出羽三山 Feed

2011年5月 6日 (金)

春山代参、坂迎え

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5月4日未明から、手向地区の恒例の行事「春山代参」に参加し、月山~湯殿山、そして羽黒山を参拝してきました。

「御行様」と呼ばれる各集落を代表する行人達10名ほどに、地元の山岳救助隊の隊員達10名ほども訓練として同行しました。

例年よりも残雪が多く、除雪作業が遅れているため、登山道の3合目から上り始めることになりました。

天候は穏やかで上々の出だしでした。

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雪が多いため、登山道に関係なく、雪の上をまっすぐに上っていくので、時間はかかりませんが、足には結構応えました。

途中、5合目あたりでご来光を拝み、6合目の避難小屋では小休止。

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そこからは急坂が続き、いっぱいいっぱいの状態で7:00に8合目の参籠所に到着。

ここでは昨日から神社職員の方々が出迎えの準備をしていてくださいました。

中の宮を参拝後、御神酒と温かいお汁をいただきながらの朝食で、体力も回復して出発しました。

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その後も雪の急坂を、弥陀ヶ原、一の岳、仏生池、大峰・・・と上り続けました。

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9合目を過ぎた辺りから雲行きが怪しくなり、風が強まってきました。

顔には冷たいあられが吹き付けてきました。

視界も悪く、ときには立ち止まることもありましたが、11時過ぎには頂上に到着できました。

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屋根だけが出ている月山本宮に灯明と酒を供え、行人一同でご祈祷しました。

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 (つづく)

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2011年5月 3日 (火)

精進潔斎~春山代参

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手向(とうげ)地区に古くから伝わる行事に「春山代参」というものがあります。

これは手向の各集落の代表者がまだ雪の多く残る早春の月山に上り、山の神を里に迎えるという行事です。

集落を代表して登拝する人たちは「御行様(おんぎょうさま)」とよばれ、山行きの数日前からは身を清め、穢れを慎み、肉魚を口にしないなど、精進潔斎してのぞみます。

また、その間朝夕には出羽三山の神々に見立てた御幣や掛け軸に向かって祈願します。

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今年は、私も春山代参者の一行に加わることになっています。

明日の登拝をまえに、今日は代参者全員(21名)が早朝の三神合祭殿に集まり、祈願をした後、団長や山先達などの役員を選出し、明日の登拝についての打ち合わせを行いました。

今年は例年よりも残雪が多く、厳しい春山行になりそうですが、代参者全員が無事に務めを果たしてくるように気をつけて行って参ります。

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2011年4月29日 (金)

羽黒山参道掃除~祓川普請

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今日は冷たい雨が降る中、ここ手向(とうげ)の氏子が総出で羽黒山参道の掃除と道路・水路などの改修をする「祓川普請」が行われました。

早朝から氏子達は羽黒山に向かい、10に分けられたそれぞれの受け持ち区域を掃除しました。

途中の五重塔周辺にはまだ残雪がありましたが、思っていたよりは少なかったです。

私の地区(下長屋町)の受け持つ二の坂上から三の坂下には全くありませんでした。

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杉や雑木の落ち葉、枯れ枝を熊手や竹ホウキなどで掃除すること約2時間。

参道は見違えるようにきれいになりました。

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帰る頃には雨も上がり、石段は洗われたように光っていました。

二の坂の茶屋も営業が始まっていました。

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一の坂の上の桜は今が見頃です。

きれいになった羽黒山にぜひお参りにいらっしゃいませんか?

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2011年1月31日 (月)

NHK「聖地とは何か」今夜放送。

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今夜22時25分から、NHK教育で新番組「極める!千住明の聖地学」が始まります。

作曲家の千住明さんが日本各地の聖地を訪ね、そこに秘められた歴史や文化を極めるという全4回のシリーズです。

初回の今夜は、『聖地とは何か』と題し、千住さんが京都大学こころの未来研究センター教授で、宗教学が専門の鎌田東二さんとともに、ここ出羽三山を訪れるそうです。

鎌田さんによれば、出羽三山(月山・羽黒山・湯殿山)は「聖地の条件をすべて備える、代表的な場所」なのだそうです。

聖地とか秘所とか霊地とか、あるいはパワースポットとか・・・。

そんな言葉が軽々にもてはやされる昨今ですが、番組の中で「聖地」がどのように定義され、出羽三山がどのように捉えられるのか、楽しみです。

みなさんもぜひ、ご覧ください。

番組HPは⇒こちら

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2011年1月 1日 (土)

羽黒山松例祭 

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皆様、明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

大晦日から元旦にかけて羽黒山山頂で行われた松例祭は、全国各地で強い寒波の影響が出ていたにもかかわらず、奇跡的に穏やかな天気に恵まれました。

 

 

 

 

 

前日に造った「大松明=ツツガムシ」を切り刻んで作った「切り綱」をまく神事にも大勢のお客さんが集まりました。

最後には恒例の相撲で決着をつける場面も見られました。

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「補屋(しづらや)」ではホウキの実のおにぎり(親玉)などが振る舞われました。

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若者頭たちの「見せ場」でもある「綱さばき」、今年もかなり飲みました・・・。

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砂はき行事、験縄行事・・・(写真がブレまくりですみません)、

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クライマックスの「大松明引き」(終了後)、

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メイクアップした松打さん、

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国分け神事、火の打替え神事、

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昇神祭、にしの寿司、

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位上、先途のおふたりの松聖さんは百日間の勤行(「冬の峰」)を終えられ、若者頭たちを伴って50日ぶりに我が家へと戻られました。

元旦には手向のあちらこちらで、「引き綱」を家の軒下に飾っている若者達の姿が見られました。

手向ではこれからしばらく、松例祭に関わる祝宴や会合が続きます。

松例祭の余韻を残しながら、手向の新年はゆっくりと明けていきます。

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2010年12月30日 (木)

羽黒山松例祭・大松明まるき

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本日は、大晦日に羽黒山山頂で行われる「松例祭(しょうれいさい)」で焼き払われる「大松明(おおたいまつ)」を作る行事「大松明まるき」が行われました。

この大松明は害虫のツツガムシを模したもので、悪鬼、邪悪の象徴といわれます。

早朝、羽黒山の斎館に40人ほどの若者達が集合。

神事のあと、上と下に分かれて大松明の部材となる綱、網、簾などを山頂まで担ぎ上げました。

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重いものでは80キロもあります。

積雪で足元も悪い山道を次々に担ぎ上げていく様子には、手向の若者達の心意気を感じます。 

全ての部材を担ぎ上げたあと、午前中は若者衆と頭集に分かれて、それぞれの作業に当たりました。

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昼食後は全員が庭上(ていじょう)とよばれる三神合祭殿前の広場で大松明の組立作業に当たりました。

上町と下町とが仕事の早さと出来栄えを競い合いつつ、それぞれに立派な大松明が完成しました。 

 

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大松明が完成すると、松聖、小聖、松打の出座を待って、「松の礼」「榊供養」とよばれる行事が行われました。

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今日造られた大松明は、明日の午後に切り刻まれ、その一部は「切り綱」としてまかれて一般のお客さんが奪い合います(「綱まき神事」午後3時~)。

夜にはツツガムシの蘇りを象徴する小さめの大松明が造り直され(「まるき直し」午後6時頃)、その後全ての若者達によって引き出され、燃やし上げられます(「大松明引き」午後11時頃)。

その際に大松明のどの位置に引き綱をつけるかを、若者頭たちが酒を酌み交わしながら交渉する「綱さばき」(午後7時頃~)も見ものです。

松例祭全体についてのご案内は⇒「松例祭見学案内」をご参照ください。

多くの皆様のお出でをお待ちしております。

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2010年12月26日 (日)

羽黒山松例祭 網漉き行事

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暮れも押し迫った26日、羽黒山の斎館において、「網漉き行事」が行われました。

これは、羽黒山山頂に大晦日に行われる松例祭で造られる大松明(ツツガムシ)の主要なパーツとなる「網」と「簾」を作る行事です。

神事の後、八町の若者頭が上下二手に分かれて、一日がかりで作業に当たりました。

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今日作った網や簾、奉納された綱などは30日に斎館から山頂に担ぎ上げられ、大松明(ツツガムシ)へと造り上げられます。

その様子はまた、後日・・・。

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2010年11月15日 (月)

羽黒山「松の勧進」はじまる。

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今年も羽黒山の「松の勧進」を知らせる法螺貝の音が鳴り渡りました。

「松の勧進」は大晦日に羽黒山山頂で行われる「松例祭」を賄う浄財を募るために、松聖が小聖を従えて庄内一円を勧進して回るものです。

今日は冷たい雨が降る中、9月24日の「幣立祭」の日から百日の行(「冬の峰」)に入っている位上・大川英篤さん、先途・清水孝修さんのおふたりの松聖が小聖と傘持とともに手向の拝所を参拝して回りました。

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各家庭にも山伏たちが松聖の御神符を配りながら勧進して回りました。

この松の勧進はここ手向からはじまり、12月下旬まで庄内一円で行われます。

皆様のご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

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2010年11月 6日 (土)

松例祭「大松明まるき」練習&土洗い

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今年も大晦日に羽黒山山頂で行われる「松例祭」が近付いてきました。

(松例祭の概要にについては⇒こちら「羽黒山松例祭~見学案内」をご参照ください。)

松例祭では「悪鬼・邪悪」の象徴として「ツツガムシ」を模した大松明が切り刻まれて焼き払われます。

今日はその大松明を造る「練習」が行われました。

従来は、八つの町それぞれで練習が行われていましたが、担い手となる若者の減少を受け、下(しも)四町は数年前から、そして上(かみ)四町は今年から合同で行うことになりました。

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午前9時から多聞館の駐車場に上町の若者達が集まり、藁、綱、網、簾を使って実物の二分の一サイズの大松明(ツツガムシ)造りにとりかかりました。

また、今年から始めて参加する若者たちは縄の結び方なども教わります。

およそ2時間半ほどかかってりっぱな「ツツガムシ」が完成しました。

一同で祭りの成功を祈願し、神饌の大根とスルメを戴いて終了です。

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下町も今日の午後に練習を行なうと聞いています。

若者達はこのあと上町・下町それぞれで市内の温泉に集い、親睦を深めます。これは「土洗い」あるいは「付き合い」とよばれる昔からの行事です。

このような行事を通して、松例祭に参加する若者の気持ちも高まっていきます。

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2010年9月24日 (金)

幣立祭 

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今日9月24日、羽黒山の斎館において「幣立祭(へいたてさい)」が催行されました。

これよりより松聖とよばれるふたりの行者の百日行(「冬の峰」)が始まります。

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斎館の神前において、今年の松聖に選ばれた大川さんと清水さんをはじめ、神社関係者、歴代の松聖、若者頭らが参列して、厳粛に神事が行われました。

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松聖は今日から五十日間は自宅において、その後の五十日間は斎館に籠って行に励まれます。

そして大晦日に羽黒山山頂において行われる「松例祭」で満願を迎えます。

両松聖の行の無事をお祈り申し上げます。

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