地域情報 Feed

2018年8月25日 (土)

羽黒修験秋峰修行始まる

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本日(8月25日)より、羽黒山荒澤寺正善院が主催する「羽黒修験秋峰修行」が始まりました。

7日間に渡り、羽黒山中の荒澤寺に籠もりながら、山掛けなどの『十界修行』を通して『擬死再生』を果たし、『即身成仏』の山伏となることをめざします。

一行は黄金堂での梵天投じの後、法螺を立てながら荒澤寺をめざして門前町手向(とうげ)を進んでいきました。

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今年はまだまだ猛暑が続いている一方、雨の降り方も予断を許しません。

参加されている皆様の無事の満願成就をお祈りしております。

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2018年7月17日 (火)

梅雨明けて、3連休過ぎ・・・

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ここ羽黒では7月15日には例大祭の花祭り、その前日には子供神輿のパレードが行われました。

海の日を含む3連休の忙しさに追われていた間に、ここ東北南部も梅雨明けしていました。

気象庁の発表では梅雨明けは7月14日頃で、平年より11日も早かったようです。

集中豪雨が甚大な被害をもたらした西日本とは反対に、ここ羽黒では梅雨の間も雨らしい雨がほとんど降っておらず、今後の水不足が心配されます。

とはいえ、予報ではこれからしばらくは晴天の日が続き、夏山にとってはもってこいの気象条件となりそうです。熱中症対策に留意されながら、高山植物の咲き乱れる月山にどうぞお越しください。

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2018年6月10日 (日)

梅雨入り

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気象庁の発表によると、山形県を含む東北南部が今日、梅雨入りしたと見られるそうです。

平年より二日、去年より二十日早い梅雨入りだということです。

今年は春以降、比較的雨の少ない日が続いていたので、植物にとってはこれからの雨が待ち遠しいのかもしれません。

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羽黒山では国宝五重塔が公開され、湯殿山と羽黒を結ぶシャトルバスも週末ごとに運行されています。

庄内三十三観音のご開帳も連日、多くの参詣者でにぎわっています。

日々、緑色増すこの季節、ぜひ、庄内、羽黒の地をお訪ねください。

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2018年5月30日 (水)

湯殿山シャトルバス運行決定!

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昨年に引き続き、湯殿山と羽黒山、鶴岡駅を結ぶシャトルバスの運行がようやく発表されました。

運行日は、湯殿山開山時期(6月1日~11月3日)の土、日、祝日に加え、今年は7月30日~8月20日までの毎日運行されることになりました。

昨年、路線バスの廃止に伴い、急遽決まったシャトルバスの運行でしたが、予想以上に多くのお客様にご利用頂き、そのニーズの高さが実証されました。

「日本遺産・出羽三山生まれかわりの旅」にとってきわめて重要な交通手段の実現です。

今年も多くの皆様のご利用をお待ちしております!

湯殿山シャトルバスの詳細は → こちら

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2018年4月29日 (日)

祓川普請'18

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4月29日、今年も恒例の祓川普請に参加して来ました。

羽黒山の門前町手向(とうげ)地域の住民が総出で、羽黒山参道や地域内の道や水路などの清掃を行う伝統行事です。

10の区域に分けられた参道を、それぞれの集落が受け持って清掃を行います。

Sdsc01841 下長屋町の受け持ちは二の坂の上から三の坂の下まで。平坦ながら距離の長い区域です。

参加者の減少と高齢化のため、作業時間が年々長くなっているようです。

連休中日とあって多くの参拝のお客様が行きかう中、昼前までかかって受け持ち区域の清掃を終えました。

Sdsc01848 終了後には、きれいになった石段を下り、昨日から始まった御開扉で賑わっている国宝の五重塔を横目に見ながら集落に戻り、泥が堆積した用水路の清掃なども行いました。

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今年、羽黒山の参道を掃除していて気付いたことですが、通りがかる参拝客の方々から、例年だと「おはようございます」とか、「ご苦労様です」とお声を掛けていただいているのですが、今年はそれ以外に「ありがとうございます」というお声を多く頂きました。

「ありがとう」という感謝の意をこめた言葉を見ず知らずの私達に対して自然に掛けることができるということにちょっと感動しました。

何百年に渡り、神を祀り、仏を崇めてきたお山の空気が人々の心に働きかけているのかもしれません。

皆さまもぜひ、このお山の空気に触れてみてはいかがでしょうか。

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2018年4月24日 (火)

神参り、仏参り

S100cimg3342(羽黒山三神合祭殿)

今週末から始まるゴールデンウィーク。

ここ出羽三山、羽黒山地域でも価値ある観光情報が盛りだくさんです。

 

〈国宝羽黒山五重塔御開扉、秘仏公開〉

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国宝羽黒山五重塔の内部が国宝指定以来始めて公開されます(拝観料 ¥500)

また、羽黒山山頂では羽黒三所大権現の秘仏が公開されます(拝観料 ¥300)

期間 4月28日(土)~11月4日(日) 8時30分~16時30分

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〈湯殿山本宮参拝開始〉

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(湯殿山大鳥居)

冬の間、閉鎖されていた湯殿山本宮は、4月28日(土)から参拝が可能となります。

※天気等により、変更となる場合もあります。

 

〈庄内三十三観音霊場御開帳〉

「庄内33観音」の画像検索結果

300余年の歴史を持つ庄内札所・庄内三十三観音霊場が御開帳されます。

期間 平成30年5月1日(火)~10月31日(水)

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庄内に引き続き、来年は置賜三十三観音、再来年は最上三十三観音が御開帳となり、合わせて「やまがた出羽百観音御開帳」となります。

庄内三十三観音霊場公式ホームページ→こちら   

やまがた出羽百観音ホームページ→こちら

 

〈手向地域・春山代参、坂迎え〉

Cimg0405 5月4日未明から、羽黒山の門前町「手向(とうげ)」地域の氏子代表が残雪多い月山に登拝し、山の神を里へとお連れし(「春山代参」)、これを里人が出迎える(「坂迎え」)行事が5月5日の早朝、手向の各集落において催行されます。手向の里に本格的な農作業の始まりを告げる行事でもあります。Cimg0447

 

明治の神仏分離まで羽黒山は神仏習合のお山。

羽黒山に限らずとも神仏といい、寺社と呼び、全てに手を合わせ、祈りを捧げてきたのが日本人の自然な営みでした。

ここ庄内・羽黒で今一度、自然に立ち返った祈りに触れ、自分らしい祈りを捧げてみませんか。

Cimg8962_2(羽黒山正善院黄金堂)

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2018年3月17日 (土)

羽黒一小 最後の卒業式

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今日3月17日、鶴岡市立羽黒第一小学校(土井浩貴校長)では第53回卒業証書授与式が行われました。

卒業を迎えた6年生は13名。校長より卒業証書を受け取った後、壇上で一人一人が将来の夢を宣言しました。

最後に渡された卒業証書は第1389号

この春で「手向学校」、「大東学校」から連なる144年の歴史を閉じる羽黒第一小学校最後の卒業証書番号です。

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式辞や祝辞の後は、恒例の全校児童による「別れの言葉」です。

その中で歌われた在校生による「大空がむかえる朝」、卒業生による「旅立ちの日に」、全校児童による「きずな」。それぞれに素晴らしい合唱でした。そして、特に印象的だったのは、1年生も2年生も3年生も・・・。多くの在校生達が卒業生に向き合いながらぽろぽろと涙を流していたことです。なんて心優しい子ども達なのだろう!なんて素敵な6年生だったのだろう!

思わずもらい泣きしてしまいました。

4月から、13名の卒業生は「羽黒中学校」へ、そして在校生達は羽黒二小と統合する「羽黒小学校」へと通います。

新しい学校でも、元気な歌声と、優しい心をさらに育んでいって欲しいと願っています。

13名の羽黒一小最後の卒業生のみなさん、卒業おめでとう!

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2018年1月29日 (月)

冬、本番

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鶴岡市の友好都市である東京都江戸川区で27日(土)に開催された「江戸川寒鱈まつり」。

何十年ぶりとかいう低温と強風の中、何とか用意したごま豆腐を売り切ることができました。
出羽三山精進料理プロジェクトとしては4回目の参加となりましたが、顔を覚えてくださっているお客様や、ごま豆腐や販売商品を楽しみにしてお越しになったというお客様もいらっしゃり、暴風雪の中、上京した甲斐がありました。

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軽くなった荷物をトラックに積み込んだ後は、浅草の商業施設でプロジェクトの研修を行い、そのまま慰労と懇親の宴へ。

いつもながら、楽しくにぎやかな時間を過ごしました。

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翌28日(日)、山形市内での「日本遺産シンポジウム」に参加し、2日半ぶりに手向(とうげ)に帰ってみると・・・

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かなりヘビーな雪景色になっていました。

今日の午前中、駐車場の除雪をしましたが、2時間たっぷりかかってしまいました。

そろそろ屋根の雪もおろし時です。

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雪と真正面から向かい合う日々。雪国の冬本番です。
雪国の皆さん、頑張りましょう!

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2017年11月15日 (水)

松の勧進はじまる

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今日11月15日より、出羽三山神社の「松の勧進」が始まりました。

これは、大晦日から元旦に掛けて羽黒山山頂で行われる「松例祭」の経費に充てる浄財を集めるために、羽黒山伏達が庄内一円を勧進して回るものです。

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今日は「冬の峰」と呼ばれる100日間の山伏修行の最中にある松聖のお二人(位上・奥井信満、先途・生田清畝)が小聖と呼ばれる山伏を従えて、手向内の末社・摂社をお参りして回りました。

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同時に、松聖の委任を受けた山伏達が家々を回り、お札を渡しながら、浄財を集めていきました。

この松の勧進は、年末まで庄内一円で行われます。

勧進に回る山伏たちの吹き鳴らす法螺の音は「日本の音風景100選」にも選ばれています。

庄内の冬の風物詩、松の勧進の始まりです。

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2017年10月22日 (日)

羽黒一小学習発表会

Sdsc01471 今日は、ご案内を頂き、鶴岡市立羽黒第一小学校の「学習発表会」に行ってきました。

都合で後半の4,5年生と6年生の発表だけを見せていただきました。

4,5年生の発表は羽黒山の三大祭をテーマにした劇「羽黒の祭りに願いをこめて」~先人達から受けつがれ~。

花祭り、八朔祭り、松例祭それぞれが古からの五穀豊穣の願いがこめられた祭りであるということをベースに、祭りにかかわる大人たち(児童の家族でもある)にそれぞれの祭りへの思いを語らせるという構成でした。そしてその思いを受け、自分たちがそれを受け継いでいかなければ、という責任感と、自分たちがしっかりと受けついでいこう、という決意が劇中で宣言されていて、なんとも頼もしく心強く感じました。

Sdsc01481 最後の6年生は、劇「我が誇り、羽黒第一小学校」~『大東小学校』144年の架け橋~。

明治新政府の学制発布を受け、明治7年に開設された「手向学校」に始まる144年間にわたる学校の歴史を、重要な転換期を中心に描いた劇でした。

学校、教育というものに対する手向地域の意識の高さ、歴史的な転換期における苦悩、それを乗り越え発展させる言動力となった地域の力・・・。「大東」144年間の歴史をしっかりと理解し、表現してくれていました。Sdsc01477

実は私も、この劇創りの参考になればと、先月、母校の歴史について6年生にお話させていただく機会を頂いたのですが、そこで一番伝えたかった「羽黒第一小学校のアイデンティティ」ということを彼らなりに感じ取ってくれていたと実感しました。

Sdsc01478私の授業ではこの、学校のアイデンティティは、あなた自信のアイデンティティ形成にとってかけがえのない影響を与えているんだよ、ということまで理解してほしかったのですが、それはいずれ何かの機会に感じ取るものなのかもしれません。中学校や高校に進学したとき、故郷を離れたとき、就職活動のとき、親となったとき・・・。

そして、そのときにはきっと、羽黒第一小学校で過ごしたということが、自信となり、新たな力となることと信じます。

Sdsc01484 羽黒一小は来春の統合が決まっており、これが最後の学習発表会となりました。

最後の卒業生となる6年生、統合後の羽黒小学校に通う4,5年生。いずれも羽黒一小のアイデンティティ形成にしっかりと関わり、そして育まれている、と確信した学習発表会でした。

※鶴岡市立羽黒第一小学校の閉校記念行事は11月11日(土)に開催されます。

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