昨日の羽黒山荒澤寺正善院が主催する羽黒派修験道に続き、今日は出羽三山神社が主催する羽黒派古修験道の「秋の峰」が始まりました。
164名の入峰者たちは雨の中、法螺を鳴らしながら門前町手向(とうげ)を上っていきました。
沿道では手向の住民たちが無事を祈りながら見送るのが恒例です。今日は地元の羽黒1小の児童たちも見送りに加わっていました。
秋の峰の最後の夜となる8月31日には、羽黒山山頂において八朔祭、蜂子神社祭、そして柴燈祭が斎行されます。
今年の峰入り期間中は雨が多そうですし、台風10号の襲来も心配されます。
入峰者の皆さんのご無事と満願成就をお祈りいたします。
昨日フェイスブックで、月山9合目の「仏生池小屋」の水を汲み上げるポンプが壊れてしまった!との記事を見て、これは大変!ということで、今朝からにわかに水汲みのお手伝いに押しかけました。
昔から、月山の山小屋は水の重要性から、清流(沢)の近くに小屋を構えているところが多かったのですが、頂上や9合目などでは地理的にそれが難しく、夏の遅い時期まで雪渓が残る場所の近くに小屋を構えてきました。

近年は、雪解けの清流を(軽油を利用した)ポンプで小屋まで汲み上げて日常の用に当てているのですが、そのポンプが故障したとなると人力で水を運び上げるしかありません。夏山のピークにあっては一大事です。
月山仏生小屋の水場は、小屋から少し離れたところから、急峻な雪渓を200メートルほど下った岩場です。
そこで20リットルのポリタンクに水を汲み、背負って運び上げます。
小屋主の工藤君はそのポリタンクを2つ積み重ねて運んでいます。
私は1個だけ。それでも20キロの水はずっしりとした重さです。
一度の運搬におよそ30分。途中に休憩も入れながら、10往復200キロの水を運びました。
工藤君は40キロの水を同じくらいの回数(それ以上に?)運んでいました。
彼はその合間に山小屋の通常営業や公衆トイレの管理もこなしているのですから、本当に大変です。
運び上げた水は小屋裏にある2000リットル(!)のタンクに入れていきますが、工藤君と私の一日がかりの仕事でも、まだ8割ほどまでしかたまっていません。週末の使用に間に合うか、工藤君がいつまで、あの辛い雪渓を毎日何往復もしなければならないのか、気がかりです。
もちろん、仏生池小屋は通常通りの営業を行っていますが。
日の傾きかけたころ、一日いい汗をかいた心地よさとともに、これから最盛期を迎える山小屋の水の心配を引きずりながら仏生池小屋をあとにしました。
背後からは工藤君の習いたての法螺貝の音が見送ってくれました。

※私の背負子とスパイク付長靴(L)を小屋に預けてきました。
ポンプ再稼働までの間、水汲みのボランティアの可能な方、仏生池小屋(工藤純平君)にご連絡をお願いします。
明日7月15日の出羽三山神社の花祭を前に、今日は午後から子供みこしの巡行が行われました。
稲の花を模った造花などで飾り付けられた各集落の神輿が随神門前に勢ぞろいし、法螺を鳴らす山伏を先頭に、小中学生によって担がれて手向(とうげ)の町を巡行していきました。
その後、各集落に帰った子供たちは神輿を担いで家々を回り、「おきもち」をいただきます。
それが昔も今も、手向の子供たちにとっての楽しみです。
明日は花祭本番。
羽黒山山頂では早朝から様々な芸能の奉納が行われ、11時からの神事に引き続き、最も盛り上がりを見せる神輿と献灯の巡行が行われます。
優雅と勇壮が混在する珍しい祭りです。
ぜひ、見学にお越しください。
2016年も国宝羽黒山五重塔のライトアップ・夜間参拝が実施されます。
日程は以下の通りです。
[7月]
16(土)、17(日)、18(祝・月)、23(土)、24(日)、30(土)、31(日)
[8月]
6(土)、7(日)、11(祝・木)、12(金)、13(土)、14(日)、15(月)、20(土)、21(日)、27(土)、28(日)
[9月]
3(土)、4(日)、10(土)、11(日)、17(土)、18(日)、19(祝・月)、22(祝・木)、23(金)、24(土)、25(日)
[10月]
1(土)、2(日)、8(土)、9(日)、10(祝・月)
※荒天時、中止の場合あり
時間 日没より21:30まで
中学生以上おひとり様につき¥200の協力金をお願いいたします。
日中とは全く異なった魅力を放つ国宝羽黒山五重塔に、ぜひ足をお運びください。
羽黒山正善院黄金堂(国指定重要文化財)と於竹(おたけ)大日堂の、およそ2年間にわたる改修工事が完了し、本日、めでたく落慶法要が営まれました。
法要は境内に参集した200名近い関係者、檀徒、信者が見守る中、正善院の島津慈道住職をはじめ、羽黒修験の山伏たちや東北三十六不動尊の僧侶たちによって盛大に執り行われました。
法要の中では、回向柱開眼法要や、東北三十六不動尊霊場「御砂踏み」も行われ、ありがたい体験をさせていただきました。
平成の大改修を終えた黄金堂内には出羽三山大権現が、また、於竹大日堂には於竹大日如来像が安置されました。
この秋(9月25日~10月30日)には、それぞれの秘仏の御開帳も予定されています。
出羽三山をお参りされる際には、ぜひ、黄金堂、於竹大日堂にお参りください。
羽黒山方面から月山8合目駐車場に至る県道月山公園線は、冬期間閉鎖されていましたが、
6月17日10:00から通行が再開されます。
急なカーブが連続し、道幅の狭い個所もありますので、注意して通行してください。
なお、羽黒山山頂を経由する月山8合目行きの路線バスは7月1日の月山開山祭からの運行です。
「花の山月山」へぜひ、お越しください!
今年も鈴の音を鳴らしながら、白装束の一行が羽黒山の門前町手向(とうげ)に帰ってきました。
手向の各集落の代表者たちが月山に登り、山の神を里へと迎える恒例の行事「春山代参」が昨日5月4日に行われ、今日5日はその代表者(「御行様」=おんぎょうさま)を各集落で出迎える「坂迎え」が行われました。
昨日の月山は台風並みの強風が吹いていたとのこと、御行様たち、それに同行してサポートに当たった地元山岳捜索隊の皆さんのご苦労は大変なものだったことでしょう。
私たちの集落では住民総出で清水、大川の両御行様を出迎え、烏崎稲荷神社において春山代参の報告を受けた後、神前に祝詞を奏上していただきました。
その後は多聞館で用意させていただいた定番の料理とお神酒をいただきながら、御行様の労をねぎらいました。
午後からは御行様たちには春山代参の反省会(直会)で、多聞館をご利用いただきました。
昨日の身体的ダメージが残っている方も少なからずいらっしゃったようでしたが、皆さん大役を果たした安堵の酒に酔いしれていたようでした。
御行様たちによって迎えられた山の神に見守られながら、ここ羽黒の里でもしだいに農作業が忙しくなっていきます。
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