2010年12月30日 (木)

羽黒山松例祭・大松明まるき

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本日は、大晦日に羽黒山山頂で行われる「松例祭(しょうれいさい)」で焼き払われる「大松明(おおたいまつ)」を作る行事「大松明まるき」が行われました。

この大松明は害虫のツツガムシを模したもので、悪鬼、邪悪の象徴といわれます。

早朝、羽黒山の斎館に40人ほどの若者達が集合。

神事のあと、上と下に分かれて大松明の部材となる綱、網、簾などを山頂まで担ぎ上げました。

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重いものでは80キロもあります。

積雪で足元も悪い山道を次々に担ぎ上げていく様子には、手向の若者達の心意気を感じます。 

全ての部材を担ぎ上げたあと、午前中は若者衆と頭集に分かれて、それぞれの作業に当たりました。

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昼食後は全員が庭上(ていじょう)とよばれる三神合祭殿前の広場で大松明の組立作業に当たりました。

上町と下町とが仕事の早さと出来栄えを競い合いつつ、それぞれに立派な大松明が完成しました。 

 

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大松明が完成すると、松聖、小聖、松打の出座を待って、「松の礼」「榊供養」とよばれる行事が行われました。

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今日造られた大松明は、明日の午後に切り刻まれ、その一部は「切り綱」としてまかれて一般のお客さんが奪い合います(「綱まき神事」午後3時~)。

夜にはツツガムシの蘇りを象徴する小さめの大松明が造り直され(「まるき直し」午後6時頃)、その後全ての若者達によって引き出され、燃やし上げられます(「大松明引き」午後11時頃)。

その際に大松明のどの位置に引き綱をつけるかを、若者頭たちが酒を酌み交わしながら交渉する「綱さばき」(午後7時頃~)も見ものです。

松例祭全体についてのご案内は⇒「松例祭見学案内」をご参照ください。

多くの皆様のお出でをお待ちしております。

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2010年12月26日 (日)

羽黒山松例祭 網漉き行事

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暮れも押し迫った26日、羽黒山の斎館において、「網漉き行事」が行われました。

これは、羽黒山山頂に大晦日に行われる松例祭で造られる大松明(ツツガムシ)の主要なパーツとなる「網」と「簾」を作る行事です。

神事の後、八町の若者頭が上下二手に分かれて、一日がかりで作業に当たりました。

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今日作った網や簾、奉納された綱などは30日に斎館から山頂に担ぎ上げられ、大松明(ツツガムシ)へと造り上げられます。

その様子はまた、後日・・・。

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2010年12月24日 (金)

Merry Christmas!

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クリスマスイブの今日、ここ庄内地方は冬型の気圧配置が強まり、まさに冬の嵐。

ロマンチックに「ホワイト・クリスマス」といけばいいのですが、降る雪は強風に巻き上げられ、「ホワイトアウト」状態です。車での走行でもかなり神経をすり減らします。
 

羽越線の「いなほ」に運休や区間運休が相次ぐなど、交通機関も大きく乱れています。

庄内全域には暴風雪警報が出っぱなし。

明日までに山間部で80センチ、平野部でも40センチもの積雪が見込まれています。

こんなクリスマスの夜には、静かに世界の平和と人々の幸せを祈るのがいいかもしれませんね。

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2010年12月15日 (水)

雪が積もりました。

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今朝は真冬並みの寒気が流れ込んだとかで、急激に気温が下がりました。

未明から降っていた雪は日中も断続的に降り続いています。

 

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多聞館周辺では、昼頃までに10cmほどは積もっています。

早朝にはこの冬初めて、道路の除雪も行われていました。

暖冬気味とはいえ、やはり雪に覆われる冬は避けられないようです。

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2010年12月 9日 (木)

大黒様のお歳夜

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今日(12月9日)は「大黒様のお歳夜」です。

各家庭では大黒様の置物や掛け軸を飾り、豆尽くしの料理などをお供えして、家内安全や商売繁盛、子孫繁栄などをお祈りします。

ここ庄内地方独特の風習らしく、今日のお昼のNHKの全国ニュースでも、大黒様へのお供えにする「ハタハタの田楽」作りの様子が伝えられていました。

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ハタハタは「鰰」と書くように、神聖な魚とされているのでしょう。

特に「ぶりこ」とよばれる卵をいっぱい孕んでいるハタハタの田楽は、大黒様には必須です。

ニュースで紹介されていた鶴岡市内の魚屋さんでは今日一日で1000匹ものハタハタを焼くといっていました。

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ハタハタの田楽以外の料理は全て、豆尽くしです。

焼豆腐の田楽、豆なます、納豆汁、豆ご飯・・・。

各家庭によって多少バリエーションの違いはあるようですが、とにかく豆尽くしです。

 

「まめに(=健康に)過ごせるように」という意味らしいのですが、実は豆類には血圧を下げる効能があるようで、特に脳卒中などの疾病が多くなる北国の冬にはありがたい食材です。

昔の人たちはそんなことまで経験的に知っていたのかもしれませんね。

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また、お供えにする二股に割れた大根(「まっか大根」)には子孫繁栄、米のお菓子(「米いり」「おこし」)には豊作の願いがこめられています。

家庭によっては枡にお金を入れて商売繁盛・金運上昇をもお祈りするようです。

庶民にとって身近である大黒様はいろんな願いを受け止めてくれるようです。

これから本格的な冬に向かっていく時期、皆様がまめに過ごせますように・・・。

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2010年12月 3日 (金)

障子の張り替え

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少し時間が出来たので、大広間と客室の一部、それと居間の障子の張り替えを行いました。

繁忙期などに生じる障子の破れはその都度、「切り張り」の応急処置を施していますが、さすがに切り張りが多くなってくるとみっともなく感じられます。

また、補修箇所は無くても、時間が経った障子は白さがあせ、破れやすくもなるので、定期的な張り替えが必要です。

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古い障子紙をきれいにはがし、桟を掃除して乾燥させるまでが面倒で、工程の半分以上と感じられます。

今回は30枚ほどの障子を一日かけてはがし、もう1日かけて張り上げました。

 

 

これからの年末年始の時期、多聞館では忘・新年会や祝宴などが続きます。

お客様には、障子を張り替えて明るくなったお座敷でおおいにお楽しみ頂きたいと思います。

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2010年11月19日 (金)

雪囲い

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 晩秋の晴天。

こんなお天気のことをこの地方では「もうけ空」といいます。

外仕事をあきらめているこの時期の晴天はまさに「もうけもの」。

そんな「もうけ空」の今日、多聞館では冬の積雪に備えた雪囲いの作業が行われました。

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杉の長木、竹、プラスチックの波板などを組み合わせて、建物の周囲をぐるっと囲う毎年の作業です。

今年は四人の職人さんで一日で仕上げるということで、お手伝いした私も含め、なかなか忙しい一日になりました。

夕方には庭の植木も含め、すべての雪囲いが完了しました。

 


DSCN3407 この冬はどんな積雪になるかと心配ですが、雪囲いが出来てまずは一安心です。

これから春までの間はこんな外観が続きますが、これも雪国の定めですので、お客様にはご容赦願います。

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2010年11月16日 (火)

晩秋

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今朝の手向の気温は3℃ほど。

季節は晩秋から初冬へと移りつつあるようです。

ふと、ちりしおれた庭を見てみたら・・・

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図らずもこんなかわいらしい光景に出くわしたので、思わず写真に収めました。

雪囲いをするまで庭に置いてある親子のウサギです。

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モミジの葉はほとんど落ちきり、ドウタンツツジの紅葉が盛りです。

風情ある情景ですが、雪囲いを急げ・・・とせかされているようでもあります。

 

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2010年11月15日 (月)

羽黒山「松の勧進」はじまる。

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今年も羽黒山の「松の勧進」を知らせる法螺貝の音が鳴り渡りました。

「松の勧進」は大晦日に羽黒山山頂で行われる「松例祭」を賄う浄財を募るために、松聖が小聖を従えて庄内一円を勧進して回るものです。

今日は冷たい雨が降る中、9月24日の「幣立祭」の日から百日の行(「冬の峰」)に入っている位上・大川英篤さん、先途・清水孝修さんのおふたりの松聖が小聖と傘持とともに手向の拝所を参拝して回りました。

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各家庭にも山伏たちが松聖の御神符を配りながら勧進して回りました。

この松の勧進はここ手向からはじまり、12月下旬まで庄内一円で行われます。

皆様のご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

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2010年11月 8日 (月)

雑誌「百楽」に紹介していただきました。

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【百歳人生の時代を楽しく生きる】をコンセプトとする雑誌『百楽』12月号の特集は「藤沢周平」。

「藤沢周平 小説の舞台を往く / 鶴岡・酒田・羽黒山 散歩紀行」という25ページにも渡る大特集です。

藤沢周平氏の故郷でもあり作品の舞台「海坂藩」のモデルともなった庄内地方の魅力を、作品の舞台、氏とゆかりある人々、風景や名所、食にまつわる情報などをまじえながら、存分に伝えています。

そのなかで多聞館も「おすすめのお宿」としてご紹介いただいております(P27)。

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藤沢周平氏の作品で描かれるのははいずれも人間への深い洞察と愛に裏打ちされた「おとなの世界」。

ですから読者が人生の喜怒哀楽を重ねるほどに、作品への共感も深まるのだと思います。

そして藤沢作品の底流ともいえるここ庄内地方には、様々な時を重ねてきた人々を優しく包み込む魅力があるのだと思います。

藤沢周平の作品もその舞台庄内も、「百歳人生の時代を楽しく生きる」という『百楽』のコンセプトにまさにぴったりです。

多くの皆様多くの皆様 に「百楽」12月号を手にとって頂きたいと思います。

 

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