとか・・・(もちろん依頼主からヒンシュクを買うことになるでしょうが)。

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あわせて、母屋の隣の倉の雪下ろしも行いました。

こちらは1度目の雪下ろしということで、圧倒されるほどの積雪量でした。

ここも下ろした雪を再度掘り上げなければならず、また、途中、雪下ろしの道具である「スノーダンプ」が壊れたりもしたため、2日掛かりの作業になりました。

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1階部分はもうすっかり雪に埋まっています。

この先も雪が降り続くようなら・・・考えるだけでもうんざりです。

 

 

 

 

多聞館の雪下ろしは来週中に行う予定です。

降るだけ降って、下ろした後はもう降らない、なんてうまい具合にいけばいいのですが。

各地で除雪作業、雪下ろしでの死傷者が多く出ているようです。

雪国の皆さん、お互い十分に気をつけながら頑張りましょう!

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