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2011年12月 2日 (金)

月山・鳥海山 雪化粧

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ここしばらく、冷たい雨が降ったり、どんよりした雪雲が広がったりといった、庄内の初冬らしい天気が続いていました。

でも今日は珍しくすっきりと晴れ渡り、雪化粧した鳥海山(上)、月山(下)も久しぶりにそろって姿をあらわしました。

どちらの山も、上のほうはかなりの積雪になっているようです。

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この地域で言うところの「もうけ空」の一日。

やり残していた雪囲いや畑の始末、外回りの片付け・・・

そんな外仕事に精を出した人も多かったことでしょう。

私も、延ばし延ばしにしていたタイヤ交換を済ませました。 

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お天気に誘われて、月山の麓にある「叶宮」さんにお参りに行ってきました。

境内はとっくに冬支度を終えてひっそりとしていましたが、冬の日差しを浴びる叶宮の森には心地よい「気」が満ち溢れていました。

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CIMG1481叶宮周辺に広がる月山高原牧場は、うっすらと積った雪に覆われていました。

周囲の木々にはまだ秋の名残もみられます。

でも、遠からずここは人を寄せ付けない、一面の銀世界へと姿を変えることでしょう。 

 

 

 

  

一足先に雪景色している山々をみていると、本格的な降雪への心構えも徐々にできてくるようです。

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2011年11月15日 (火)

松の勧進はじまる

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羽黒山の門前町手向(とうげ)の町に山伏の吹く法螺貝の音が鳴り渡り、今年も「松の勧進」がはじまりました。

これは羽黒山の百日行「冬の峰」に入っていらっしゃるおふたりの松聖が、大晦日に羽黒山山頂で行われる「松例祭」の浄財を募るために、小聖と呼ばれる山伏を従えて、庄内一円を勧進する行です。

門前町に響く法螺貝の音は、日本の音風景100選にも選ばれています。

成田、勝木の両松聖は手向の各神社を参拝して回ります。

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また、小聖たちは手向の家々を回り、浄財を受ける代わりに神札を配っていきます。

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寒気が入り込んだため、今朝はぐっと冷え込みました。

松の勧進は今日11月15日の手向をかわきりに、年の暮れまで続きます。

松の勧進が始まると、年の瀬が迫ってきていることを実感します。

 

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2011年11月 6日 (日)

羽黒山松例祭 大松明まるき練習

 

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大晦日に羽黒山の山頂で行われる「松例祭(しょうれいさい)」では、ツツガムシを模った大松明が焚き上げられます。

その大松明は地元手向(とうげ)の若者たちが前日に造ります(詳しくは⇒こちら)。

きのう11月5日(土)には、手向の若者たちが上四町、下四町でそれぞれ集まり、この大松明を造る「練習」を行いました。

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この行事はもとは各町ごとにやっていたのですが、若者の減少をうけ、下町では数年前から、上町では去年から四町合同で行うことになったものです。

 上町では25名ほどの若者たちが朝から多聞館の駐車場で練習を行いました。

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藁、縄、網、簾を使って、実物の数分の一の大きさの大松明を、同じ手順で造っていきます。

記憶の曖昧なところ、各町で微妙に違っているところを補い合い、すり合わせながら2時間ほどで完成させました。

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完成した大松明(ツツガムシ)の前に灯明をともし、御神酒を供えて一同で松例祭の無事成功を祈願しました。

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夕方からは一同が市内の温泉に集い、酒を酌み交わしながら親交を深める「付き合い(土洗い)」という行事も行われ、大いに盛り上がりました。

これから松例祭までは関連の行事・作業が目白押しで、あっという間に本番を迎えることでしょう。

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2011年10月16日 (日)

第11回羽黒山石段マラソン開催

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本日10月16日(日)、第11回羽黒山石段マラソン全国大会が開催されました。

羽黒山の門前町手向(とうげ)の町中と、2446段の石段を一気に走り抜ける約6キロのハードなコースで競われる恒例のイベントに、今年は去年より50人も多い約350人の男女が参加しました。

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朝のうち、激しい雨が降っていましたが、受付開始の頃には時折青空ものぞくまで回復していました。

が、スタート直前から雲行きが怪しくなり、レース中には断続的な雨となってしまいました。

厳しいコースで行われるレースが、いっそう過酷になったことでしょう。

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私は今回も多聞館前の角で監察係をしていました。(といっても、白い旗を持って「がんばれー!」と声援を送っていただけですが。)

多聞館前をトップを争いながら二人の男性が駆け抜けた後は、続々と男女の選手が通過していきました。

競技の結果は・・・後日大会公式HP⇒

 http://www.dewa-shokokai.com/isidan.html でご確認ください。

 

参加された選手の皆さん、運営にあたった大会スタッフの皆さん、ご苦労様でした。

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2011年10月 3日 (月)

湯殿山の紅葉

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今日(10月3日)、月山、鳥海山、朝日岳など山形県内の高い山々では初冠雪が観測されました。

月山では例年より15日も早いそうです。

やっぱり今年の秋は短く終わりそうです。

そんな寒気の中、お客様をご案内しながら、出羽三山の奥の院「湯殿山」に行って参りました。

多聞館から湯殿山までは山形自動車道を利用して40分ほど。

平地では15度ほどだった気温も湯殿山では8度で、断続的に降る雨が冷たく突き刺さる感じでした。

ご神体の巨岩から湧き出るお湯の温かさがいつになくありがたく感じられました。

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湯殿山周辺ではすでに紅葉が始まっていました。

見頃は10月下旬頃でしょうか。 

でも、気候しだいではぐっと早まるかもしれません。

何よりも早すぎる降雪が心配です。

この秋に湯殿山参拝を考えていらっしゃる方には、お天気と相談されながら、早めのお出かけをお勧めいたします。

 

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2011年9月24日 (土)

羽黒山 幣立祭

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今日9月24日、羽黒山の斎戒所「斎館」において、「幣立祭(へいたてさい)」が行われました。

この行事は、羽黒山伏の最高位である「松聖」に選ばれた2名の山伏が、「冬の峰」と呼ばれる100日間の修行に入るにあたっての神事です。

斎館の門前には位上・先途の両松聖の名を記した梵天が高々と掲げられていました。

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CIMG1140 斎館の広間には、位上・成田雄真、先途・勝木正展の両松聖をはじめ、神社関係者、歴代の松聖、若者頭などが集まって、厳粛な中に神事、そして盃事が行われました。

私も上町当番町の若者頭として参列し、謡の奉仕をして参りました。 

 

 

 

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お二人の松聖は今日から50日間は自宅で、その後の50日間は斎館に篭って、精進潔斎しながら、ひたすら勤行などの修行を続けられ、大晦日の「松例祭」で満願を迎えられます。

お二人の行のご無事、満願成就を心よりお祈り申し上げます。

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2011年9月22日 (木)

山形のお米、安全です。

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山形県は19日、県内231地点で実施したコメの放射性物質検査の結果、放射性セシウムが全地点で「不検出」だったと発表しました。

この検査結果を受けて、これまで出されていたコメの出荷自粛要請は県内全域で解除されました。

翌20日には、山形県に続き秋田県でも同様の検査結果が発表され、米の出荷自粛要請が全県で解除されたそうです。

検査の結果、基準値以上の放射性物質検査結果が出れば、対象となった生産農家だけでなく、その地域の米は全て出荷停止になるということでしたから、全ての生産農家、関係者の皆さんはほっとされたことでしょう。

山形県産ブランド米の「つや姫」などの晩生(おくて)品種についての検査はこれからですが、早生(わせ)と中生(なかて)品種ではひとまず安全が確認されたことで、23年度産新米の販売に勢いが付くことを期待したいです。

一部では米の買占めや買いだめが行われているとも聞きますが、米どころで次々と安全宣言が出されていますし、備蓄米も十分あることですから、そんな心配は無用でしょう。

それよりも、安全が確認された東北をはじめ東日本の米を根拠無く避けるような消費者心理の方が心配です。

丁寧な検査と情報公開、それをもとに的確な判断が出来る消費者の賢さが求められます。

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多聞館で使っているのは地元庄内産のお米のみ。

10月中には新米に切り替わります。

お客様には安全で美味しい庄内米をたくさん召し上がっていただきたいと思います。

 

 

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2011年9月14日 (水)

初秋の月山

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今日は妻とふたりで初秋の月山に行ってきました。

この夏は、先達を務める機会が無かったので、月山山頂への登拝は5月の「春山代参」以来です。

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今日の月山は雨は降らなかったものの、終始濃いガスに包まれていて、なかなか眺望は晴れませんでした。

それでも、参道周辺の草花からは秋の気配が伝わってきました。

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モミジやカエデ、ナナカマドにエゾオヤマリンドウ・・・。

また、夏の名残を残してわずかに咲き残っている花 もありました。

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今日伺ったところでは、月山山頂の月山神社は9月20日頃まで、頂上小屋・仏性池小屋(9合目)は9月25日頃まで、8合目の御田原神社(中の宮)は9月いっぱいまでで閉じるようです(正確な情報は各施設にお問い合わせください)。

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山全体が紅葉に染まって・・・といくまでにはもうしばらく時間がかかりそうですが、月山は夏から秋へと、その装いを大急ぎで変えつつあるようです。

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2011年9月 2日 (金)

秋の峰終わる

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出羽三山神社が主催する「羽黒派古修験道」の「秋の峰」に参加されていた160名ほどの山伏たちが、7日間の修行を終えてきのう帰ってきました。

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多聞館から送り出したおふた方も無事満願成就されて戻ってこられました。

昨夜はゆっくりとお風呂に入られた後、久しぶりの魚肉とお酒を召し上がっていただきました。

今年の峰入りはお天気にも恵まれて、おふたりとも満足いく修行が出来たと喜んでいらっしゃいました。

手向のあちらこちらの宿坊でも、同じように満願成就を祝う酒宴が遅くまで繰り広げられていたことでしょう。

秋の峰入りが終わると、羽黒の里手向(とうげ)はかけあしで秋色に染まっていきます。

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2011年8月31日 (水)

出峰~秋の峰終わる

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羽黒山正善院荒澤寺が主催する「羽黒派修験道」に参加されていた山伏たちが、7日間の修行を終えて手向の町を下っていきました。

峰入り中、天気の大きな崩れもなく、いい修行ができたことでしょう。

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明日は出羽三山神社が主催する「羽黒派古修験道」の「秋の峰」に参加されている山伏たちが山を出てきます。

今夜はその修行のクライマックスとも言える「柴燈祭」が羽黒山山頂の蜂子神社前で行われます。

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