羽黒山松例祭~松の勧進始まる
今日11月15日、羽黒山の門前町手向(とうげ)には山伏たちが吹くほら貝の音が鳴り渡っていました。
大晦日に羽黒山山頂で行われる「松例祭」を賄う浄財を募る「松の勧進」の始まりです。
今日は百日行(冬の峰)に臨んでいる位上・先途の両松聖が小聖を従え、手向の神社などをお参りして回りました。並行して他の山伏たちが家々を勧進して回りました。
この松の勧進は庄内一円で年の暮れまで行われます。
今日11月15日、羽黒山の門前町手向(とうげ)には山伏たちが吹くほら貝の音が鳴り渡っていました。
大晦日に羽黒山山頂で行われる「松例祭」を賄う浄財を募る「松の勧進」の始まりです。
今日は百日行(冬の峰)に臨んでいる位上・先途の両松聖が小聖を従え、手向の神社などをお参りして回りました。並行して他の山伏たちが家々を勧進して回りました。
この松の勧進は庄内一円で年の暮れまで行われます。
11月7日(土)、多聞館駐車場において、手向(とうげ)上町の若者らによる「大松明づくりの練習」が行われました。
この大松明は、大晦日に羽黒山山頂で行われる「松例祭」において重要な意味を持つもので、12月30日に上町・下町の若者らがそれぞれ作るものです。
今回の「練習」は毎年この時期恒例の行事です。
綱と縄、萱やわらを使って、2時間ほどをかけてツツガムシを模した大松明を作り上げました。
完成後、一同が大松明に向かって、松例祭本番での作業の安全等を祈願しました。
そしてこの夜には市内の旅館において、「付き合い」とか「土洗い」と呼ばれている親睦会が行われ、大いに盛り上がりました。
来週15日からは松例祭を賄う浄財を勧進する「松の勧進」も始まります。
松例祭の足音がどんどん近づいてきています。
羽黒山方面から月山に至る県道月山公園線・通称「月山道路」について、4合目のゲートが本日をもって冬季閉鎖されました。
1合目のゲートは11月4日の15:00に閉鎖される予定です。
通行の再開は例年、6月下旬です。
詳しくは山形県のHPでご確認ください。
⇒ http://www.pref.yamagata.jp/doro/index.html#list-touki-top
去る10月17日土曜日、お客様を案内して晩秋の羽黒山山頂に行ってきました。
抜けるような青空が広がり、日差しには暑ささえ感じるようなお天気でした。
お客様は市内の小学校の4年生の親子。1/2成人式を記念しての羽黒山登山と山伏に案内されての昇殿参拝、その後多聞館に移動して精進料理での直会(なおらい)という一日を過ごされました。
羽黒山山頂は紅葉の盛りを迎えていて、夏とはまた違った彩でした。
三神合祭殿の屋根の修繕も降雪を前に一区切りなのでしょう。足場を撤去する作業が行われていました。
御本殿脇の蜂子神社や厳島神社はすでに雪囲いが始まっていました。
また、9月24日の幣立祭以来、百日の行(冬の峰)に入られている松聖のお二人の姿も拝見できました。
この日は偶然、御本殿で結婚式を挙げられる方たちにも遭遇。児童たちと一緒に幸せのおすそ分けをいただいたような気分でした。
徳川家康公の没後400年を記念して春以来行われてきた羽黒山東照社の御開扉・御尊像の公開は10月末までの予定です。
晩秋の羽黒山に、ぜひいらっしゃいませんか?
昨日9月24日、羽黒山山中の斎館において、幣立祭(へいたてさい)が行われました。
幣立祭は、「冬の峰」と呼ばれる百日行にのぞむ位上と先途の二人の松聖の行入りの神事です。
早朝、斎館の門前にはすでに両松聖の山伏名を記した梵天が高々と掲げられていました。
斎館には神社関係者のみならず、歴代の松聖たち、松例祭関係者も参集し、神事にのぞみました。
神事の後は祝宴に入り、今年の松聖を務める位上・太田秀廣さんと先途・大川深匠さんが参列者一人一人に挨拶をして回りました。
両松聖は前半50日間は自宅で、後半50日間は斎館に参籠して修行に励まれます。
そして大晦日に羽黒山山頂で行われる松例祭で満願を迎えることになります。
月山9合目の「仏生池小屋」の主より、以下の情報提供がありました。
・月山の紅葉は9合目の先「おもわし山」が盛りだそうです。
・晴天の日の朝は気温が5℃ほど、日中でも10℃にならないそうです。
したがって、十分な防寒対策が必要です。
・9合目「仏生池小屋」は9月23日までの毎日に加え、10月12日までの毎週末も営業するそうです。紅葉時期の月山登山にとっては頼もしい味方となってくれることでしょう。
月山の紅葉はこれから駆け足で山を下ってくることでしょう。十分な準備をされたうえで、清々しい景色を存分にお楽しみください。
※月山八合目行きの路線バスは9月の土、日、祝日のみの運行です。
入峰以来7日間の修行に励まれていた羽黒派修験道、羽黒派古修験道の「秋の峰」参加者たちはそれぞれ、8月31日、9月1日に出峰し、門前町手向(とうげ)の里を下って行きました。
今年の峰入り中には大きな天候の崩れもなく、入峰者たちも満足いく修行ができたのでしょう。皆さん明るい表情で下って行ったように感じました。
羽黒派修験道の一行が羽黒山を下る8月31日は、羽黒山山頂において出羽三山神社の八朔祭が催され、日中には学童相撲や剣道大会、芸能などが奉納されました。
夜には出羽三山の開祖蜂子皇子を祀る蜂子神社の例大祭と、羽黒派古修験道秋の峰のクライマックスともいえる柴燈祭、そして五穀豊穣を祈願する田面祭が斎行されました。
柴燈祭では、158人すべての山伏の名が一人一人呼び上げられた後、護摩壇の柴燈に火が入れられ、その火を囲んで「火箸行事」などの神事が行われました(画像が暗くて済みません)。
ふたつの「秋の峰」は、単に出羽三山、手向の風景としてではなく、その信仰や伝統の中核を担うものです。それを支えていらっしゃる入峰者、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
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